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麒麟の翼 の商品レビュー

4.1

333件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    153

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2019/03/02

映画を地上波で観て、ビデオを借りて観て、原作読んで、またビデオを観て、観て、、と何度繰り返しみても染み込んでくる作品です。日本橋の印象がここでまた更新されました。

Posted byブクログ

2019/03/02

この展開はちょっとズルいぞ。だが、登場人物の設定が絶妙...。信じること、祈ること...。一人でできることなんてちっぽけだ。ただ、再生する、やり直すためのエネルギーを持ち合わせているのも一人の人間なのだと。 父親という存在は偉大だなぁ...。亡き父の在りし日を回想...。

Posted byブクログ

2019/01/18

東野さんの文章はいつも巧みで引き込まれる。読み始めたらどんどん進んだが、内容的には個人的にイマイチ。あまり面白く感じなかった。。。

Posted byブクログ

2019/01/04

タイトルは麒麟の翼なのだ!というのが本書を読むとよくわかる。ここから始まるのだ!ということがね。 良いタイトルだと思う。 映画化された通り、映像化向けの作品であり面白い。 後半の犯人お前かーい!的なね。 作品のテーマは「悲劇からの希望と祈り」だそうだ。

Posted byブクログ

2018/12/29

加賀恭一郎シリーズ第9作目。設定は、前作の「新参者」の続編。今回も日本橋署の所轄の刑事で、今度は7作目の「赤い指」で組んだ警視庁捜査1課の従兄弟の刑事と再度組む。 自らの足と推理で捜査1課の捜査方針とは違う方向の捜査になっても、従兄弟刑事をうまく使って捜査1課の捜査方向に持ってい...

加賀恭一郎シリーズ第9作目。設定は、前作の「新参者」の続編。今回も日本橋署の所轄の刑事で、今度は7作目の「赤い指」で組んだ警視庁捜査1課の従兄弟の刑事と再度組む。 自らの足と推理で捜査1課の捜査方針とは違う方向の捜査になっても、従兄弟刑事をうまく使って捜査1課の捜査方向に持っていく。捜査1課の上役も加賀刑事の捜査だと推察していても、知らない振りして従兄弟刑事の報告に耳を傾けていく。もう加賀恭一郎の名刑事振りは捜査1課の中でも知れ渡っているようなのに、表立っては先頭に立たないで事件を解決に導くのが気持ちいい。 日本橋の橋の上にある“麒麟の翼”の像、この前で男が死んだ。別の場所で刺されれて、この前で息絶えた。何故刺されてから歩いてこの場所まで来たのか?時を置かずして犯人と思われる青年が逃げる途中で交通事故に遭い死亡する。青年は死んだ被害者が製造本部長を務める会社で労災事故に合い、そして労災隠しで派遣切りにあっていた。そして被害者の所持品を持っていた。 加賀刑事は被害者の足取りを追いかける。何故刺された現場から麒麟の翼像まで歩いて来たのか?日本橋へは何をしに来たのか?前作「新参者」で歩いた日本橋署管轄の街は知り尽くしている。 被害者の高校生の息子の3年前の中学水泳部の後輩部員の水深事故が絡んんできて、殺人事件の真相は思わぬ方向にいく。 加賀恭一郎のイメージは「新参者」で確立し、「麒麟の翼」で進化した。切ない事件の真相も加賀刑事の信念と人情味溢れる人間性で救われる。

Posted byブクログ

2018/10/19

日本の全ての道路の原点、日本橋。 中国神話に現れる伝説上の霊獣、麒麟が翼を付けて対になって飾られている。 そこで、男が胸にナイフを刺されている姿で発見される。 父の三回忌法要の打ち合わせをしている加賀恭一郎のもとに、事件の一報が入る。 容疑者とおぼしき男が、近くでトラ...

日本の全ての道路の原点、日本橋。 中国神話に現れる伝説上の霊獣、麒麟が翼を付けて対になって飾られている。 そこで、男が胸にナイフを刺されている姿で発見される。 父の三回忌法要の打ち合わせをしている加賀恭一郎のもとに、事件の一報が入る。 容疑者とおぼしき男が、近くでトラックにはねられたとの情報に、事件は簡単に解決しそうに見えた。 だが、加賀は納得しない。 何かがおかしい。腑に落ちない。 「無駄足をどれだけ踏んだかで捜査の結果が変わる」 歩き抜き、人に出会い、証拠を積み重ねていく。 「殺人事件ってのは、癌細胞みたいなものだ。ひと度冒されたら、苦しみが周囲に広がっていく。犯人が捕まろうが、捜査が終結しようが、その侵蝕を止めることは難しい」 敏腕で執念深く、鋭く粘り強い。 だが、その加賀ですら実の親子の関係にきちんと向き合えているか。 容疑者八島冬樹の恋人・中原香織。 被害者青柳武明の長男・青柳悠人。 主人公加賀恭一郎の従兄弟にして捜査一課の一員としてコンビを組む、松宮脩平。 三者の視点から物語は進んでいく。 世の中には難問がたくさんある。 その一つが、目の前にある親子の関係。 ほんの一言、ほんの一つの行動で、小さくて大きい変化がある。すぐに目には見えなくても。 高一長男が読みたいといっていた。次に貸す約束をしている。 そして、感想を語り合ってみたい。 君は何を感じるだろうか。

