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いつまでもショパン の商品レビュー

3.8

201件のお客様レビュー

  1. 5つ

    47

  2. 4つ

    69

  3. 3つ

    57

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

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2018/04/17

岬洋介シリーズ。舞台はポーランド。ショパンコンクールの出場者であり、将来有望ともてはやされる18歳の青年・ヤンが語り手。 岬は、同じ出場者のファイナリストとして登場。コンクールが進んでいく傍ら、大規模なテロ、殺人が起こり、ヤンの友人の命が失われたり、と悲しい事が起こる。 コンテス...

岬洋介シリーズ。舞台はポーランド。ショパンコンクールの出場者であり、将来有望ともてはやされる18歳の青年・ヤンが語り手。 岬は、同じ出場者のファイナリストとして登場。コンクールが進んでいく傍ら、大規模なテロ、殺人が起こり、ヤンの友人の命が失われたり、と悲しい事が起こる。 コンテストのピアニスト達の演奏シーンは圧巻。字面だけなのに、その曲も知らないのに、何故だか音楽が聞こえてくるかのような臨場感。 岬が最後に弾いた「ノクターン」素晴らしかった。 映像化して欲しくなった。ただし、陳腐になって欲しくないから、やるなら大規模に、映画で! これで岬洋介シリーズも読み切ってしまった。また新作を期待してしまう。 これを読んでいるとき、偶然にも、アナザースカイで岬を演じた経験のある、ピアニスト清塚信也の特集が放送された。 しかもポーランドのショパンコンクール。すごい偶然。シンクロだ。 私もプロのピアニストたちの演奏を聴いてみたくなった。 そして…私もいつかショパンを弾いてみたい。

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2018/04/05

岬洋介シリーズ3作目です。今回の主人公はポーランドで行われる「ショパンコンクール」に挑む18歳のヤン少年。コンクールが軸になるので、自然に音楽の描写が多く、事件はその合間合間に起こる感じです。前2作との繋がりが最後に見れますが、シリーズ物の特権ですね。それにしても岬先生。英語だけ...

岬洋介シリーズ3作目です。今回の主人公はポーランドで行われる「ショパンコンクール」に挑む18歳のヤン少年。コンクールが軸になるので、自然に音楽の描写が多く、事件はその合間合間に起こる感じです。前2作との繋がりが最後に見れますが、シリーズ物の特権ですね。それにしても岬先生。英語だけではなくポーランド語も堪能とは。かっこいい(笑)そしてまさかの、岬先生の奏でる音楽が起こす奇跡。私も岬洋介の弾くピアノを聞いてみたいな。

Posted byブクログ

2017/12/26

 音楽って何のためにあるんだろう。  演奏家はそれだけで生きることはできないと、このシリーズで繰り返し語られていた。才能を持つものと持たざるもの。努力を続けるものと気力が続かないもの。残酷なまでに美しい音。  私でも名を知っているショパンコンクールを舞台にして事件は起きる。  ...

 音楽って何のためにあるんだろう。  演奏家はそれだけで生きることはできないと、このシリーズで繰り返し語られていた。才能を持つものと持たざるもの。努力を続けるものと気力が続かないもの。残酷なまでに美しい音。  私でも名を知っているショパンコンクールを舞台にして事件は起きる。  どう解決するのか、ではなくて、その中でもどう弾き続けるのか。どのように音と向き合うのか。表現するのかを軸にしているように感じる。そしてエンディング。たまらぬ。

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2017/10/14
  • ネタバレ

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なんでこのシリーズ読んでるのかわからなくなって来た。本作はピアノだったのでまだ理解ができた方。音楽を文章で表すのは難しい。

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2017/10/05

うーん曲の説明部分は相変わらず長くて読む気がしないので飛ばしてしまう笑 シリーズものなので読まないと!と思い、読み出したけど曲の部分はほとんど飛ばしながら読んだ。 流し読みとゆう感じでした。

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2017/10/04

本作は、日本を飛び越えて、ポーランドのショパンコンクールが舞台。次々に起こるテロの犯人とは・・・。相も変わらずですが、岬洋介の推理の冴えわたること!

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2017/09/28

岬シリーズ第3弾。 今作の岬はポーランドで行われるショパン・コンクールのコンテスタントとして登場する。作品ごとに立ち位置が異なる岬の得体の知れなさに冒頭から、期待感が… でも、正直コンクールと多発する無差別テロを同時に描いているところが、現実味がないと言うか…多分、この作品を発売...

岬シリーズ第3弾。 今作の岬はポーランドで行われるショパン・コンクールのコンテスタントとして登場する。作品ごとに立ち位置が異なる岬の得体の知れなさに冒頭から、期待感が… でも、正直コンクールと多発する無差別テロを同時に描いているところが、現実味がないと言うか…多分、この作品を発売当時に読んでいれば、感想は変わったと思うが、恩田陸の「蜜蜂と遠雷」を読んだ後だと曲の表現の物足りなさを感じる。かなり最初の方でコンテスタントの一人が殺されても、詳細には触れず、次から次へと警察官は殺され、無差別テロが起こっているのに、登場人物から恐怖心はあまり伝わらない。 そして、何より中山作品には珍しくどんでん返しがなかったのが、とても残念。「ピアニスト」の正体、かなり早い段階で分かってしまった…

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2017/09/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ピアノの演奏の情景描写は素晴らしいのだろうが、読むのが面倒臭い。結局最終的にサスペンスなのか何なのかあまりよくわからなかった。訴えてくるものが無い。

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2020/06/10

さよならドビュッシーの続編らしいので、読んだ。 探偵役も変わらず岬。 舞台が外国ということもあり、感情移入ができず。 ショパンが有名だとわかっていても、国民の誇りだという感覚が音楽に疎い時分にはわからない。 そしてやはり、音楽の描写についていけない。 作曲家の歴史や曲が作られ...

さよならドビュッシーの続編らしいので、読んだ。 探偵役も変わらず岬。 舞台が外国ということもあり、感情移入ができず。 ショパンが有名だとわかっていても、国民の誇りだという感覚が音楽に疎い時分にはわからない。 そしてやはり、音楽の描写についていけない。 作曲家の歴史や曲が作られた時代の背景も、西暦で表してくれたらある程度わかるが、やはり自分の知識不足が読むときの足かせになっている気がする。。 犯人はある程度予想はしていたものの、前作の衝撃と、丁寧な描写を考えるとあっさりした内容だった。

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2017/07/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ピアノ演奏部分がとても具体的で専門的。ピアノ素人としては、ふ~んという感じもするが雰囲気は伝わってくる。あまり推理しているという感じはなく、推理モノとしてはあっさりしている。しかし、著者の作品は他の作品と同様、読みやすく、読み進めると引き込まれるので、あっという間に読めてしまう。著者の他の作品をもっと読みたい!

Posted byブクログ