いつまでもショパン の商品レビュー
岬洋介シリーズ第三弾。 今回はショパン。例によって小説に出てくる曲を聴きながら、本当にこれピアニストじゃない人の描写なのかなーと思いながら一気に読んだ。 犯人がまったく分からなくて、最後にまさか!があったけど、事件についてよりもコンクールに大部分が割かれていたのでミステリーとして...
岬洋介シリーズ第三弾。 今回はショパン。例によって小説に出てくる曲を聴きながら、本当にこれピアニストじゃない人の描写なのかなーと思いながら一気に読んだ。 犯人がまったく分からなくて、最後にまさか!があったけど、事件についてよりもコンクールに大部分が割かれていたのでミステリーとしての要素はやや薄い感じ。 ノクターンはどうしても真央ちゃんが浮かぶw 岬先生のノクターン、聴いてみたいなー・・。
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「間奏曲」目当てに文庫版の方も購入。 まんまと出版社の思惑にはまっている気がする… もう岬先生が出てくるだけで(今回は電話でのみ登場) きゅん❤︎となる私はかなりの重症かもしれない。 あとがきは、映画化「さよならドビュッシー」で 岬洋介役を演じたピアニストの清塚信也さん。
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相変わらず音楽描写長いので、その分早く読み終わります。 流し読みしてしまうので。 あといい意味で、外国が舞台なので感情移入あまりせずにサラッと読み終わりました。 犯人は最後まで分かりませんでした。 でも犯人聞いて、なんか納得できない・・・。 そんなに突然テロリストになるのかなぁ。 結構凄腕みたいだし。 次の作品は先に読んでたので、こうつながるのか・・・と思いました。
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音楽の事はさっぱりわからない私ですらコンクールの臨場感に引き込まれてしまった。会場の周辺ではテロが多発しているのだけど、そんなことよりもコンテストの行方が気になってしまう。岬先生に怒られちゃうわね。 ストーリーとは無関係だけど、「雪の降る町を」を作曲したのはショパンだとか、ショ...
音楽の事はさっぱりわからない私ですらコンクールの臨場感に引き込まれてしまった。会場の周辺ではテロが多発しているのだけど、そんなことよりもコンテストの行方が気になってしまう。岬先生に怒られちゃうわね。 ストーリーとは無関係だけど、「雪の降る町を」を作曲したのはショパンだとか、ショパンのノクターンと聞いて思い浮かぶ曲はノクターンの2番で、ショパンのノクターンは他にもたくさんある…等々雑学もいろいろ仕入れられました。
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シリーズの中で一番事件はおおごとだったけどミステリ要素は薄く、描写の多くがピアノとコンクール参加者の話だったのが逆に良かった。 主人公の感情の動きがよく伝わって良かったです。 この本を飛行機の中で読むスリルw 2017.5.7
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音楽シーンの描写が細かくて、想像しやすい。といっても自分は音楽に無頓着なのでたぶんリアルにイメージはできていないが…。今作は前作と違いミステリー要素は少ないように思えたけど、シリーズの中で人間味が一番出ていたように思えた。岬洋介がますます好きになった。
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面白かった。 「ピアニスト」の正体は意外な人だったので、おーという感じもしたけど、ミステリー要素があったのは最初だけで、あとはピアノコンクールがメインになってたので、岬が犯人を捕まえた時はいささか唐突に感じてしまった。 ヤンの心情の変化がとても良かった。 ショパンを聴いてみたくな...
面白かった。 「ピアニスト」の正体は意外な人だったので、おーという感じもしたけど、ミステリー要素があったのは最初だけで、あとはピアノコンクールがメインになってたので、岬が犯人を捕まえた時はいささか唐突に感じてしまった。 ヤンの心情の変化がとても良かった。 ショパンを聴いてみたくなった。
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市立中央図書館より。 -- 「さよならドビュッシー」「おやすみラフマニノフ」に続いて三作目の作曲家シリーズ。 ショパンは専らエチュードの斬新な和声とマズルカの鋭敏さみたいなものに興味を持つてゐたが、この人の作品と演奏に関する精神的な記述には恐れ入った。 改めてピアノソナタを3曲、...
