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ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー

3.5

267件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    87

  3. 3つ

    104

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    3

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2018/04/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

再読。超能力者とはいっても、その能力の軽さ(?)のせいか、苦悩も深刻ではなく、温かい結末をもたらしてくれる。パラレルとの2本立ては技術的に大変だろうけど、結構面白かった。

Posted byブクログ

2018/03/01

ストーリー・セラーほどではないが、切なく苦しい内容だった。 血のつながった親ほど、ダメな所があると怒りが収まらない気持ちがよくわかる…… 恋愛モノが上手いと思っていたけど、家族モノもなかなか。 そろそろハッピーな話が読みたいかな。

Posted byブクログ

2017/10/23

モノに触れると、そのモノに込められた感情が読み取れるという能力を持った男性が主役の物語。登場人物は同じながら少し設定が違う2つのストーリーが収録されていますが、互いの展開に何らかの関係性があるわけでもなく、パラレル形式にした意図がよく分からない。 「同じ設定でもこんな風に書き分け...

モノに触れると、そのモノに込められた感情が読み取れるという能力を持った男性が主役の物語。登場人物は同じながら少し設定が違う2つのストーリーが収録されていますが、互いの展開に何らかの関係性があるわけでもなく、パラレル形式にした意図がよく分からない。 「同じ設定でもこんな風に書き分けられますよ」とでも言いたい課題作なのか。決してツマラナイ作品ではないものの、う〜ん。。。

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2019/02/25

有川氏は職人ではないかと思うことがままある。いや、作家という仕事は既に職人なんだけど、そういう意味ではなく鉄屑を与えたら何でも自在に作ってしまう熟練工のような。たった7行のプロットから、二編の物語を生んでしまっていた。 双方に通底するのは、親子の許しの物語。年月、距離、すれ違い...

有川氏は職人ではないかと思うことがままある。いや、作家という仕事は既に職人なんだけど、そういう意味ではなく鉄屑を与えたら何でも自在に作ってしまう熟練工のような。たった7行のプロットから、二編の物語を生んでしまっていた。 双方に通底するのは、親子の許しの物語。年月、距離、すれ違い、それら要素(と主要登場人物)を同じくして、この読後感の違いはなんなのか。読者に突きつけられた「小説家という技術工」の業を堪能した。 その分という程でもないが、著者の割にはカタルシスは弱め。

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2017/10/15

2017/09/17 通常版と、パラレル版 通常版は良い話すぎる。 ドラマな感じ。 パラレル版の方が、現実味があった。 物に残った思いを感じ取れる力を持つ、真也。 現在に至るまでの葛藤なども読んでみたいな〜 真也が良い人すぎる(笑)

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2017/09/02

設定を最大限に活かしていて面白かった。パラレルの話の方が心を動かされた。父と娘の関係はすれ違いやすいね。

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2017/08/02

夏になると各出版社がやってる、文庫フェア中からランダムに1冊買って読んでみようという試み。 新規開拓が目的だったので、すでに読んだことのある作家の作品になったところで選び直すべきだった。 水でふやかしたカールくらいの読みごたえ(現代の娯楽作品の特徴だし、これが良いという人もたく...

夏になると各出版社がやってる、文庫フェア中からランダムに1冊買って読んでみようという試み。 新規開拓が目的だったので、すでに読んだことのある作家の作品になったところで選び直すべきだった。 水でふやかしたカールくらいの読みごたえ(現代の娯楽作品の特徴だし、これが良いという人もたくさんいるんだろうけど)。 前に読んだ『阪急電車』の中で個人的に不快な表現があり、この作品でも無意識に不快な部分はないかを探して読んでいた。そんな姿勢で読んで楽しめるはずもない。 ストーリー自体は悪くなかった。

Posted byブクログ

2017/07/23

編集者の古川真也は、特殊な能力を持っていた。手に触れた物に残る記憶が見えてしまうのだ。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することに。彼は米国で脚本家として名声を得ているはずだったが、真也が見た真実は――。確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台...

編集者の古川真也は、特殊な能力を持っていた。手に触れた物に残る記憶が見えてしまうのだ。ある日、同僚のカオルが20年ぶりに父親と再会することに。彼は米国で脚本家として名声を得ているはずだったが、真也が見た真実は――。確かな愛情を描く表題作と演劇集団キャラメルボックスで上演された舞台に着想を得た「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」を収録。有川浩が贈る物語新境地。

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2017/07/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2017/7/11 なんと言うか、なんでもソツなく仕上げるよねー この物語のできた経緯の説明がよくわからないんだけど。

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2017/07/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

五行のあらすじを基に、有川さんがそれぞれ書き上げた二編。 無印とパラレルの二編としているが、後者の話の内容のほうがタイトルの意味合いがわかりやすかったかな、という印象。 無印は榊さんがとにかくいい人。 パラレルは無印にましてカオルのお父さんにげんなりするけど、げんなりする時点で自分も大人になりきれてないんだなーと自省。

Posted byブクログ