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世界を変えた10冊の本 の商品レビュー

3.9

116件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    52

  3. 3つ

    24

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2019/06/12

宗教、経済、人類創生、進化論など多岐に渡る世界にインパクトを与えた本の紹介。著者の解説を読むと、世界は宗教に大きな影響を受けていることがよくわかる。

Posted byブクログ

2021/01/18

聞いたことはあるが読んだことがない本の紹介で新鮮。わかりやすく書いてもらってはいるが個人的には難しいものが多かった。 ・アンネの日記:イスラエル存続の一因 ・旧約聖書:ユダヤ教徒、新約聖書:キリスト教徒独自 ・コーラン:イスラム教の教え ・プロ倫:禁欲に関するキリスト教の教え→...

聞いたことはあるが読んだことがない本の紹介で新鮮。わかりやすく書いてもらってはいるが個人的には難しいものが多かった。 ・アンネの日記:イスラエル存続の一因 ・旧約聖書:ユダヤ教徒、新約聖書:キリスト教徒独自 ・コーラン:イスラム教の教え ・プロ倫:禁欲に関するキリスト教の教え→資本主義 ・資本論:資本主義の欠陥を知る など。

Posted byブクログ

2019/06/09

ちっぽけな一個人の考えなんて、世界どころか近くの人間にさえ大した影響を与えられないんじゃないかと諦めに似た思いを持っていた。だから、一個人(複数人もあるけど)がその思想を記した一冊の本が世界を大きく変えたという事実は衝撃だった。これは素晴らしいことでもあり、同時にとても恐ろしいこ...

ちっぽけな一個人の考えなんて、世界どころか近くの人間にさえ大した影響を与えられないんじゃないかと諦めに似た思いを持っていた。だから、一個人(複数人もあるけど)がその思想を記した一冊の本が世界を大きく変えたという事実は衝撃だった。これは素晴らしいことでもあり、同時にとても恐ろしいことだとも思った。

Posted byブクログ

2019/06/02

聖書の違いを理解できた。 池上さんの解説はやはりわかりやすい。 紹介していた本の中でも特に「アンネフランクの日記」は読みたくなりました。 池上さんの指摘する箇所を意識しながら読むと面白そう!

Posted byブクログ

2019/03/17

面白い!知っていても理解が難しいというイメージで手がつけれなかった世界的著書を、背景や著者の人生を含めてわかりやすく解説してる本。YouTubeでも本内容の動画があるので、まずはそっちから見てみても良い。 他の本も紹介して欲しいです。

