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まほろ駅前狂騒曲 の商品レビュー

4.3

304件のお客様レビュー

  1. 5つ

    111

  2. 4つ

    126

  3. 3つ

    34

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2013/12/16

いいですねぇ。多田が前を向いて進み出して、行天も自分自身を認めることができたみたいで。これからもずっと、彼らとまほろの人々を見ていたい。

Posted byブクログ

2013/12/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

行天の子供「はる」を夏の間預かることになった多田便利軒。 謎の団体、HHFAとの攻防の話。 岡さんはバズジャックを敢行。 行天の過去が明らかになり、多田は亜希子さんと良い仲に。 色々と盛り沢山な一冊だった。 それでもちゃんとまとまっていて、わかりやすい。 行天の過去がやっと分かってスッキリ。 多田と行天の友情に、ほかほかする。 難を言えば。 4歳の女の子を、いくら血が繋がってるとは言え、1ヶ月以上も男所帯に預ける母親はいないんじゃ・・・。 ま、小説だしね・・・。

Posted byブクログ

2013/12/14

三浦しをんさんの作品は毎回楽しく読まさせて頂いています。 今回も期待をして読み始めましたが、最初はどうなるんだろうと想いましたが、終わってみれば、やっぱり最高でした。 ただ、今回で終了?そんな感じがしました。 続編をお待ちしております。

Posted byブクログ

2013/12/13

ただでさえこのシリーズ結構好きなのだが、これは中でもよかった。穏やかな日常寄りだったのがささやかに事件が起きて引き込まれたが変わらんとこは変わらず、という感じで。あと連作だったのがそこそこ長い長編にもなっておるのだがストーリーはつながりつつも独立しつつも、と心地よいバランスで三浦...

ただでさえこのシリーズ結構好きなのだが、これは中でもよかった。穏やかな日常寄りだったのがささやかに事件が起きて引き込まれたが変わらんとこは変わらず、という感じで。あと連作だったのがそこそこ長い長編にもなっておるのだがストーリーはつながりつつも独立しつつも、と心地よいバランスで三浦しをんは取材ありきものではなくこういう完全オリジナルに専念すればいいのになあと思う。

Posted byブクログ

2013/12/13

様々な出来事、人々が絡んで、最期は見事に着地です。笑いあり涙あり恋愛ありと盛り沢山ですが、多田と行天のコンビは最高ですね。

Posted byブクログ

2013/12/13

久々の読書はソフトカバーやけど、厚めの単行本。通勤に持ち歩くのは大変やったけど、続きを読むのが楽しみでした。(^-^)

Posted byブクログ

2013/12/12

三浦しをんさん、まほろ駅前シリーズ第三弾。 便利屋の多田と高校の同級生で居候の行天。今回ははるという少女を預かったり、HHFAという無農薬野菜を売りにしている団体とのトラブルに巻き込まれたりする。 星曰く、『放っておいても、便利屋は厄介事に巻き込まれる』と言っているように、今回...

三浦しをんさん、まほろ駅前シリーズ第三弾。 便利屋の多田と高校の同級生で居候の行天。今回ははるという少女を預かったり、HHFAという無農薬野菜を売りにしている団体とのトラブルに巻き込まれたりする。 星曰く、『放っておいても、便利屋は厄介事に巻き込まれる』と言っているように、今回もまた大変なことに・・・・。 二人は過去に経験したことで心を痛めているが、今回の話では前に進むことができたようだ。曽根田のばあちゃん曰く、『行きたい場所にたどり着けた』らしい。 生きていくこととは生と死にまつわる記憶を次代へと託していくこと。自分の中に暗闇を抱えた二人、特に行天は人とは関わらないように生きてきたのに、便利屋稼業をしていたら、一人ではなくなっていた・・・そして、厄介事を抱え込み、人々の暮らしの中で生きていこうとする二人、続編ありに期待。

Posted byブクログ

2013/12/12

まほろ駅前シリーズ第3弾。 読みやすい。 けど、読みやすい止まりかな。 少女漫画の文字起こし版、的な印象。

Posted byブクログ

2013/12/11

うっし!!読んだぞ~!!久しぶりの新刊☆ 今回はちょこっとテイストが違いました。 シリアス多め。 亜沙子さんと多田さんの発展があったり、行天が変わってきたり… 二人の成長が見てとれる作品でした!! まほろシリーズも3冊目、おなじみのキャラクターも勢揃いで出迎えてくれます☆ 面白か...

うっし!!読んだぞ~!!久しぶりの新刊☆ 今回はちょこっとテイストが違いました。 シリアス多め。 亜沙子さんと多田さんの発展があったり、行天が変わってきたり… 二人の成長が見てとれる作品でした!! まほろシリーズも3冊目、おなじみのキャラクターも勢揃いで出迎えてくれます☆ 面白かったな~ww

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2013/12/10

 まほろシリーズ第三弾。  行天が多田便利軒に転がり込んできて3年目の正月から物語は始まる。もう三年目・・・多田は行天に「そろそろ出てけよ」とことあるごとに言うが、まいにち「おやすみ」を言い合える、ゆるゆると繋がっている日常が続いている。いいな。  そんな二人の日常を変えるの...

 まほろシリーズ第三弾。  行天が多田便利軒に転がり込んできて3年目の正月から物語は始まる。もう三年目・・・多田は行天に「そろそろ出てけよ」とことあるごとに言うが、まいにち「おやすみ」を言い合える、ゆるゆると繋がっている日常が続いている。いいな。  そんな二人の日常を変えるのは、やっぱり女。  特に、行天の遺伝子上の娘である、はるが多田と行天の日常に大いなる変化を与える。行天の過去も明らかになる。「高校に上がるころには部屋にいくつものカギをつけた。母親が部屋に入ってこられないように」  これだけの描写で、何が起きたのか、容易に想像できてしまう。行天の過去がすさまじかったことを。、  小さいものに暴力をふるってしまうことを極端なほど恐れる行天。そんな行天と、はるちゃんを一晩二人きりにしようとする多田がよかった。その多田の覚悟もよかった。 「はるちゃんに何かあったら、俺は死ぬことにするよ」  この殺し文句は、多田にしか言えないことだ。行天を信じる、多田にしか言えないことだ。  はるのことを、「あれ」「あのガキ」と呼んでいた行天が、段々やわらかくなっていったのもよかった。行天がはるを「このひと」と呼んで、はるが差し出した手を握り返すのもよかった。  人は、こうやって繋がっていくんだな。生きていれば、こうやって人と人とは関わっていけるんだな。心がじわっとなった作品。  ぜひとも、まだまだ続編が出てほしい。

Posted byブクログ