ルポ虐待 の商品レビュー

杉山春【著】

2013/10/10

いかに女性が、女性だけが、女であること、妻であること、母であることを強いられているか実感しました。
あまりに切ないし、他人事じゃない。

2013/10/08

この事件には、当時から関心があったので、興味深く読んだ。
私自身子どもがいるので、小さい子どもたちがひどい状態で放置されたことを知り、母親に対し憤りを感じたのだが、この本を読んで見方が変わった。

確かに母親は悪い。
しかし、そんな頼りない母親に子どもを任せてしまった元夫、父親、母親、義理の両親。
そんな周囲の無関心も問題だったのだろう。

そして、母親が病気だと言っていると聞いて、またまた罪から逃げようとして～と思っていたが、本当に病気のようだ。（結局は認められなくて、罪が確定したけど）
本当に何とか防げなかったものかと思う事件だ。

2013/10/05

無責任な母親が子供を置き去りにして餓死させた、なんて単純な事件ではなく、問題は家族、環境、ひいては社会にもある。
単に母親を懲役刑にしただけでは、同じような悲劇が起こる可能性があると思う。

2013/09/29

子育てのある時期、孤独で辛いと感じることがあることを思い出した。例えば六本木のミッドタウン、ヒールでマクラーレンのベビーカーを押す母親を見る時、孤独や不安が透けて見える。アナウンサーの妊娠さえ話題になり、子育ては一種のファションとなっているけれど、現実は地味で忍耐のいることだと私は思う。振り返ればかなり危ないこともあった。一歩間違えば、自分がネグレクトの母親だったかもしれない。いろいろな人に支えられてここまで来た。支援が届かなかったことに対して、行政を責めるのは簡単だ。行政が機能しない構造的な原因を探り改善するべきだ。消費税を上げるなら、そういうことに使ってほいし。(話が飛躍した〜σ^_^;) あと…この本、文はあまり良くない。文章にねじれがあって読みにくい部分があったなぁ。

2013/09/28

どの段階・分岐点なら最悪のシナリオを避けることができたのだろうか。悲劇を繰り返さないためにもここから学ばなければならない。

2013/09/16

大阪市で起きた児童放置致死のレポート。なぜ、まわりが手をさしのべなかったのか。彼女の問題性に気づいていた人間は多くいたはずなのに。

いろんな困難を「知らないこと」にして、ネットSNSで自分の姿を書くというところに、「自分探し」の行き着く先があるような気がする。

著者の杉山さんとはお知り合い。今度、詳しく中身が聴けるのが楽しみです。