世界を変えた10冊の本 の商品レビュー
書評でもなく宣伝でもなく、内容を簡単な言葉で分かりやすく伝える文章力にまずは感激。 テレビの'(CMの後で)みたいな手法ではなく、紹介した本の本質を伝えることで好奇心をくすぐり、より深く知りたくなるような仕立てに感激。 本の紹介ってこういう風にするんだなという、お手本の...
書評でもなく宣伝でもなく、内容を簡単な言葉で分かりやすく伝える文章力にまずは感激。 テレビの'(CMの後で)みたいな手法ではなく、紹介した本の本質を伝えることで好奇心をくすぐり、より深く知りたくなるような仕立てに感激。 本の紹介ってこういう風にするんだなという、お手本のようだ。 もちろん取り上げた10冊は、簡単にはまとめきれないような内容の本だからこそ、これが成り立つのだけれど。
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紹介されてる本はどれも、歴史を作った本であることは確かだと思う。 我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか。
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ベスト10という訳ではないが、当該10冊の本が世界に大きな影響を与えたという事実が、分かりやすく解説されている。 1 『アンネの日記』アンネ・フランク(オランダ) 2 『聖書』 3 『コーラン』 4 『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』マックス・ウェバー(ドイツ) 5 『資本論』カール・マルクス(イギリス) 6 『イスラーム原理主義の「道しるべ」』サイイド・クトゥブ(エジプト) 7 『沈黙の春』レイチェル・カーソン(アメリカ) 8 『種の起源』チャールズ・ダーウィン(イギリス) 9 『雇用、利子および貨幣の一般理論』(ジョン・M・ケインズ) 10 『資本主義と自由』ミルトン・フリードマン(アメリカ) 改めて、10冊を列挙してみると、宗教的・経済的思想が人を動かすのだが、それを広めるのに『本』という媒体が強い力を持っているのだなぁということに気付かされる。結果として、当該10冊が『世界を変えた』のだ。 原書を読んでみたい。
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わかりやすいし、歴史と経済の仕組みと思想と、そういうことだったんだ……!とガッコで暗記した知識が結びついて理解できました。
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博識になれます! 世間さんの動きに疎いとか、政治経済に疎いとかいう皆さんは読んでみて良いと思います。 私はそんな一人です。 何より分かりやすくて、大変素晴らしい。
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世界を変えた、というほどなので、政治や宗教や経済に関する本が取り上げられている。今では当たり前になっている考え方の出どころがよく分かる解説だった。宗教や本が与える影響力の強さに圧倒された。 さらりと説明しているので、普段あまりそういうものに触れていない人向けの本だと思う。
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1冊の本の存在が、世界を動かし、世界史を作り上げたことがたびたびある中で、本書は池上彰氏が取り上げた10冊の本の影響について紹介し、その影響について説明されている。 「アンネの日記」「聖書」「資本論」「沈黙の春」など存在は知っているが読んではいない本についてあらためてその本の影響...
1冊の本の存在が、世界を動かし、世界史を作り上げたことがたびたびある中で、本書は池上彰氏が取り上げた10冊の本の影響について紹介し、その影響について説明されている。 「アンネの日記」「聖書」「資本論」「沈黙の春」など存在は知っているが読んではいない本についてあらためてその本の影響力、偉大さが伝わる。 宗教と経済の観点についても触れられており、現在の経済や政治も影響されている点など理解を深められた。
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アンネの日記からはじまり、聖書、コーランそして資本主義と自由へと進んでいきます。 あまりそれらの本の内容を要約しているとはいえない。聖書やコーランの発行により、世界にどのようなことが起こったのか、ということを記している。 この本を読んだから、聖書が読みたくなった、ということにはならないだろう。 もし、この10冊の本で、気になる本があるのなら、新書か何かを買って読んだ方がよいと思う。
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聖書、コーラン、アンネの日記、道標、プロ倫、沈黙の春、ダーウィン、マルクス、ケインズ、フリードマンの要約。もともと雑誌の連載。Good read
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池上さんが選ぶ、世界に影響を与えた10冊を紹介している本。 アンネの日記 聖書 コーラン プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神-マックス・ウェ―バー 資本論-カールマルクス イスラーム原理主義の道しるべ 沈黙の春-レイチェルカーソン 種の起源-ダ―ウェイン 雇用、利子および貨幣の一般理論-ケインズ 資本主義と自由-フリードマン 大きく分けて、宗教と経済、生物学(進化、環境問題)。 多くの日本人は、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教がどのように世界に影響を与えているか、知らないと思う。 ぼくも知らない。 なぜあんなに戦争が発生するのか、知らないことが多い。 また、イスラム原理主義がテロを起こしているって聞くだけで、なぜというのは調べようとしない。 これでは、日本が世界の人と仕事をするときに困る。 東京オリンピックも大丈夫かって心配になる。 読み終わって、そう感じた。 面白かったのは以下。 給料は、労働者の食事や住居費、加えて翌日元気になるための費用の対価って考え。(労働の再生産費) 自分が作ったもの、サービスしたものの対価と思っていたけど、上記考え方だと、最低賃金はもう少し上げてもいいのかなって思う。 あと、ガブリエルがムハンマドに神の教えを授ける際、アラビア語を話すムハンマドに伝えたってことは、アラビア語は神が選んだ言語だという見方。 確かにそういう考えもあるよなーって。 で、天国は涼しい木陰というイメージ。そりゃ、灼熱のアラビア半島の人にとって、天国とはそういう場所を想起させるよなーって。 ジハードで死ぬと天国に行けるって考えも、僕からするといやいやって思う。 女性がターバンかなんかで髪を隠すのは、美しいところは隠せ=髪は美しいという方程式から来ているとのこと。 いろいろと思うことはあるけど、宗教ってそういうもの。 マルクスの労働価値説(使用価値と交換価値) 運命説(運命が決まっているなら、自分が天国に行ける人間だと信じるしかない、努力するしかない) 遊びっぱなしの人は、働けば得られるはずの金を無駄遣いしているという考えがある。だから時間の浪費が罪。 エジプトの神殿は、閑散期の景気対策。 こんなところ。宗教的な本はもっと読まなきゃあかんと反省しました。
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