ピエタ の商品レビュー
キョンがこの舞台を作ったと熱く語っていたので興味が沸いて読んでみた。 ヴィヴァルディが登場して、ベニスにある教会が舞台で、なんとなく、今読むのがちょうど良い、呼ばれた本だったかもしれない。 ベニスの街のあの細い路地に仮面をかぶった人たちがひしめき合う、その感じは行ってよくわか...
キョンがこの舞台を作ったと熱く語っていたので興味が沸いて読んでみた。 ヴィヴァルディが登場して、ベニスにある教会が舞台で、なんとなく、今読むのがちょうど良い、呼ばれた本だったかもしれない。 ベニスの街のあの細い路地に仮面をかぶった人たちがひしめき合う、その感じは行ってよくわかったし、家の裏から水路に出られるその感覚も行ってみなければピンと来なかったなぁ。
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2012年の本屋大賞第3位 2015おすすめ文庫王国第1位 ヴェネツィアを舞台に、亡くなったヴィヴァルディと親しくしていた人たちが交流するお話で、激しい展開はないのに素敵だなと感じる小説。 身分、職業の違う登場人物たちが会話を通じてヴィヴァルディの知られざる一面を知ったり、自ら...
2012年の本屋大賞第3位 2015おすすめ文庫王国第1位 ヴェネツィアを舞台に、亡くなったヴィヴァルディと親しくしていた人たちが交流するお話で、激しい展開はないのに素敵だなと感じる小説。 身分、職業の違う登場人物たちが会話を通じてヴィヴァルディの知られざる一面を知ったり、自らの過去や苦悩と向き合い解放していく。 意思が強い芯のある女性がたくさん登場し、彼女たちの義理人情や決断力には心を揺さぶられた。 情緒があり温かい余韻が残る魅力的な一冊。
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有名な作曲家のヴィヴァルディが司祭とピエタの音楽教師の職も持っていたことを初めて知った。ヴェネチアの風景を舞台に慈善院ピエタに係わる人々とその人達とヴィヴァルディの心の繋がり、ヴィヴァルディの音楽の才能と素顔を素敵に描いていた。
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読み終えて、なんて心が癒されたことか。 なんて優しい気持ちになったことか。 作曲家ヴィバルディに関わった人たちのお話。 美しいヴェネツィア、カーニバルの夜。 ピエタ慈善院の孤児のエミーリア、貴族のヴェロニカ、高級娼婦のクラウディア、、 男と女、生と死、孤独、友情、、 お互いを...
読み終えて、なんて心が癒されたことか。 なんて優しい気持ちになったことか。 作曲家ヴィバルディに関わった人たちのお話。 美しいヴェネツィア、カーニバルの夜。 ピエタ慈善院の孤児のエミーリア、貴族のヴェロニカ、高級娼婦のクラウディア、、 男と女、生と死、孤独、友情、、 お互いを思いやり尊敬し合い優しくて 強い女性たちの物語です。 切なくて微笑ましくて温かいです。 この本に出会えてよかった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
18世紀ヴェネツィアの、孤児たちを養育するピエタ慈善院が舞台。 かつてそこで音楽指導をしていたヴィヴァルディ先生の突然の訃報が届く。教え子のエミーリアは、先生にまつわるとある楽譜の行方を調べることとなり… 色んな境遇で生まれ、生き方も違う人々が交わり、お互いを尊重しながら深い絆で結ばれていくストーリーに心動かされました。自分の立場や生活の悩み、過去など、一人で抱え込んで苦しまず、支え合い生きていく。 最後、これまでのしがらみや役職から解放されたエミーリアたちがヴィヴァルディ先生の曲を合奏するシーンはとても幸せそうで、よりよく生きる、とはどういうことなのか考えさせられました。
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ひとつの楽譜の行方を巡って、人間関係がつくられたり紐解かれたりする美しいお話でした。 音楽家の死をきっかけに、登場人物が共通の話題を持ち共感しあっていく過程が、時代も国も違うけれどもなんだか分かる気がしました。今の時代も、誰かが亡くなることで強くなる結びつきや縁があるなあと。ラ...
ひとつの楽譜の行方を巡って、人間関係がつくられたり紐解かれたりする美しいお話でした。 音楽家の死をきっかけに、登場人物が共通の話題を持ち共感しあっていく過程が、時代も国も違うけれどもなんだか分かる気がしました。今の時代も、誰かが亡くなることで強くなる結びつきや縁があるなあと。ラストの歌のシーンはグッとくるものがありました。
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キョンキョンが、小泉今日子っていう、なんだかかっこいいおばさんになってた。 で、その小泉今日子が舞台にした小説だっていうので、読んだ。 かっこいいおばさんがいっぱいでてきた。ふふ。 私はどのタイプ? クラウディアさんになりたいけど、違うよねー。 アンナ・マリーアやジーナ...
キョンキョンが、小泉今日子っていう、なんだかかっこいいおばさんになってた。 で、その小泉今日子が舞台にした小説だっていうので、読んだ。 かっこいいおばさんがいっぱいでてきた。ふふ。 私はどのタイプ? クラウディアさんになりたいけど、違うよねー。 アンナ・マリーアやジーナのような才能はない。 ヴェロニカのような熱量もなく。。 エミーリアのようにも、生きれない気がする。 ヴェネツィアに行ってみたいな。
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JWAVEにて 小泉京子の舞台の原作として紹介されていて購入。 ヴェネツィアやヴィヴァルディの話は初めてだったし、話に引き込まれてすぐに読破。 女性同士の友情が羨ましく感じた。
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ヴィバルデイが赤毛の司祭と呼ばれて、ピエタ孤児院で音楽の指導をしていたことは知らなかった。この物語はヴィバルデイが亡くなってから、彼に関係していた人たちのそれぞれの想いが描かれる。とても興味深い話だった。
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この作家の作品は何冊か読んできたが、ピエタを読んでみようと思ったことがなかった。舞台化されるという記事をみて興味を持ち手にとってみたが、何故もっと早く読まなかったのかと地団駄を踏む思いでいる。 「むすめたちよ、よりよく生きよ」 この言葉がこんなにも刺さるのはこの歳だからだろうか。
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