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世界を変えた10冊の本 の商品レビュー

3.9

120件のお客様レビュー

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    25

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2021/10/02

一度は触れてみたかったけど、なかなか手が届かなかった世界的名書を、池上さんがわかりやすく噛み砕いて説明してくれる本です。 特に、 第4章 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 第8章 種の起源 が個人的に面白かったです。 宗教の定義や自然科学の定説が、その当時の人のビジネ...

一度は触れてみたかったけど、なかなか手が届かなかった世界的名書を、池上さんがわかりやすく噛み砕いて説明してくれる本です。 特に、 第4章 プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 第8章 種の起源 が個人的に面白かったです。 宗教の定義や自然科学の定説が、その当時の人のビジネス観に大きく影響を与えていたというお話がありました。 無関係に思える世界が影響を与え合っているという事実が新鮮で興味深かったです。

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2021/06/15

経済学と宗教に重きを置いた10冊を紹介している書籍です。 個人的に面白かったのは「コーラン」「道しるべ」です。イスラム教=テロ組織と結びつけがちでしたが、違うのだとわかりました。もしかすると、アルカイダといったテロ組織は歴史の弱者であり、神様の時代に戻りたい人達なのかもしれませ...

経済学と宗教に重きを置いた10冊を紹介している書籍です。 個人的に面白かったのは「コーラン」「道しるべ」です。イスラム教=テロ組織と結びつけがちでしたが、違うのだとわかりました。もしかすると、アルカイダといったテロ組織は歴史の弱者であり、神様の時代に戻りたい人達なのかもしれません。 本の中に現代を見透かすような記述もあり、先人の先見の明に驚かされます。賢者は歴史の中にいるのですね。

Posted byブクログ

2021/04/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何かの本でオススメされていた1冊、著者である池上彰氏が選ぶ「世界を変えた10冊」。 読み終えて、なるほどなぁ...と納得させられましたが、本書で著者が解説してくれる10冊、恥ずかしながらそのうちの1冊すら手にしたことのないものばかりでした。 〇アンネの日記 〇聖書 〇コーラン 〇プロテスタントティズムの論理と資本主義の精神 〇資本論 〇イスラーム原理主義の「道しるべ」 〇沈黙の春 〇種の起源 〇雇用、利子および貨幣の一般理論 〇資本主義と自由 個人的には「アンネの日記」「聖書」「コーラン」「イスラーム原理主義の「道しるべ」」にて、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三つの一神教について理解が深められたことだけでも読んだ価値があったと思います。 恥ずかしながら言葉としては知っていたキリスト教の「旧約聖書」「新約聖書」の違いや、ユダヤ人の歴史やムハンマド、ジハードにラマダーン等の知識、イスラム原理主義やムスリム同胞団についてうっすらとではあるが知識が深まりました。 反面、「資本論」以下、経済学についてはまだまだ私自身の知識と理解力不足を痛感させられました。 いつの日か本書で紹介頂いた10冊を少しずつでも読み進めていきたいと思います。 説明 内容紹介 池上彰が独断で選んだ「世界を変えた10冊」をわかりやすく紹介。 誰もが知っている書物の意外な事実を伝えながら、その歴史的位置づけを徹底解説した、 現代人、必読の書。 ・『アンネの日記』が中東問題に影響力をもつその理由とは? ・日本人だけが知らない『聖書』の内容とその歴史 ・『コーラン』から見えてくる穏かなイスラム教 ・禁欲主義が成功を導く?『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』 ・『資本論』は資本主義の欠落を暴き、革命を招いた ・アルカイダの教本『イスラームの原理主義「道しるべ」』の中身 ・放射能、農薬……科学の落とし穴を告発していた『沈黙の春』 ・『種の起源』が招いた宗教VS科学の対立に悩まされるアメリカ ・経済不況の処方箋となった『雇用、利子および貨幣の一般理論』 ・『資本主義と自由』の価値観がリーマン・ショックを招いた 内容(「BOOK」データベースより) 『聖書』の基礎を知ることでみえる歴史の流れとは?革命の原動力となった『資本論』の理論とは?『コーラン』『種の起源』『アンネの日記』からケインズ、フリードマンの経済書まで、世界史に大きな影響を与えた10冊を池上彰が厳選、その内容と歴史的意義を解き明かす。現在の国際問題や思想の源泉がわかる、現代人、必読の教養書。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 池上/彰 1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。報道記者、キャスターを歴任する。94年から11年間、「週刊こどもニュース」でお父さん役を務め、わかりやすい解説が話題に。2005年、退職。以後、フリージャーナリストとして多方面で活躍中。12年より、東京工業大学リベラルアーツセンター教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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2021/02/12

池上氏による書評本かと思って読んだら、書籍の社会史だった。結果的に大満足。CREAの連載だったらしいが、主に宗教と経済の歴史を出版物を通して見ていく形になっている。強いて言えば、その分野の研究者とは解釈が違う部分があるが(私自身の専門分野の書籍でそういった箇所があったので、恐らく...

