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まほろ駅前狂騒曲 の商品レビュー

4.3

304件のお客様レビュー

  1. 5つ

    111

  2. 4つ

    126

  3. 3つ

    34

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2013/11/26

やっぱりいいですね、このシリーズ。多田と行天、そしてまほろの住人たちの人柄と雰囲気が最高!緩急のあるストーリー展開も非常にリズム感があって心地良い。まだまだ終わってほしくないなぁと思う作品。

Posted byブクログ

2013/11/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

しをんさん、この二人組好きですよね…。それはもう趣味があふれ出ている感満載であり、楽しんで書いてるなぁ、と。 前作でうっすらと登場した、怪しげな団体を巡っての一大騒動。今回はこれまでのような連作短編ではなく、長編です。これまでの登場人物たちも勢揃いしつつ、多田の恋愛に進展あり、行天の過去が見えてきたり。まほろファンの期待にしっかり応えた一冊ではないでしょうか。 かの怪しげな団体は、健康食品に偏りすぎた宗教じみたものであるわけだけれど(宗教も重要なキーワード)。個人的には、自分がそういうのにハマリすぎるタイプだろうという勝手な自己分析からあまりそういうのには近づかないようにしてはいるのだけれど、「子供のためにいいと思ってやっている」という思いは、どこかの線を超えると怖いよなと、つくづく思う。子供は、自分じゃないと肝に銘じなおしておきたいところ。 そして、どこかのブログで読んだ「オーガニックは新しい宗教だ」みたいな記事を思い出したのでした。

Posted byブクログ

2013/11/22

もったいないと思いながらも一気読み。 ひとことで言えば「愛だろ、愛」みたいな。 行天の過去や多田の恋愛模様を主軸として、老人たちの暴走、うさんくさい野菜売り、そこに絡んでくるヤクザたち……なにもかも広げて散らかして、最後にまとめてひっくり返して、半ば強引とも思える大団円。 読み...

もったいないと思いながらも一気読み。 ひとことで言えば「愛だろ、愛」みたいな。 行天の過去や多田の恋愛模様を主軸として、老人たちの暴走、うさんくさい野菜売り、そこに絡んでくるヤクザたち……なにもかも広げて散らかして、最後にまとめてひっくり返して、半ば強引とも思える大団円。 読み終わって、爽快感さえ感じる一冊でした。 シリーズのファンとしては、これが第一部で次から第二部であってほしいけれど、これが最終巻だといわれても納得はできます。

Posted byブクログ

2013/11/19

良かった!とにかく空気感がいいし、子供のエピソードを通じてさらに多田も行天も魅力が増した。ぜひ続編を。

Posted byブクログ

2013/11/19

行天は切ない。表向きは、だらしなくて自分勝手で、いい加減なやつなのだが、それが全部、内側にある「弱くてもろくて儚いもの」を守るためのプロテクターになっているということが、全編を通してにじみ出てきているから。 多田はそのことをわかっている。だから、行天に振り回されながらも、気づけば...

行天は切ない。表向きは、だらしなくて自分勝手で、いい加減なやつなのだが、それが全部、内側にある「弱くてもろくて儚いもの」を守るためのプロテクターになっているということが、全編を通してにじみ出てきているから。 多田はそのことをわかっている。だから、行天に振り回されながらも、気づけば彼のことを待っていたりしてしまうのだろう。 そして、そんな自分に舌打ちしてしまう多田もかわいい。 行天は誇り高い野良猫のように見える。本人はきわめて真面目に考えているのだろうが、それが周囲とはずれてしまうあたりに可笑しみが出てくるんだろうな。 本作は「狂騒曲」というタイトル通り、いろんな人の思惑がからみ合って、最後のドタバタにつながる楽しい作品である。 あの人もこの人も、おなじみのキャラクターで事態を引っ掻き回していくから、読んでいてニヤニヤせずにはいられない。 合間合間に、行天の底知れぬ心の傷や、多田のゆっくりとした再生の様子が語られていて、ふいに冷水を浴びせかけられたようにぎょっとしてしまう。 帯にも書かれていたやりとり『「怖いもんなんかあるのか?」「あるよ。記憶」』は、本文中にもそこだけ温度が違っているように思えた。 行天の子供嫌いの理由が痛ましく、それだけに最後の方で、それなりの関わり方ができるようになっているのを読んで、心底ほっとした。 ひとつだけ、疑問というか、ひっかかるところがあるのだが、多田っておっさんなのか? 30代後半というのは、ここまで老け込まなくてはいけないような「おっさん」の年代なんだろうか。 映画で瑛太さんが演じていたこともあって、私の中の「多田」はまだ青年なのである。30代後半だろうと青年だ。 だから、やたら彼が「おっさん」を自称するところは、「おいおい、そんな年寄りぶるなよ」と思わずにはいられないのである。 行天だって、イメージは松田龍平さんなので、決して「おっさん」ではないのである。 まあ、、おっさんと思いたいなら思ってもいいんだが。やってることは、なかなかに「ワカモノ」である。

