麒麟の翼 の商品レビュー
一気に読める
とてもおもしろかたのですが、最後まで父親の労災隠しに関する言及が無かったのが気になりました。
とらじろう
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加賀恭一郎シリーズ第9作目。 こりゃ、加賀恭一郎にしか解決できない事件だな。 今までそこにあると思っていた家族の繋がりとは、友だちの繋がりとは。 読み進めて行くうちに、胸がギュッとなる作品だった。 「過ちを犯しても、ごまかせばなんとかなる」 子どもたちには、そうなって欲しくないと心から思った。 大小の差はあれど、誰しも過ちは犯す。 そのあとが大切なんだ。ごまかして、無かった事にしてやり過ごすなんて事、ダメなんだ。 読後、1人で改めてそう思った。
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終わりにかけてどんどん謎が明かされていく感じがドキドキしてとても良かった!!結末がしっかりあるタイプの本だったけど、水泳部の事件など所々考えさせられるシーンもあって心を揺さぶられた。麒麟の翼像が気になって日本橋まで見に行った〜!
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子を思う親の心、切ないなあ。若気の至りという言葉の軽さ。 金森登紀子にガン詰めされる加賀さん、姉たちからガン詰めされた(経験があろう)東野圭吾さんが重なる( ´艸`)
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加賀さんの洞察力、推理が素晴らしく、加賀さんが魅力的 日本橋に行くたびにこの本のことを思い出すようになりました
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母親から勧められた「麒麟の翼」(東野圭吾 著) を読んでみることにした。母親が言うには、東野圭吾の推理小説は大きく2つに分けられるらしい。1つは物理学者、湯川学を主人公にしたガリレオシリーズ。そしてもう1つは刑事、加賀恭一郎を主人公とした加賀シリーズである。今回僕が読んだ「麒麟の翼」は、後者、加賀シリーズの第9作目だ。これが非常に面白かった。 正直な話、僕はこれまで推理小説をほとんど読んでこなかった。事件の真相にあまり興味がないからだ。真相よりもむしろ、事件の後みんなどうするんだろう、と言うことが気になってしまう。賢い人が真相を暴いていく様子に、すごいなーとは思うけど、心震えたりしない。そして真相が解明されたところで物語は終わる。僕としては不完全燃焼だ。この後彼らがどう生きていったのか教えてくれ、と思ってしまう。 推理小説に明るくない僕だが、「麒麟の翼」は面白かった。例によって、推理の過程を賢いなーと思いながら読んでいたのだが、いざ真相 (犯行の動機や被害者の今際の際の気持ちなど。ここでは特に後者) が明らかになった時、真相のもつ力の強さを体感することとなった。真相を知る前後で、登場人物への見方が全く変わってしまった。それまで嫌なヤツだなと思っていたのに、突然好きになってしまうような、そんなものすごい力が、真相にはあった。あぁ、この「裏切り」が推理小説の醍醐味なんだ、とようやく僕は理解したのだ。 真相にあまり興味ないとは言え、真相を知らないと大切なことを見過ごしてしまうのは事実だ。真相に近づく努力を怠ってはいけない。
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事件の真相もびっくりだったし、上手に伏線回収されていくところが流石東野圭吾だった あとは中学生を描写しているシーンが多くて、共感できるところがたくさんあった あの年代の若者が、ああゆう表情をみせるときは、誰かを守ろうとしているとき とか 加賀刑事が教員だった時のエピソードがもっと...
事件の真相もびっくりだったし、上手に伏線回収されていくところが流石東野圭吾だった あとは中学生を描写しているシーンが多くて、共感できるところがたくさんあった あの年代の若者が、ああゆう表情をみせるときは、誰かを守ろうとしているとき とか 加賀刑事が教員だった時のエピソードがもっと載っている本を読んでみたいと思った!
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真相は割とあっさりしていた印象。 新参者から2冊目だが、ガリレオシリーズとは全然違う方向性のシリーズだと感じた。
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そろそろ東野さんも衰えてきてんちゃうか、という読書前の根拠のない予想は裏切られたなぁ〜。 東野圭吾健在! 些細なしこりは置いてきぼりにする、相変わらずのスピード感。 ラストもツボを知ってる知ってる。 マイ東野ランキングベスト5に入る、かな? 少なくとも10には入るかな。 ☆4.5
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加賀恭一郎シリーズの9作目です。 被害者の家族の背景が事件に絡んでいて、後半に真相が明らかになっていく過程がさすがでした。 加害者と思われる男性の恋人の思いも切なく、登場人物それぞれの苦しさが描かれている作品でした。松宮さんや金森さんの登場もファンとしては嬉しい。次作が楽しみです...
加賀恭一郎シリーズの9作目です。 被害者の家族の背景が事件に絡んでいて、後半に真相が明らかになっていく過程がさすがでした。 加害者と思われる男性の恋人の思いも切なく、登場人物それぞれの苦しさが描かれている作品でした。松宮さんや金森さんの登場もファンとしては嬉しい。次作が楽しみです。
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