麒麟の翼 の商品レビュー

東野圭吾(著者)

2022/02/11

初めて読んだ時は親との関係があまり良くなかった時だった。関係が修復されつつある今読むとまた違った受け止め方ができそう。（自分語り）
息子やその友人を思う父親の行動が心にくる。

2022/02/10

再読。加賀恭一郎シリーズ
新参者に続き名作

殺人事件の容疑者が逃亡の際に事故死。　
事件はなぜ起きたのか、加賀の執念が本当の事件を暴く。そして家族の温かさ、父親の偉大さが分かる。失くして分かるものを教えてくれたミステリ。

天才、東野圭吾

2022/01/26

映画を先に観ていて結末も分かっているのに泣く。
様々な感情が入り交じって、何とも表現し難い気持ちになる。
事件の謎を少しずつ解明していく過程と被害者を取り巻く人間ドラマ。
どちらも気になって夢中で読んでしまった。
真相を知っている人間にここまで読ませる文章力が凄いと思った。

2022/01/05

阿部寛の新参者の連ドラから、新春特別ドラマ的な感じで放送された『麒麟の翼』。
見応えがあるドラマだったので、小説を読んでみた。東野圭吾としては謎解きが最後に固まりすぎていて、伏線が少ないように見えた。
しかし、読み応えのある小説であった。

2021/12/31

なぜ被害者は刺されながら麒麟の像の前まで移動したのか。

少しの真実と、地道な現場検証で得た情報から
分かってくる新しい事実。
このどんどん分かってくる感じが堪らない。
ページを捲るごとにワクワクします。

父と子の関係は良好とはいえなかったかもしれない。
被害者が続けていた事は、もしかしたら
自分たちの関係への贖罪なのかも。

2021/12/20

殺された父の真の目的。
息子の犯した罪を知り、償うために誰にも内緒で弦を折り安らかに眠ることを祈る。
知った時の父の心情や覚悟を思いながら読んでいる傍らで、父の行動の意味を知り
自身の過去と向き合っていく息子の心情の変化。
最後までそれぞれの思いや感情の背景に想いを馳せ、”もし自分が親ならどうか”など
考えながら最後まで読みました。

私自身、小説を読まない父にも読んでみてほしいと思う1冊でした。

2021/11/27

東野圭吾を読みたくなって手にした本。以前に映画でも見たとは思うけど、原作を読んでみました。
恭さんの、あくまでも足を使って真実に辿り着く、という信念がすごい。
こういう刑事さんに担当してもらえたらいいよなぁ。

2021/11/21

加賀恭一郎シリーズ第9弾。こちらも赤い指のように子供の罪に悩まされる親の話。少しの気の迷いから取り返しのつかないことになったとき、まわりに流されて逃げてしまう。その後悔をし続ける子供の苦しみを感じるものの助けてあげられない親のもどかしさと優しさ。子供がどんな罪を犯しても正しい道に戻してやり、良い人生を迎えさせたいと思う親心は本当に感動する。

2021/10/28

加賀恭一郎シリーズ9作目。
このシリーズの中でも特に好きな作品。

3年前に教師が誤った指導をしなければ、悲しい結末にならなかったのだろう。

父から息子への最後のメッセージが伝わってよかった。

2021/10/21

「新参者」に続く本年2作目の加賀恭一郎シリーズ。日本橋署の加賀も新参者の時よりはだいぶ地元に溶け込んできた感はある。ミステリとしては犯人の意外性という点ではかなりのものだし、動機も理解できるが被害者の行動に若干不自然なところがあると個人的に思われたので星を一つ減らした。詳細→
http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou9422.html