Posted byブクログ

2013/11/19

1番面白かった!!! 多田と行天にまた会えて嬉しかったし、更に大好きになった✽(′ॢᵕ ‵ *ॢ)✽ஐ✯♡ あー読み終わっちゃって寂しい(๑˃̥̩̥̥̥̥̆ಐ˂̩̩̥̥̩̥̆৭) しをんさん永遠に書き続けて欲しいなぁ(๑˃̥̩̥̥̥̥̆ಐ˂̩̩̥̥̩̥̆৭)ずっと読んでいたい...

1番面白かった!!! 多田と行天にまた会えて嬉しかったし、更に大好きになった✽(′ॢᵕ ‵ *ॢ)✽ஐ✯♡ あー読み終わっちゃって寂しい(๑˃̥̩̥̥̥̥̆ಐ˂̩̩̥̥̩̥̆৭) しをんさん永遠に書き続けて欲しいなぁ(๑˃̥̩̥̥̥̥̆ಐ˂̩̩̥̥̩̥̆৭)ずっと読んでいたい。

Posted byブクログ

2013/11/19

多田と行天 やはり、この2人最高です こんなに愛されてる便利屋なんてそうそういない 人との繋がりを存分に思い知らされた作品 とりあえず、2人の闇に光が差して良かった!

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2013/11/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

多田便利軒シリーズ第3弾。 シリーズ初の長編で、相棒の行天の過去も明らかになり、物語としては大団円でした。 長編らしく、ほとんどの関係者がまほろ駅前南口ロータリーに集まる後半の騒動は見事なクライマックスでした。 すべての登場人物が愛すべき人たちで、悪人はいないものの裏事情を持たない善人もいないので、共感しながら読めました。 下手な続編はいらないですが、これらの愛すべき人たちとは、またまほろ駅前でお会いしたいと思いました。

Posted byブクログ

2013/11/17

以前、さらっと流し読みをした週刊誌で連載されているのを見つけ、近いうちに単行本化されるだろうと期待して待っていた本です。 まほろシリーズ第三段。 変わり者が入れ代わり立ち代わり登場して、時々声を出して笑いました。 でも単に面白い、笑えるというだけじゃなく、しんみりする部分や暗い...

以前、さらっと流し読みをした週刊誌で連載されているのを見つけ、近いうちに単行本化されるだろうと期待して待っていた本です。 まほろシリーズ第三段。 変わり者が入れ代わり立ち代わり登場して、時々声を出して笑いました。 でも単に面白い、笑えるというだけじゃなく、しんみりする部分や暗い部分もバランスよく配されていて、決して単調じゃないのが味わい深い。

Posted byブクログ

2013/11/15

前作より内容をかなり引き継いだ形で進んだ今回。奥が深い一冊でした。阿呆もあるし、恋愛もあるし、多田と行天二人の掛け合いも面白い。なんだかんだ言っても二人はお人よしで優しいと思う。行天の過去が明らかになったり、哀愁が漂う部分もあり、考えさせられるものがあった。一つの話の中に、いろん...

前作より内容をかなり引き継いだ形で進んだ今回。奥が深い一冊でした。阿呆もあるし、恋愛もあるし、多田と行天二人の掛け合いも面白い。なんだかんだ言っても二人はお人よしで優しいと思う。行天の過去が明らかになったり、哀愁が漂う部分もあり、考えさせられるものがあった。一つの話の中に、いろんな要素が詰まってるけれど、軽く読めて、しをんさんを改めてすごいと思いました。次回からはシリーズ第2部となるのだろうか。新しくなっった多田便利軒の話を読みたいと思う。 単発でも楽しめるけど、やはりシリーズで読んでいた方が面白いと思う。

Posted byブクログ