ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー
A person who is honest with no front and back is like the sun.
Posted by
物に残る記憶が見える男の話。 でもその超能力はあまりグイグイ出てこなくて、人間の、親子の愛情の物語。 二部構成になっているんだけど、個人的には前半の話が好き。
Posted by
同じあらすじからなる、ふたつのストーリー。 できの悪い父親を許せずにいる気持ちはわからなくもないけれど、頑なすぎるかな。登場人物が個性的すぎるのも演劇用って感じだった。 これを言ったら元も子もないのかもしれないけれど、主人公の心が読める能力は、必要ない気がするなぁ。 全体的には、...
同じあらすじからなる、ふたつのストーリー。 できの悪い父親を許せずにいる気持ちはわからなくもないけれど、頑なすぎるかな。登場人物が個性的すぎるのも演劇用って感じだった。 これを言ったら元も子もないのかもしれないけれど、主人公の心が読める能力は、必要ない気がするなぁ。 全体的には、するすると読めた。
Posted by
手に触れた物に残る記憶が見えてしまう特殊能力をもつ古川真也という出版社勤務の編集者を主人公にした2編『ヒア・カムズ・ザ・サン』と『ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel』を収める中編作品集。たった7行のあらすじを出発点として、同じ主題だが全く異なる物語が紡ぎ出されるという趣向...
手に触れた物に残る記憶が見えてしまう特殊能力をもつ古川真也という出版社勤務の編集者を主人公にした2編『ヒア・カムズ・ザ・サン』と『ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel』を収める中編作品集。たった7行のあらすじを出発点として、同じ主題だが全く異なる物語が紡ぎ出されるという趣向を凝らした作品。 特殊能力と聞いただけで、どこか現実離れした作品なのかと思いきや、実に人間味あふれる作品になっている。人間の持っている弱さや儚さ、辛抱強さが随所に表れていて、一瞬にして物語世界に引き込まれてしまう。 わかりやすい言葉遣いで、ゆっくりとした言葉の間合いが感じられる。
Posted by
二つの物語。 parallelのストーリーがよかったかな。 岡田惠和さんの解説とおり、登場人物の岩沼のセリフが心に響いた。諦めるというか、受け止めるということかも。
Posted by
7行だけの物語設定を与えるだけで、おそらく有川さんは100の異なる物語が作れると思う。ご自身でも言っているが、キャラクターが勝手に動き出してそれを書き留めているだけだと。恐ろしい才能・・・
Posted by
岡田 惠和さんの解説(あとがき)にあるように、有川浩さんの作品には、宝のようなセリフがたくさん、ちりばめられている。
Posted by
登場人物が同じ2つの話。どちらも不器用な男の人をフォローする話で結果いい話でしたが、ここまで深読みして納得するのはなかなか難しいかなと思う。
Posted by
「ストーリーセラー」もそうだったのですが、有川浩さんの作品は、なぜか「死」が絡むと一気に私には合わない作品になってしまいます。今回も最初の作品は後半何が起きているのか想像できてくるにつれて読むのがしんどくなり好みの作品ではなくなってしまいました。おそらく自分が「死」を間近にしたこ...
「ストーリーセラー」もそうだったのですが、有川浩さんの作品は、なぜか「死」が絡むと一気に私には合わない作品になってしまいます。今回も最初の作品は後半何が起きているのか想像できてくるにつれて読むのがしんどくなり好みの作品ではなくなってしまいました。おそらく自分が「死」を間近にしたことがあるせいだと思いますがこれだけはどうも相性が悪いようで残念です。二編目の方が読み易く好みでしたがこれも人によっては心を抉られそうですね。読む前に苦手かどうかわかればいいんですがネタバレ部分なので仕方ないです。
Posted by
同じあらすじを元に書いた、小説と、劇団キャラメルボックスが上演した劇ベースの「パラレル」が同時収録されるという形態が面白い
Posted by