まほろ駅前狂騒曲 の商品レビュー
以前、さらっと流し読みをした週刊誌で連載されているのを見つけ、近いうちに単行本化されるだろうと期待して待っていた本です。 まほろシリーズ第三段。 変わり者が入れ代わり立ち代わり登場して、時々声を出して笑いました。 でも単に面白い、笑えるというだけじゃなく、しんみりする部分や暗い...
以前、さらっと流し読みをした週刊誌で連載されているのを見つけ、近いうちに単行本化されるだろうと期待して待っていた本です。 まほろシリーズ第三段。 変わり者が入れ代わり立ち代わり登場して、時々声を出して笑いました。 でも単に面白い、笑えるというだけじゃなく、しんみりする部分や暗い部分もバランスよく配されていて、決して単調じゃないのが味わい深い。
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前作より内容をかなり引き継いだ形で進んだ今回。奥が深い一冊でした。阿呆もあるし、恋愛もあるし、多田と行天二人の掛け合いも面白い。なんだかんだ言っても二人はお人よしで優しいと思う。行天の過去が明らかになったり、哀愁が漂う部分もあり、考えさせられるものがあった。一つの話の中に、いろん...
前作より内容をかなり引き継いだ形で進んだ今回。奥が深い一冊でした。阿呆もあるし、恋愛もあるし、多田と行天二人の掛け合いも面白い。なんだかんだ言っても二人はお人よしで優しいと思う。行天の過去が明らかになったり、哀愁が漂う部分もあり、考えさせられるものがあった。一つの話の中に、いろんな要素が詰まってるけれど、軽く読めて、しをんさんを改めてすごいと思いました。次回からはシリーズ第2部となるのだろうか。新しくなっった多田便利軒の話を読みたいと思う。 単発でも楽しめるけど、やはりシリーズで読んでいた方が面白いと思う。
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まほろシリーズの第三弾。 まさか出るとはと思いながらも、嬉しくもあった新作。 この町田という微妙な街がウケている発信源なのかも。 これが下北や吉祥寺だったら、何ともここまでウケなかったような気も。 勿論、登場人物たちの魅力もあってのことだが。 第三弾ともなると、話も大きく壮大に...
まほろシリーズの第三弾。 まさか出るとはと思いながらも、嬉しくもあった新作。 この町田という微妙な街がウケている発信源なのかも。 これが下北や吉祥寺だったら、何ともここまでウケなかったような気も。 勿論、登場人物たちの魅力もあってのことだが。 第三弾ともなると、話も大きく壮大になっていく。 でも多田や行天がしっかりと成長しているのが何とも嬉しかった。 成長と言うと上から目線でいけ好かない感じではあるが、 彼らの紡ぐ言葉の端々にそれを感じたのは確かである。 遺伝子上、行天の娘となるはるとの生活。 そこから生まれる忘れていた愛情と言う感情。 そしてフィナーレに相応しい狂騒の数々。 一見、ここで完結かのような締め方ではあったが 彼らの物語をまだまだ見ていたい、そんな気持ちでいっぱいになった。 わかってはいたが、そうなるよなという結末もどこかホッとしたような。 びば❤まほろ、この言葉が全てを表しているのかもしれない。 東京の郊外に生まれた身だけあって、自分の故郷と重ねるような。 東京と言う括りで言うと、故郷とは言い難いものがあったが この物語によって自分の故郷を再認識させられたのは確かである。
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よかったなあ、行天。 ひとは、誰かに優しくすることで、 優しくできる自分を知ることで、自分を赦せるのかも知れないなあ、なんて。おもう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ひょうひょうとした行天は相変わらずですが、今回は「はる」を預かることになったり、バスジャックにあったり、損な役回りばかりの多田にも春がおとずれたり……? 今までのまほろシリーズで、一番面白かった。
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シリーズ第三弾! 子守りにバスジャックに胡散臭い団体の調査と、今回の依頼もヘンテコだらけ。 南口ロータリーの三つ巴が狂騒すぎてもう! ああでも行天がね。 そうか傷は、傷痕は残るけど、それでも生きていくことはしあわせだ! まほろという町で、どうかいつまでも。 続編「まほろ駅前行...
シリーズ第三弾! 子守りにバスジャックに胡散臭い団体の調査と、今回の依頼もヘンテコだらけ。 南口ロータリーの三つ巴が狂騒すぎてもう! ああでも行天がね。 そうか傷は、傷痕は残るけど、それでも生きていくことはしあわせだ! まほろという町で、どうかいつまでも。 続編「まほろ駅前行天○○事務所」が出ることを待ってますからね! ビバ♡まほろ!
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