1,800円以上の注文で送料無料

円卓 の商品レビュー

4

299件のお客様レビュー

  1. 5つ

    87

  2. 4つ

    94

  3. 3つ

    72

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2017/11/07

大人になるにつれ、鈍くなっていく感覚。退屈な日常にも捉えようによっては大事な何かが詰まってる。ワシも随分と感じることに疲れた大人になったものだと気付かされた。

Posted byブクログ

2017/10/09

渦原琴子こと「こっこ」は、人と違う体験に憧れる小学三年生。8人家族で円卓を囲んだ賑やかな毎日。個性的な仲間たちの描写が鮮明で、どキツイなぁという印象。毎日がやかましく賑やかであるから、逆に静かで孤独なことに憧れるのかな、と読みながら考えたり。でも、いざ自分が孤独を味わうとやっぱり...

渦原琴子こと「こっこ」は、人と違う体験に憧れる小学三年生。8人家族で円卓を囲んだ賑やかな毎日。個性的な仲間たちの描写が鮮明で、どキツイなぁという印象。毎日がやかましく賑やかであるから、逆に静かで孤独なことに憧れるのかな、と読みながら考えたり。でも、いざ自分が孤独を味わうとやっぱり寂しいし、怖い。隣の芝生は青い、今あるものをありがたく生きるのが一番。

Posted byブクログ

2017/10/01

「こっこ」こと渦原琴子は小学三年生。公団住宅に住む大家族の皆に愛され、個性的な同級生たちと小波瀾万丈な毎日を送る。とにかく大阪的な小学生日記。 誰もが経験して通り過ぎるやかましい日々。懐かしさよりも恥ずかしさが先立つが、それはそれでピュアでもある。あの頃のような温かく鋭い感性は、...

「こっこ」こと渦原琴子は小学三年生。公団住宅に住む大家族の皆に愛され、個性的な同級生たちと小波瀾万丈な毎日を送る。とにかく大阪的な小学生日記。 誰もが経験して通り過ぎるやかましい日々。懐かしさよりも恥ずかしさが先立つが、それはそれでピュアでもある。あの頃のような温かく鋭い感性は、大人になると持つことはできない。僕のジャポニカ学習帳はどこにいったのでしょう。

Posted byブクログ

2017/09/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

解説にも書いてある、忘れてしまった子供の感性、強烈な個性、どれも瑞々しく、読み終わった後には感慨深いものがある。 うさぎを飼いたいプレゼンの件は、子供らしい掛け合いながら、笑ってしまった。 基本は笑える内容であるが、ぽっさんと石太が聡い会話を出す為、途中最後と余韻が出る作品になっている。 1人だけ、鼻糞鳥居と評されてる子供には笑ってしまうが、どことなくちびまる子ちゃんの山田を彷彿とする。

Posted byブクログ

2017/09/06

読んだ直後は、作者は「子供時代の楽しい思い出」を書きたかったのかな~と思っていたのですが、日数が立つにつれ、こっこの同級生に妾の子とか難民の子とか大人的には訳ありなタイプが多い設定からいって、「世の中、あの子はかわいそうなど勝手に思うけど、実はかわいそうなんてことは大人が勝手に作...

読んだ直後は、作者は「子供時代の楽しい思い出」を書きたかったのかな~と思っていたのですが、日数が立つにつれ、こっこの同級生に妾の子とか難民の子とか大人的には訳ありなタイプが多い設定からいって、「世の中、あの子はかわいそうなど勝手に思うけど、実はかわいそうなんてことは大人が勝手に作った妄想だ、と言いたいのかな?」という気がしてきました。

Posted byブクログ

2017/08/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かつて小学3年生を経験した人には是非読んでほしい作品。 とても懐かしく、少しくすぐったい気持ちになった。 「うるさいぼけ」が口癖のこっこは、とにかく可愛い。 気になる言葉をジャポニカの「じゆうちょう」にメモするところなんか特に。 幼なじみのぽっさんとのコンビがいい。 クールで賢い二人だ。 こっこのおじいちゃんが二人に語るイマジン(想像する)の話や、ぽっさんがこっこに謝るシーンが特に印象深い。 こうやって大人になるんだね。

Posted byブクログ

2017/08/08

言葉のリズム感というか、ネタが好き。ちょっと前に出てきたあの言葉は、ここで生きてくるのか!という面白さ。ぽっさんとこっこの関係が心地よい。大人になった2人を見てみたいと思った。

Posted byブクログ

2017/07/31

著者の他の作品でもそうなのだが、レズビアン、ゲイなどのセクシャルマイノリティー、在日コリアン、障害者などがさりげなく登場している。この作品では、子供が抱く素朴な疑問、関心に対して、分かりやすく自分たちの生きている社会の多様性を説明するようなセリフもあって、なんか良かった。 主人...

著者の他の作品でもそうなのだが、レズビアン、ゲイなどのセクシャルマイノリティー、在日コリアン、障害者などがさりげなく登場している。この作品では、子供が抱く素朴な疑問、関心に対して、分かりやすく自分たちの生きている社会の多様性を説明するようなセリフもあって、なんか良かった。 主人公が「吃音」や「不整脈」のある子に対して、かっこいいと言葉にするが、相手との関係、親密さがなければ、傷つけることがあるんだと当事者から説明されるところ、韓国人だけど、なぜ韓国語が話せないのかとか、日本名とか、ベトナムからの難民、変質者との出会い、学校へ来られなくなった友達など、他にも様々な人との関わりによって、成長していく姿が描かれている。 ちびまる子ちゃん的な面白さもあるが、内容は重かったりする。

Posted byブクログ

2017/07/22

本作はあまり自分には会った作品ではなかった。三つ子の妹の視点で物語が語られて行く作品なのだが、気持ちがあまり乗らなかった。

Posted byブクログ

2017/06/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

西さんの中身はこどもなの?ってくらい瑞々しい。成長するって愛おしくて寂しくて、こっこが「分かった」様子は胸が苦しくなった。 こっこの姉の三つ子たちや祖父、ぽっさんや朴くんや、魅力的な登場人物だらけ。大好きです! 『願いには、時差があるのだ。神様分かって。』

Posted byブクログ