純喫茶トルンカ の商品レビュー
突拍子もないきっかけから始まるが、心がほっとする物語3編。 最後は純喫茶ではないが珈琲にこだわりを持つ喫茶店で珈琲のおかわりしつつ、読み切ってしまった。 読書が何をもたらすかは人それぞれだが、ささくれ立った心をまあるくさせたい、したいときにふとまた手に取りたい、そんな物語。
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「森崎書店の日々」の著者が徳間文庫のために書き下ろした作品。 純喫茶トルンカに来る人たちの、さまざまなドラマが描かれる。 今は、純喫茶も見なくなった。 一杯一杯、淹れるコーヒーを飲んで、ゆっくり時間を過ごせるお店は減ってしまったな。 そんなことを思いつつ読了。
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東京の下町の路地奥にある純喫茶トルンカ。アルバイトの修一君、絢子さん、看板娘の雫ちゃん。トルンカにかかわる人たちの心の傷を癒し、再生していく物語。雫ちゃんの名前の由来も素敵だったし、絢子さんの男前の姿もかっこよくてかわいかった。修一君が一歩踏み出す姿もよかったです。読み終わった後...
東京の下町の路地奥にある純喫茶トルンカ。アルバイトの修一君、絢子さん、看板娘の雫ちゃん。トルンカにかかわる人たちの心の傷を癒し、再生していく物語。雫ちゃんの名前の由来も素敵だったし、絢子さんの男前の姿もかっこよくてかわいかった。修一君が一歩踏み出す姿もよかったです。読み終わった後、自分のトルンカで飲み物を飲んだかのように、心が温まりました。
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「珈琲いかがですか」とかかれた帯につられて手に取った。 「純喫茶トルンカ」を舞台に、看板娘・雫を中心とした人間模様を描く。続編として、雫が成長した姿を見たい。
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うーん、切なかった。 親御さんは選べないから…でも、最後の方は救われたな。ご両親のことも、ほんの少し許せるかもしれないね。ずっと心に残ってた人を探して、なんて、ロマンチックだよねー。 あと、一番胸に来たのは、やっぱりお姉さんのこと。早くに亡くなった姉か…きっと心に傷を残すだろうね...
うーん、切なかった。 親御さんは選べないから…でも、最後の方は救われたな。ご両親のことも、ほんの少し許せるかもしれないね。ずっと心に残ってた人を探して、なんて、ロマンチックだよねー。 あと、一番胸に来たのは、やっぱりお姉さんのこと。早くに亡くなった姉か…きっと心に傷を残すだろうね。乗り越えるには、時間も人の優しさも、己と向き合うことも必要だけど、きっとどれも持ってるから、大丈夫だね。心温まる小説でした。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
トルンカという名のコーヒーがおいしい喫茶店。 そこを訪れる人やマスターと娘の雫らの日常のストーリー。 「森崎書店…」に描き込まれていたほどの街の魅力も店の空気感も全然伝わってこなかった。魅力的だったのは絢子くらいかな。この人をスピンオフでストーリーにしてほしいくらい。 全体に淡くてありきたりで、読んだーって思えるほどの充実感はついぞ訪れなかった。 なんかシリーズ化を狙っていそうな感じがあるが、続けて読む気には今のところならない。 せめてコーヒーとトルンカの魅力がもう少し描き込まれていたらなあ。
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