麒麟の翼 の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2021/07/02

展開が読めず、推理が進んでいく中で徐々に顕になっていく真実。終盤に一気に真実が明かされていく流れは圧巻でした！！

2021/06/18

加賀シリーズは鉄板の面白さあり。

日本橋七福神を謎解きにし、最後まで読むことを止めさせない秀作。ラストの解決編は全てに筋が通って、無理矢理、やっつけ感は全くなし。
物語に出てくる人間描写が絶妙で、深く考えさせる一冊。

2021/06/18

今回の話は一番感動する話だった。刺された被害者が日本橋の麒麟像のところまで歩いて息絶えた。犯人と思われた人物が職質を受けそうになり、逃げ、そこで轢かれた。その人は被害者の財布を持っており、早々に解決すると思われたが、色々な謎が出てきたため、加賀は地道な捜査で少しずつ真相に近づいていった。3年前のプールでの事故が関係していた。誤って溺れさせてしまった3人が間違ったことを行った教師により間違った方向に行ってしまった。それを知った被害者である父親の一人が罪を償わせようとしたが、殺された。全ての元凶は教師だった。

2021/06/03

加賀恭一郎シリーズ。人は過ちを犯す。その過ちを認めてどう償うか。そんなテーマのお話。加賀さんの思いが伝わってきます。こんな警察ばっかりだったらいいのになぁ。この話に出てくるマスコミの鬱陶しさが半端ない。傲慢で無責任。被害者なのになんであんな目に会わないといけないんだろう。とイライラしながらも、殺人事件のニュースを見て無責任に加害者に同情したことがあるのも確か。加賀さんの誠実さと粘り強さがとても心強い。おもしろかったです。

2021/05/30

加賀恭一郎シリーズ9作目。

過去のある事件が原因によって引き起こされた事件。
やはり東野圭吾の話の持っていき方は上手いな。

2021/05/09

さすがの東野圭吾、そして加賀さんシリーズ。

本を読むのがめっきり久しぶりで、ちゃんと読むるか心配になっていたほどの状況でも。

しっかり入り込ませてくれる。
続きが気になって、時間を忘れさせてくれる。

犯人がまさか、彼だとは…。

加賀さんが先生に言った言葉が深く刺さる。

読書は人生を、毎日を豊かにしてくれる。
今日や、明日の心持ちが違う。
やっぱり、本を読む時間を大切にしよう。　

2021/05/03

読む前の期待値がかなり高かったので読んだ後は何か少し物足りなさを感じました。前半はかなり面白かったです。

2021/11/02

加賀シリーズは読んだことがありませんでしたが、特に不自由なく読めました。

難しいトリックなどが一切ないミステリーです。どんな方法で被害者を殺したのか、犯人のアリバイをどう崩すのか、というミステリーが最近読んだものの中では多かったので、今回はなんだか新鮮に感じられました。事件に関係ないと思われる些細で地道な捜査が身を結んで真相に近付いていく……トリックのような驚きはありませんが、しだいに事件の背景や意外な関係者が明かされていく家庭はまた違った驚きがあります。
典型的な家庭をあまり顧みない父親でしたが、彼の七福神巡りの理由が明らかになった時は思わず目が潤みました。父親があのような行動を起こしたのはひとえに息子への愛だったと思います。ただの偽善ではあそこまでできないですし、息子を傷付けない婉曲な方法を選ばないでしょう。
そしてその父親の思いを知り、過去から逃げずに向き合う息子の姿を見て、どんな辛いことがあろうと彼は間違った大人には決してならないだろうなと感じさせられました。

2021/04/18

映画の方を先に観てたので、
その分先が読めてしまっていたが、面白い。
こういう世代の子が読むといいと思う。

2021/03/31

昔の加賀シリーズが好きだった人からすれば、ミステリーとしてのクオリティはそれほど高くありません。しかし、「赤い指」や「新参者」が好きな人には間違いなくオススメ出来る作品だと思います。ひとまず僕は泣けました☆シリーズ最高傑作だとは思いませんが、ここ最近、立て続けに出した作品の中では「新参者」以来の良作だと思います♪