1,800円以上の注文で送料無料

ルポ虐待 の商品レビュー

4.1

95件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    33

  3. 3つ

    15

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2026/01/06

元々本事件を題材にした映画の『子宮に沈める』を過去に視聴しており、当時自分は20代で若く、自分に子供が当時いなかったながらに想像を絶するなかなかの映画でトラウマになっていた。 そこから月日が経ち、自分が妊娠した際に、なんとふと思い出し、妊娠中に(!)この事件の本質は何なのか? を...

元々本事件を題材にした映画の『子宮に沈める』を過去に視聴しており、当時自分は20代で若く、自分に子供が当時いなかったながらに想像を絶するなかなかの映画でトラウマになっていた。 そこから月日が経ち、自分が妊娠した際に、なんとふと思い出し、妊娠中に(!)この事件の本質は何なのか? を知りたくなり本書を読みました。 事件の経緯だけを切り取って見ると鬼畜きわまりないし、出産をした今、自分が、我が子に対して同じことができるか? 答えはNOです。もちろん。 でも、それももしかして紙一重なのか?とも思わされました。 もちろん前提には彼女の生い立ちの背景もあったと思う。 ”教育者”の父。若くして一人で子供2人を抱えることになってしまった、22歳の若者。36歳の私から見ると22歳は子供だ。 精神が成熟しきっていない年齢だし、そこに彼女の生い立ちがあり、さらに追い討ちをかけるような誓約書。 いきなり母にはなれないし、いい母親になんて、もっとなれない。 それは誰だってそうだ。 そういう時に、社会や、他の人間や、そういう人の助けや、気持ちの吐き出し口や、そういったものを活用して行って、みんなで子供を育てるのが理想だと思う。 でもそれは結局そういう場所があること、金銭的にも援助できると知っているか、などの知識がなければ本当に必要な人には届かない。 きっと彼女もそうだったと思う。 もし、彼女が行政に頼るという知識があれば。 もし、誰かに苦しいって、助けを求められれば。 もし、周りの人間が異変に気づければ。 もし、子供のことを一緒に考えてくれる人がいたら。 そんなたくさんの『もし』を並べても仕方ないのはわかってる。 でも、もしたくさんの『もし』があれば、子供たちは今も生きてくれていたかもしれない。 そう思うといたたまれない。 彼女は彼女で苦しかったと思う。 だけど、子供は子供で関係のないことで、元気に、生きる権利がある。 苦しいほどの描写で本としては星を5つけるべきだと思うけど、なんだかこの題材の本を星5にするのは違う気がして、4。

Posted byブクログ

2025/09/11

大阪2児餓死事件ルポ。 この手の読み物に感じることは毎回二つ。 親に向いてないと分かれば即手放せる制度が必要だ。 虐待親には一切の共感はしない。

Posted byブクログ

2025/06/18

家族の関係性、トラウマ、女性の貧困、社会とのつながりの希薄化など、多角的に事件を見て、育児への向き合い方を深めるきっかけになりました。 今回は事件になったからこれだけ騒がれて有名になりましたが、同じくらい凄惨な環境で生きている人が他にもいる、全ては当てはまらなくとも同様の苦しみ...

家族の関係性、トラウマ、女性の貧困、社会とのつながりの希薄化など、多角的に事件を見て、育児への向き合い方を深めるきっかけになりました。 今回は事件になったからこれだけ騒がれて有名になりましたが、同じくらい凄惨な環境で生きている人が他にもいる、全ては当てはまらなくとも同様の苦しみを感じる人がいることに思いを馳せると、複雑な気持ちになります。 本書の途中ではこんなデータも出てきています。 "国立社会保障・人口問題研究所の分析によると、二十歳から六十四歳までの勤労世代で、単身で暮らす女性の三分の一が「貧困」だ。六十五歳以上の単身者では五十二パーセント、十九歳以下の子どもがいる母子家庭では、五十七パーセントが貧困層だ。" (p.201 第四章『離婚』より) 私たちは、こういった人たちをサポートしていかなければならないと思いますが、自己責任の風潮が強まった昨今の社会がそれを許すのでしょうか。非常に問題は根深いと思いました。2013年刊行の本ですが、10年以上経った今もなお、同様の問題は解消しきれていないと思います。

Posted byブクログ

2025/04/07

誤字が多いのが気になります。「(ママ)」の引用部分ではなくて地の文です。こんなに誤字だらけで取材依頼文とかよこされたとしたら私なら断ってしまうと思います。 たとえ教員本人が熱望したとしても、部活動による長時間労働はネグレクトや虐待の原因や遠因となりうるということを改めて考えさせら...

