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麒麟の翼 の商品レビュー

4.1

333件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    153

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2017/08/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 「私たち、お父さんのこと何も知らない」。 胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。 瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。 家族はその目的に心当たりがない。 だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。 父の命懸けの決意とは。 【感想】

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2017/07/16

シリーズとして読んでなくて、唐突に読んだ本でしたがそれでも面白かった。 次々と新たなモチーフや気づきが出てきて、目を離せなくなりました。 最後の最後が納得できないところもありましたが、水天宮の謎、容疑者、ああなるほどという感じでした。

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2017/05/29

結果、誰も幸せにはならなかった。でも、現代社会で起こりうる事件として考えると、実際に同様の事件が起きた時には、同様に誰も幸せにはならないだろう。誰も幸せにならない、不幸が癌細胞の用に連鎖することの教訓としては、非常に興味深かった。

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2017/03/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

終盤まで全く展開が読めませんでした。 水天宮が出てくることから息子の彼女が妊娠? とか全然見当違いなことを考えてました。 (著者のミスリードなのかもしれませんが) しかし良かれと思って人為事故を隠蔽した教師の決断によって 新たな悲劇が産まれてしまうという少し救いの無い物語。 救いを見出すとしたら亡き父の思いが息子に通じたところでしょうか。 あと事件の当事者たちが納得出来なかったら事件は終わりじゃない という加賀と松宮の姿勢は感動ものです。

Posted byブクログ

2017/01/15

加賀恭一郎シリーズ。 すでに映画化されていて、そちらを先に見ていたので、 結末ありきで読みましたが、やはり面白い。 映画では読み切れなかった細部のやりとりがよくわかりました。それと同時に映画の完成度の高さに驚かされました。 加賀恭一郎シリーズが益々楽しみになりました。

Posted byブクログ

2016/11/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加賀シリーズ第9弾。 胸を刺されたまま歩き、日本橋の中程で息絶えた男。 その男の所持品を持ち、交通事故に遭った男。 単純に思えた事件だったが、地道な捜査で辿り着いた真実は・・・。 序盤で事件の大筋がさくっと出てきたので、そんなわけはないだろうとは思ってましたが…結末は予想外のものでした。 驚いたと同時にショックを受けました。 悲しくて、哀しいですね。 それにしても加賀恭一郎という刑事は本当に魅力的な人物です。 その慧眼は松宮刑事も褒めてましたが、読めば読むほど、知れば知るほど好きになります。

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2016/11/23

感動的なラストシーンだ。 東野圭吾の、こういうヒューマニズムに溢れた小説は結構好きだ。 何より、救いがある。 ただ、もうちょっと欲を言えば、とばっちりを受けて死んでしまった彼も、事件全体に絡めて別の形で関わっていたら、さらに良かったと思うんだけど。 そこまで書けたら、もう完璧(...

感動的なラストシーンだ。 東野圭吾の、こういうヒューマニズムに溢れた小説は結構好きだ。 何より、救いがある。 ただ、もうちょっと欲を言えば、とばっちりを受けて死んでしまった彼も、事件全体に絡めて別の形で関わっていたら、さらに良かったと思うんだけど。 そこまで書けたら、もう完璧(笑)

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2016/11/03
  • ネタバレ

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加賀恭一郎シリーズ。 殺人事件と被疑者の周りと被害者の周りのお話。 そして、予想外の方向に転がってゆき、東野圭吾の得意の感じのお話へと変化する。 こういう話はやはり上手いなあと思う。 最近はシリーズ物が多い気もしてなんだかなあと思っていたりもするのだけど、クオリティは確かなので問題なしと言う感じか。 まあ、重そうな作品をパスしちゃう傾向があるからシリーズ物は悪い部分だけでもないとは思う。 加賀恭一郎はシリーズ物でもそれなりに重いしね。

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2016/09/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

日本橋の欄干にもたれかかる男を巡査が目撃する。男の名前は青柳武彦。彼の胸にはナイフが刺さっていた。瀕死の状態でここまで歩いてきて、力つきたようだ。その後、彼は病院で死亡してしまう。 加賀と松宮も参画して事件の捜査が始まる。その中、事件直後に若い不審な男(八島冬樹)が現場から逃走中にトラックにはねられ、昏睡状態に陥っていることが分かった。「彼が人殺しをするはずがない」と否定する恋人(中原香織)。しかし、彼の持ち物からは被害者が持っていた財布と書類鞄が発見される。そして、被害者とのある関係が浮上したことから、警察は不審な男を犯人と断定し裏付け捜査を進めてしまう。 一方、被害者が部長を務めていた会社で「労災隠し」が発覚し、その責任が被害者にあることが公になる。このことで被害者家族は一転して世間・学校からのバッシングにさらされてしまう。果たして、八島冬樹は真犯人なのか。被害者はなぜ瀕死の状態で日本橋まで歩いてきたのか。加賀と松宮はその真相に挑む。 かがしりーずであり、内容が深くてとてもよかった。全く気づかなかったところから事件が動き出して行きとても楽しかった。 また、人間の心情についても考えさせられて非常によかった。

Posted byブクログ

2016/08/13

加賀刑事の慧眼に敬服。映画版も観ました。加賀刑事役は阿部ちゃん以外に考えられない、中井貴一の演技もグッド。

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