Posted byブクログ

2018/10/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

最初をちょっと呼んで日本橋署というような記載があったので気づいていましたが、加賀恭一郎シリーズですね 事件は正に日本橋で幕を開ける 日本橋付近の交番の警察官が一人の酔っぱらいを見ている 倒れてしまったので仕方ないなぁと思って行くと、、、酔っぱらいではなく刺されて倒れた事が分かる 正に日本橋の麒麟像の前での出来事だった ほぼ同時刻に浜町で怪しい男が見つかる 警官が声をかけると逃げ出したという そして新大橋通りまで逃げて車に惹かれて意識不明の重体 持ち物を確認すると日本橋で刺された人物の持ち物を持っていた 調べていくと、日本橋の男性はとある企業の工場で本部長クラス、浜町の男性はその企業で派遣として働いていて、すぐに派遣切りされていた事が判明 更に企業の工場では安全確保の為の対応ができておらず、派遣くんはその為に怪我をしてしまっていたという 工場の安全確保について色々言われるのがイヤで企業としては派遣切りしてしまったようだった そして日本橋の本部長は殺害される前に日本橋で誰かと会っていた形跡が そういった状況から、警察は二人が日本橋で会って、「もう一度派遣として働かせてください」とお願いしているところで話がもつれて殺害する形になってしまった お金などの持ち物を奪ってフラフラしているところを警察に声をかけられて逃げたら車に轢かれてしまった という見立てをして捜査を進めていった マスコミもその理論で世論を形成していった それによって被害者である日本橋の男性の家族は「不正なコトをやって派遣切りもしていた」というコトを言われ、その家族は家近所や学校で肩身の狭い思いをするコトに 加賀恭一郎としては、当初からその見立てに若干の矛盾があり、そこを粘り強く捜査をして真実まで辿り着いた コトは日本橋の男性の息子に関係があった 水泳部の息子は数年前にイジメで後輩を溺れさせ、後輩は植物人間になっていた ただ、一人でやった訳でなく三人で 第一発見者が顧問の先生で良くないコトだが部の存続を優先したのか自分の名前に傷がつかないようにしたのか、、、コトを単純な事故に見せかけ、それが上手くいって、後輩は一人で泳いでいた時に事故にあってしまったという結論に その後輩の母親は看病日記というような形でブログを書き続けていた 彼らは長野に移り住んで息子の看病をしていたのだが、時折日本橋の水天宮に行ってお参りをするという 水難の神様か何かのようで、息子さんの病状が少しでも良くなるようにとお参りしていた そのブログを日本橋で殺害された被害者の息子が見る 基本は良い子なのだろう、自分なら水天宮へのお参りは容易にできるのでと100羽ずつ折り紙の鶴を折って奉納していた そしてそのコトを自分の身元は明かさずに、後輩の母親に写真を送る等して自分なりのお詫びをしていた そのやり取りを父親が見てしまう そこを元に息子の友だちを日本橋に呼び出して話を聞く 「あの事故の時、本当は何があったんだ?」 友だちも良心の呵責に耐えかねて事実を語った 父親は今ならやり直しが効く、倅も一緒に罪を償わせると言ったのだが、それを聞いた友達は一気に怖くなる もう推薦で大学も決まっているのに、、、 と、そこで父親を刺して殺害してしまったというのが事実だった 浜町の男性は、その場に出くわして「もう一度派遣で雇ってください」と言おうとしたが、刺されてしまった 真面目な彼だったがそこで魔が差して持ち物を奪ってしまう マズいことをしてしまったと思っていたところに警察に声をかけられて気が動転 逃げて車に轢かれてしまった というのがことの顛末 なんか映像で見たことがある気もしたので調べたらやはり東野作品、映像化されていましたね

Posted byブクログ

2018/09/17

謎解きは面白く読めたが、被害者が助けも呼ばずに刺されたまま橋の中央まで行ったのはなぜなのか。残したいメッセージがあるなら、救急車を呼んでもらってとりあえず手当してもらい、それから話してもいいと思うんだが。

Posted byブクログ

2019/09/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

加賀恭一郎 教育 正道。 「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。

Posted byブクログ

2018/08/21

前作が凄く面白かっただけに、薄味と思いました。 加賀さんは、いつも加賀さんですね♪ そこは安心して読めるポイントです。

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