池上氏による書評本かと思って読んだら、書籍の社会史だった。結果的に大満足。CREAの連載だったらしいが、主に宗教と経済の歴史を出版物を通して見ていく形になっている。強いて言えば、その分野の研究者とは解釈が違う部分があるが(私自身の専門分野の書籍でそういった箇所があったので、恐らく他分野にもあるだろう)、むしろ池上氏の解釈の方が一般的であるからこその問題も明確になった。これを読んで納得してしまわず、原典に当たってみたい。時代の変遷を読者視点で客観視した良書だと思う。

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2020/12/26

メモ ・マルクス【資本論】 <概要> 共産主義主張の本ではなく、資本主義の原理を解き明かす経済本 資本主義が発展すると労働者が力を蓄え、やがて大きな革命となり資本主義は崩壊する <感想> 資本主義が崩壊するまでの過程を記しているが、その後の経済立て直しに関する記述はない。 様々な...

メモ ・マルクス【資本論】 <概要> 共産主義主張の本ではなく、資本主義の原理を解き明かす経済本 資本主義が発展すると労働者が力を蓄え、やがて大きな革命となり資本主義は崩壊する <感想> 資本主義が崩壊するまでの過程を記しているが、その後の経済立て直しに関する記述はない。 様々な過大解釈がなされ、共産主義支持者のバイブルとなっている ・ケインズ【雇用、利子および貨幣の一般理論】 <概要> 市場の自由を制限し、政府が市場に介入することで恐慌は発生しない 財政支出による経済政策 民主党、大きい政府 ・フリードマン【資本主義と自由】 新自由主義、市場に政府は干渉すべきでない。民営化推奨 中央銀行の金融政策を重視 共和党、小さい政府

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2020/11/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界に影響を及ぼしたであろう10冊の本が、池上さんらしく紹介されています。 元々世界文学に興味があり、それらを読み解くには宗教・聖書や神話などの知識がないと理解が浅くなるな、と感じてはいましたが、この本によってさらに再感しました。宗教vs科学、社会・経済発展vs自然など一方に偏らず、「さあ、皆さんならどう感じますか?どう考えますか?」と問いかけてくる内容が、池上さんらしい文章になっています。 紹介されていた本を読みたいとは思いますが、この本を読むだけでも、現在の世界が抱えている問題・課題を知ることができるように感じました。 雑誌で連載されていたものをまとめた書なので、さらっと読める点も良かったです。

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2020/09/20

とても良い。一人間として持つべき教養、だけど学ぶのにハードルが高いという領域をざっくり理解できる。流石は池上彰さん。

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2020/09/13

池上さんは多読でしょう。その中から10冊選んだのですから間違いなし。名前は知っているけどきちんと読んだことがない本が多いですね。いつか読むぞ、と思いながら・・・・。

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2020/08/30

10冊の本の選定におけるストーリーが明確だ。 納得感も高いが、どの本も一度は読んでみたい!と思わさせられた。紹介された10冊のどれも読んだことがなかったので、読んでみようと思う。 いずれの著書も、教養として、グローバルな活動範囲を持つビジネスマンであれば知るべき名著だと思った。

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2020/08/09

子供の通っている公文の先生からお借りした本。 恥ずかしながら、私は世界史を全然知らない。経済も全然知らない。 そんな自分にも非常にわかりやすく、原作を読みたい!!!と思うくらい好奇心を擽られる本でした。 ただ、池上さんの説明が上手かつ詳しすぎて、原作を読んだ気になってしまうの...

子供の通っている公文の先生からお借りした本。 恥ずかしながら、私は世界史を全然知らない。経済も全然知らない。 そんな自分にも非常にわかりやすく、原作を読みたい!!!と思うくらい好奇心を擽られる本でした。 ただ、池上さんの説明が上手かつ詳しすぎて、原作を読んだ気になってしまうのが、気を付けなければならない点かもしれません。 アンネの日記も沈黙の春も小学生の時に読んだはずだけれど全然覚えてなかったし、大人になってから読んでみたら、きっと感じ方や思うことが全然違うのだろうなぁと思ったり。 聖書が2つあるなんて知らなかったし、コーランもあーイスラムかな?くらいにしか知らなかったし。そもそも一神教の意味もわかってなかったし。 高校生の時に1年だけ必修だった世界史。カタカナが覚えられなくて本当に嫌いだったけど、大人になって色々な国に行ったり、勉強をしたりして最近はまた一からちゃんと学んでみたいと思っている。 経済学も高校生の時は数字が嫌いすぎてまったく興味なかったけど(用語も複雑だし仕組みも難しいしそもそもお金の流れに興味がないし)今、家計を担っている身としてはちゃんと勉強したい!と日々思っている。 時が変われば感じ方も状況もかわって、本当に楽しい。どこに学びの種があるかわからないものですね。 この本は私にそんな気づきを与えてくれた本でした。

Posted byブクログ