誤字が多いのが気になります。「(ママ)」の引用部分ではなくて地の文です。こんなに誤字だらけで取材依頼文とかよこされたとしたら私なら断ってしまうと思います。 たとえ教員本人が熱望したとしても、部活動による長時間労働はネグレクトや虐待の原因や遠因となりうるということを改めて考えさせられました。周囲は「シングルファーザーに花園目指して猛特訓なんてさせられない」と思っても、代わりがいないから口出せなかっただろうと思います。

Posted byブクログ

2025/03/10

あまりにも衝撃的だった事件で、ニュースで流れる表層的なところしか知らなかったけど、知れば知るほど救いがなさすぎて辛かった。

Posted byブクログ

2025/02/16

子どもが大きくなるにつれ、子どもとは本当に手のかかるものであるということを実感している。 乳幼児期の大変さは言わずもがなであるが、その後の気の使い様、また別の手のかかり具合を考えると、単身親が1人でで育てることの困難さは簡単に想像できる。 子育ては大変で難しい。これは誰にでも...

子どもが大きくなるにつれ、子どもとは本当に手のかかるものであるということを実感している。 乳幼児期の大変さは言わずもがなであるが、その後の気の使い様、また別の手のかかり具合を考えると、単身親が1人でで育てることの困難さは簡単に想像できる。 子育ては大変で難しい。これは誰にでも当てはまることだと思う。だからこそ、育てている人を孤立させず、沢山の大人が守っていくことの大事さを痛感した。

Posted byブクログ

2025/01/30

この事件を知った当時は、衝撃だった。 このようなことが何故起きたのか? 何故、誰も気づけなかったのか? あまりにも酷い事件に真正面から見ることはできなかった。 時が経ち、しばらく前にTVで放送されているのを見てこの事件を思い返した。 2010年夏、3歳女児と1歳9ヶ月の男児の...

この事件を知った当時は、衝撃だった。 このようなことが何故起きたのか? 何故、誰も気づけなかったのか? あまりにも酷い事件に真正面から見ることはできなかった。 時が経ち、しばらく前にTVで放送されているのを見てこの事件を思い返した。 2010年夏、3歳女児と1歳9ヶ月の男児の死体が大阪市内のマンションで発見された。 母親は、懲役30年の判決が確定している。 このルポは、事件の詳細とこの母の生い立ちから高校時代や結婚、離婚を経て子ども2人と暮らすまでを書いている。 彼女が子どもと暮らすことが可能だと元夫や義母や実父は思っていたのだろうか。 行政はどこまで知り、対応ができたのか? こうなった後にいろんなことを考えてしまう。 もしかすると今も彼女と同じようにひとりで子どもを抱え苦しんでいる人がいるのでは…と思うと苦しい。

Posted byブクログ

2025/01/14

本当に痛ましい事件。この母親は、非常に自分勝手で最低な母親だとテレビやマスコミを通して伝えられている。でも、このルポを読み、丁寧にこの事件が何故起きてしまったのかを紐解いていくと、この母親の生い立ちや取り巻く環境の冷酷さに愕然とする。この母親は確かに問題があるしやったことは決して...

本当に痛ましい事件。この母親は、非常に自分勝手で最低な母親だとテレビやマスコミを通して伝えられている。でも、このルポを読み、丁寧にこの事件が何故起きてしまったのかを紐解いていくと、この母親の生い立ちや取り巻く環境の冷酷さに愕然とする。この母親は確かに問題があるしやったことは決して許されることではないのだが、家族や社会から見捨てられて、全てを背負わされた悲劇の人でもあると思う。子どもは一番の被害者。元夫や親たちにも責任はある。SOSは出ていた。見てみぬふりをして切り捨てた罪はないのか?

Posted byブクログ

2024/10/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

わがままを言えない、大事なことを言えない、自分に嘘をつくってだれにでも当てはまるし自分にも当てはまるからだれもがこうなる可能性あるなあ〜と思った

Posted byブクログ

2024/10/04

  虐待の負の連鎖はこうやって起こるものなのかと... 加害者の生育歴や事件までの詳細な行動を知りながら事件を見つめ直すことで、ただの"ひどい母親"が起こした事件という視点では考えられなくなる。また、センセーショナルに描かずに心理的な推測も交えた分析を行なって...

  虐待の負の連鎖はこうやって起こるものなのかと... 加害者の生育歴や事件までの詳細な行動を知りながら事件を見つめ直すことで、ただの"ひどい母親"が起こした事件という視点では考えられなくなる。また、センセーショナルに描かずに心理的な推測も交えた分析を行なっていることで、精神病の感覚を掴みやすい。 加害者の周囲の大人は加害者に安心を与えられなかったのか?助けをキャッチする優しさを一瞬でも持てなかったのか? 加害者がなぜ助けを求められず、1人で抱えこみ、子どもという最も弱いものに皺寄せがいってしまったのか 加害者含め、周りの大人たちが責任感と想像する力がなさすぎる 現代社会は事件当時よりも人間関係が希薄になり、自己責任論が強く、想像力をもてる大人が少なくなっていると思うが、少なくとも私自身がそうならないように、ふと思い出して生きていきたい

Posted byブクログ