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純喫茶トルンカ の商品レビュー

3.9

67件のお客様レビュー

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2015/09/24

せつなさや、淡い悲しさの残る過去 もっと重い過去 口の重い、不器用な男性 純喫茶トルンカで一杯一杯丁寧にドリップされるコーヒー 胃から徐々に全身、そして心があたたまる一杯のコーヒを飲みに訪れる、それぞれの過去を持つ客たち そして店主も 私もマスターが淹れるコーヒーを飲みたい ト...

せつなさや、淡い悲しさの残る過去 もっと重い過去 口の重い、不器用な男性 純喫茶トルンカで一杯一杯丁寧にドリップされるコーヒー 胃から徐々に全身、そして心があたたまる一杯のコーヒを飲みに訪れる、それぞれの過去を持つ客たち そして店主も 私もマスターが淹れるコーヒーを飲みたい トルンカに通える街に住みたい 優しい、そしてなぜか楽しい気持ちにさせてくれる一冊

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2015/05/13

「純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりとした時間が流れ、高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。ある日バイトの修一と雫が店に出ていると、女性客が来店。突然「あなたと前世で恋人同士だったんです」と修一に...

「純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりとした時間が流れ、高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。ある日バイトの修一と雫が店に出ていると、女性客が来店。突然「あなたと前世で恋人同士だったんです」と修一に語りだし……。孤独や悲しみを抱えた人々の心がやわらかくドリップされていく……。

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2016/05/15

『森崎書店の日々』の八木沢さんです。 『森崎書店』は雰囲気は良いのですが、どちらかと言えば稚拙さが感じられる作品でした。 これは良いですね。 谷中の路地の先にある古びた純喫茶。渋いマスター、明るくサッパリした高校生の娘、アホなふりして実は頼りになる幼馴染の男子高生。定番的な人...

『森崎書店の日々』の八木沢さんです。 『森崎書店』は雰囲気は良いのですが、どちらかと言えば稚拙さが感じられる作品でした。 これは良いですね。 谷中の路地の先にある古びた純喫茶。渋いマスター、明るくサッパリした高校生の娘、アホなふりして実は頼りになる幼馴染の男子高生。定番的な人物構成ですが、よく出来ています。 3つの短編からできていて、想像通りトルンカを訪れる客たちが織り成すホッコリと暖かな物語。 シリーズ物になっているみたい(本屋で2巻目を見つけて1巻目を購入しました)。次も是非読んでみましょう。

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2015/01/10

こんな喫茶店があったらいきたいな。とそしておいしい珈琲のみたい!!と思うお話でした。 マスターにぜひお会いしたいっす。

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2014/07/21

+++ 「純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりとした時間が流れ、高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。ある日バイトの修一と雫が店に出ていると、女性客が来店。突然「あなたと前世で恋人同士だったんです」...

+++ 「純喫茶トルンカ」は美味しい珈琲が自慢のレトロな喫茶店。東京の下町にひっそり佇む店には、魔法をかけられたようなゆっくりとした時間が流れ、高校生の看板娘・立花雫の元気な声が響く。ある日バイトの修一と雫が店に出ていると、女性客が来店。突然「あなたと前世で恋人同士だったんです」と修一に語りだし…。孤独や悲しみを抱えた人々の心がやわらかくドリップされていく…。ほろ苦くも心あたたまる物語。 +++ 「日曜日のバレリーナ」 「再会の街」 「恋の雫」 +++ 似たような設定の物語がいくつも思い浮かんで、どれがどれだか判らなくなりそうだが、このレトロなたたずまいのトルンカも、商店街のふと見過ごしてしまいそうな路地の奥にある、界隈をねぐらにしている野良猫に導かれなければ知らない人は入ってこないような店である。渋い中年男のマスターと高校生の娘の雫、バイトの大学生修一の三人で切り盛りしている。まさに野良猫に誘われてやってきた千夏が、修一と前世で恋人同士だったと言い始め、どうなることかと思ったが、あたたかく穏やかに解決されていくのだった。登場人物それぞれが何かしらの哀しみを抱えているのだが、お互いを思いやり、見守っていることが伝わってきて、しみじみとした心地にさせられる一冊である。

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2014/06/15

一章読んで安いストーリーをオシャレな装飾品で飾り立てただけのように感じましたが二章目以降はあまり気になることもなく読めました。 著者の「森崎書店の日々」がとてもよかったので評価は厳しめです。 期待しすぎましたね。

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2014/04/07

マスターの淹れたコーヒーが飲みたくなりました。(コーヒー飲めません笑) 登場人物もいい人ばかりだし街の雰囲気もよくて素敵な本だなぁと思いました。 純粋な恋愛ですかね〜

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2014/03/08

ある程度先が分かって、ハッピーエンドが約束されている小説を心暖まる作品として読めるような可愛いげのある人間ではないのですが。たまに素直に読める作品に出会って優しい気持ちになれたりすると、自分もそうそう悪い人間ではないな、と安心したりします。この作品もそう。ありがたいですね。 谷中...

ある程度先が分かって、ハッピーエンドが約束されている小説を心暖まる作品として読めるような可愛いげのある人間ではないのですが。たまに素直に読める作品に出会って優しい気持ちになれたりすると、自分もそうそう悪い人間ではないな、と安心したりします。この作品もそう。ありがたいですね。 谷中の街の素朴で温かい雰囲気が印象的な作品です。あの賑やかな商店街の中の花屋には良く喋る若いアルバイトのお姉さんがいそう、坂道を夏休みの小学生が走っていきそう、細い路地の先にレトロな純喫茶がありそう、そこでちょっと強面のマスターが淹れる美味しいコーヒーが飲めそう…と、一つ一つの設定がしっくりはまります。だから、突拍子もない一言で始まる出会いも、あまりにロマンチックな後悔も、定番の初恋も、実際にありそうで。公園での修一のお説教はもう身に覚えがありまくりますし、素直でまっすぐな妹をもった菫の気持ちはそれこそ痛いほどよくわかる。〈再会とは、人生における一番身近な奇跡である〉だとすれば、その奇跡を可能にしてくれる場所が谷中なんじゃないかと思えてきます。 「森崎書店の人々」でも思いましたが、舞台になっている場所の魅力を最大限に生かした作品を書く作家さんです。ぜひ色んな場所を舞台にして作品を作っていただきたいし、その作品を読みたい気持ちになります。

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2014/02/23

「森崎書店の日々」と同様ほっとするハートウォーミングストーリー。谷中、珈琲、純喫茶、レトロといった素敵なアイテムが揃っていて人と人との繋がりを描いた長編小説。

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2014/02/12

心がほっとしすとんと言葉が落ちてくる本だった。 どの話もとても可愛く読みやすく良かった。美味しいコーヒーが飲みたくなる。

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