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麒麟の翼 の商品レビュー

4.1

333件のお客様レビュー

  1. 5つ

    98

  2. 4つ

    153

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    6

  5. 1つ

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2020/01/10

一応、犯人を推理してみたんだけど……外れた。 被害者がどうしてそこで殺されたのか。その場所にいた理由は何か。そこをしつこく探ることで、関係の糸が広がっていく。行き詰まったように見えても、何度も同じところを歩く。人の話を聞く。それをやり続けることで見えてくる景色もある。

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2019/12/10
  • ネタバレ

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映画を見てから、ようやく積読消化。 真実に向き合え、勇気を持て。 加賀恭一郎の、最後の教師への言葉が刺さる。 自分を守り誤った選択をしながらも ささやかに行動をしていた息子を、父はどんな思いで見ていたのだろう。 思春期に親と素直に向き合えないのはよくあることだが、過ちを一緒に背負おうとする覚悟を持った父の魅力に、もっと早く気付けたならなぁ…

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2019/11/27

人間は罪を犯す生き物である。しかし一度その罪を償わなければ、何度でも同じ事を繰り返す。人間としての生き方を教えてくれた作品。

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2019/11/22
  • ネタバレ

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寒い夜、日本橋の欄干にもたれ掛かる男に声をかけた巡査が見たのは、胸に刺さったナイフだった。 大都会の真ん中で発生した事件の真相に、加賀恭一郎が挑む。 子を持つものとしてはとても考えさせらせるお話。 子供には人としての正しさを教えてあげたいと思った作品です。

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2019/10/15

息子を想った父の物語だった。 あの時こうしていれば、こうはならなかったのに、っていうことが重なりに重なってどうしようもなく苦しい。 はじめの一歩を踏みとどまれる強さを持たないと、と思った。 教師がこの話ではとても重要なポイントになっていて、加賀恭一郎のコアに近づいたような気が...

息子を想った父の物語だった。 あの時こうしていれば、こうはならなかったのに、っていうことが重なりに重なってどうしようもなく苦しい。 はじめの一歩を踏みとどまれる強さを持たないと、と思った。 教師がこの話ではとても重要なポイントになっていて、加賀恭一郎のコアに近づいたような気がした。

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2020/12/01

麒麟の翼 日本の道路の始まり。 ここから羽ばたいていけ はじめの過ちを正してこの場所から。 父の思いと共に…。 何度も見かけたことのあるこの日本橋の麒麟像だが、 次回通りかかったときは、今までとは違う思いを抱いて見てしまうだろう。

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2019/08/02
  • ネタバレ

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犯人の目星が本の後半までつかなかった。被害者が悪者扱いされており、実際は優しい人物であった。こういった、人の行動に何かしらの理由があり、それはだれか大切な人のための行動だったという描写はやはり東野圭吾作品だと思った。序盤に中学校の時の事件について全く出てきてなかったので序盤で犯人を予想することができなかった。途中で松宮が発言して加賀が驚いた顔をした時があったので松宮が成長していることを感じた。今回はトリックを暴くよりも関係者たちの行動の裏を取って筋のある線を探していく話だった。もうそろそろトリックを解く加賀 feat.松宮を見てみたいと思った。

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2019/07/21

刺されながらも麒麟の像まで歩いて亡くなった男性の謎。状況的に怪しくても真実はわからない。冤罪を作り出すのは警察だけじゃなくメディアや野次馬根だけの人間達。間違いを犯したとき、隠して解決した気になっても自分の心は誤魔化せない。読んでて日本橋を歩きたくなった。金森さんと加賀刑事は連絡...

刺されながらも麒麟の像まで歩いて亡くなった男性の謎。状況的に怪しくても真実はわからない。冤罪を作り出すのは警察だけじゃなくメディアや野次馬根だけの人間達。間違いを犯したとき、隠して解決した気になっても自分の心は誤魔化せない。読んでて日本橋を歩きたくなった。金森さんと加賀刑事は連絡取り合ってたんだ。加賀刑事に負けない金森さん。二人の関係は変わっていくのかしら。

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2019/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

評価は5. 内容(BOOKデーターベース) 「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。 加賀シリーズ。 どんどん真相に近づくので読む手が止まらなくなる。最後はえっ?と思うと同時に少し切なくなった。

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2019/04/03

過ちは決してごまかせない。人間は誰しも過ちを犯すが、それを認め改めその先どう生きるのかが大切。父の子への愛。そして教育。登場人物、それぞれが疑惑を向けられるが、人を信じる力が人を正しさへと導く。人としての生き様を教えてくれる作品。

Posted byブクログ