市立中央図書館より。 -- 「さよならドビュッシー」「おやすみラフマニノフ」に続いて三作目の作曲家シリーズ。 ショパンは専らエチュードの斬新な和声とマズルカの鋭敏さみたいなものに興味を持つてゐたが、この人の作品と演奏に関する精神的な記述には恐れ入った。 改めてピアノソナタを3曲、協奏曲を2曲、じつくり聴いてみた。なるほど研究は行き届いてゐるし、監修の仲道郁代さんからの薫陶も大きかったのだらう。この描写の臨場感には戦慄を覚えた。 また、主人公のヤン・ステファンスの父であり、音楽院教授のヴィトルド・ステファンスの言葉、 「戦争もテロも我が身に降りかからん限りは他人事だ。第一、お前一人が憤慨したところで戦争やテロがなくなる訳でもあるまい。お前がピアノを弾いて戦争が終わるのか? イスラム教徒が全員キリスト教に改宗するとでも言うのか? いいか、ヤン。音楽家にとって戦争ほど無縁のも来はない。無縁であるなら無視するのが一番なのだ。戦場で、テロで死にゆく人間に、お前ができることなど何一つとしてない」 に対して、最後に出てくるパキスタンの大統領からの緊急メッセージ、 「ショパン・コンクールのファイナリスト、ヨウスケ・ミサキ。このメッセージを見てくれているか」 「君には礼を言わなくてはいけない。二十日のことだ。アフガニスタン領内でパキスタン市民二十四人がタリバンの人質になっていた。そして救出を依頼したアメリカ軍が敵の攻撃に手をこまねいている時、君の演奏するショパンが戦場に流れたのだ。たった五分間の演奏だった。しかし、その五分間、砲撃も銃撃も一切止んだ。あのタリバンがそのピアノの戦慄が流れているうちは一発の弾も撃たなかった。そう、ただの一発もだ。お蔭で二十四人の人質はその隙に乗じて脱出することができた」 「とても不思議な話だ。だが、これが音楽の力なのだろう。ミサキよ、コンクールの審査員たちは君に何も与えなかったと聞いた。だが君のピアノは我々に奇跡をもたらしてくれた。君の奏でたノクターンで二十四人もの命が救われたのだ。審査委員たちが与えないのなら我々が君に感謝と栄誉を与えよう。本当にありがとう、ミサキ。君の音楽がいつまでもショパンの魂と共にあることを願う」 ものすごいストーリーを描いてくれたものだ。 感動した。
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第8回『このミステリーがすごい!』大賞「さよならドビュッシー」シリーズの第3弾。ポーランドで行われる、ショパンピアノコンクールで、テロが多発する。主人公はコンテスタントのポーランド人の青年。 音楽を題材にしたミステリーで、音楽部分は本格的なので、クラシック音楽、とくにピアノに詳し...
第8回『このミステリーがすごい!』大賞「さよならドビュッシー」シリーズの第3弾。ポーランドで行われる、ショパンピアノコンクールで、テロが多発する。主人公はコンテスタントのポーランド人の青年。 音楽を題材にしたミステリーで、音楽部分は本格的なので、クラシック音楽、とくにピアノに詳しい人はとても楽しめるだろう。インターネット動画で曲を再生しながら読書をした。 ミステリーとしては辛口になってしまうが、浅い。これはこちらがかなり目が肥えてしまっているからかもしれない。中途半端なミステリーにするなら、音楽小説というジャンルに特化すれば、コアなファンからもっと評価されるのではないか。 前半は面白く、ショパンコンクールってこういう感じなのかな、と想像しながら読んだ。後半は、エンディングもちゃちで、設定も都合よく出来すぎている。
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文庫本には〜間奏曲〜が付いていた‼︎得した気分‼︎ 装丁。あの公園か、しら…マリーちゃん。 ノクターン聴きましたぁ♪ ショパン・コンクールと、テロ。 そして…
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