Posted byブクログ

2019/06/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1.『アンネの日記』 アンネ・フランク イスラエルを支持するような政治目的で利用されている面が否めない。一方で、イスラエル政府によって分離壁で包囲されているパレスチナに住む人たちの中にも、苦しく不安な毎日を送っている少女がいるかも知れないことを忘れてはならない。 2.『聖書』 (旧約)聖書は主にヘブライ語で書かれたユダヤ教徒・キリスト教徒の聖典(紀元前5~4世紀頃)。新約聖書はギリシャ語(当時はヘレニズムの世界。ローマ帝国の多くの地域においてはラテン語よりもギリシャ語が lingua franca)で書かれたキリスト教独自の聖典。なお『42行聖書』はラテン語訳。 旧約聖書の「レビ記」には食べ物の規定がある。 ×食べてはいけない:らくだ、猪、豚、エビ、カニ、タコ、ひれ・鱗がない魚類 ○食べてもよい:牛、羊、ヤギ、ひれ・鱗がある魚類 キリスト教では、神による救いは律法を守る事ではなく信仰によるものであるとしたため、上記規定(律法)を禁止した。しかし、日本の商業捕鯨に反対する人(キリスト教徒も)は、上記規定の教えが根強く残っているのかも知れない。 3.『コーラン』  「汝に戦いを挑むものがあれば、アッラーの道において堂々とこれを迎え撃つがよい。だが、こちらから不義をし掛けてはならぬぞ。アッラーは不義なす者などをお好きにならぬ」。イスラーム原理主義過激派がテロ行為を、欧米文化と戦う「ジハード」と位置づけるのは独善的すぎると思っていたが、それは『コーラン』ではなく、『道しるべ』の影響と納得。 4.『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 マックス・ウェーバー 経済危機が深刻なのは、非プロテスタントの国々(カトリック、ギリシャ正教会)が多い。人間(男性)が働かなければならないのは、「原罪」を犯した結果であり、「苦役」としての性格を持つという思想が受け継がれているから。一方プロテスタントの国は、「Calling(天職)」は、神から与えられた使命であり、労働に対する意欲があることが、その人間が救済を約束されている証になるという。資本主義は、プロテスタントの倫理によって生まれたという。ところで、日本人の勤労意欲はどこから来るのか?武士道か?ムラ社会か? 5.『資本論』 カール・マルクス 資本主義が抱える矛盾は、やがて労働者の抵抗を引き起こし、革命に発展するという。しかし、その後の経済はどうやって発展するのか。資本主義に代わる社会主義・共産主義とはいかなるものか。ロシアや中国などの例を見ても、結局資本主義に戻っているのだが。 6.イスラーム原理主義の『道しるべ』 サイイド・クトゥプ 「イスラームが全人類を導く役割を果たすためには、イスラーム共同体が原型の形で蘇えなければならない」。イスラム以外の社会はジャーヒリーヤ(無明社会)であり聖戦(ジハード)の対象となるという。人々の英知によって運営される民主主義を尊重せず、自分たちの解釈だけが正しいと考える人たち。どんな思想の世界にも存在する過激派特有の傾向だ。 7.『沈黙の春』 レイチェル・カーソン 消費者よりも生産者が重視される結果、現実になるかもしれない「沈黙の春」。経済活動優先の現在、レイチェル・カーソンの警告はますます重要になっている。 8.『種の起源』 チャールズ・ダーウィン ガラパゴス諸島での生物がインスピレーションになって「進化論」は生まれた。かつて、キリスト教社会の根底を揺るがす論争となったが、1996年に当時のローマ法王ヨハネ・パウロ2世は事実上進化論を認めた。しかし現在でも「反進化論」はアメリカで根強く残っているそうである。「この世に生き残る生き物は、(略)変化に対応できる生き物だ」。 9.『雇用、利子および貨幣の一般理論』 ジョン・ケインズ 景気が悪くなったら、政府が公共事業などで支出を増やして経済を活性化させる。金利を下げて、企業の投資を活性化させる。フランクリン・ルーズベルト大統領によるニューディール政策の強力な後ろ盾に。しかし、インフレ傾向が続き、恒常的な財政赤字に悩まされるという副作用がある。 10.『資本主義と自由』 ミルトン・フリードマン 「政府の仕事は、個人の自由を国外の敵や同国民による侵害から守ることに限るべきだ」。自由市場は思想の自由を保障し差別は減っていく、という。1980年代以降の「新自由主義」に大きな影響を与えている強者の論理である。

Posted byブクログ

2018/10/21

1冊の本が世界を変える。 かつて本にはそれだけの力があった。 本を紹介しながら、それが人類の歴史になっているところがおもしろい。 アンネの日記 イスラエルが存続し、中東に確固たる地歩を築いている理由。 聖書 世界の歴史を大きく動かした書物。火種になって争いは絶えない。 ...

1冊の本が世界を変える。 かつて本にはそれだけの力があった。 本を紹介しながら、それが人類の歴史になっているところがおもしろい。 アンネの日記 イスラエルが存続し、中東に確固たる地歩を築いている理由。 聖書 世界の歴史を大きく動かした書物。火種になって争いは絶えない。 コーラン イスラム教の教えが書かれている。 プロテストンティズムの倫理と資本主義の精神 宗教が経済活動に影響を及ぼした。 資本論 マルクスの理論は労働価値説と呼ばれる。 イスラーム原理主義の道しるべ ビンラディンに影響を与えた。 沈黙の春 世界が環境問題を取り組むきっかけとなった。 種の起源 キリスト教社会の根底を揺るがした。 雇用、利子および貨幣の一般理論 経済不況を救う処方箋となった 資本主義と自由 異端から常識となった自由至上主義

Posted byブクログ

2018/06/02

この本を読んでから世界を変えてきた宗教に興味を持ちました。アンネの日記や聖書、コーランを読んでみたくなりました。

Posted byブクログ

2018/05/13

相変わらずわかりやすい解説。宗教についてはそうなんだ!と思えること多数。そもそも今まで知らなかったことが恥ずかしい。文学系でも紹介が欲しいところ。タイトルにそぐわないのかもしれないが。

Posted byブクログ

2018/04/17

この本で楽しめたのが今の常識はどうやって常識になったかというのです。例えば環境問題、我々は生産活動や経済発展と伴い環境の汚染問題を無視してはいけないとわかりますが。実際は何十年も前にそれではなかったです。沈黙の春はこういうパワーをもっていたんだという感心さです。またインフラ整備な...

この本で楽しめたのが今の常識はどうやって常識になったかというのです。例えば環境問題、我々は生産活動や経済発展と伴い環境の汚染問題を無視してはいけないとわかりますが。実際は何十年も前にそれではなかったです。沈黙の春はこういうパワーをもっていたんだという感心さです。またインフラ整備などで経済活発する発想もそもそもなかったものであったです。

Posted byブクログ