ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー
同じ登場人物でも描かれ方が全然違うストーリーが面白い。 家族のために仕事も、娘についた嘘も、不器用な愛情ってたくさんあるよなとしみじみ感じた。 真也のような力は持てなくても好きな相手のことを最大限に想える人でありたい。 印象に残ったセリフ 「親は立派な人であるべきだっていう...
同じ登場人物でも描かれ方が全然違うストーリーが面白い。 家族のために仕事も、娘についた嘘も、不器用な愛情ってたくさんあるよなとしみじみ感じた。 真也のような力は持てなくても好きな相手のことを最大限に想える人でありたい。 印象に残ったセリフ 「親は立派な人であるべきだっていうのは子供の幻想だ」「親も単なる人間だ。人間は迷うし間違うし卑しい。親だって迷うし間違うし卑しい。そういうもんだ、諦めろ」
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7行のあらすじから生まれた物語と舞台版に着想を得たパラレルの2作を収録。 表題作の方が好みでした。 パラレルはちょとイライラしちゃいました。 どちらの文章も有川浩さんらしくて、スーと染み渡る読み心地です。 あとがきが脚本家の方で、作家の方との仕事の事が書いてあり、どうしても芦原先...
7行のあらすじから生まれた物語と舞台版に着想を得たパラレルの2作を収録。 表題作の方が好みでした。 パラレルはちょとイライラしちゃいました。 どちらの文章も有川浩さんらしくて、スーと染み渡る読み心地です。 あとがきが脚本家の方で、作家の方との仕事の事が書いてあり、どうしても芦原先生の事を思い出してしまいました。
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2011年刊。一つの短い設定から、二つの物語を書き起す、という試みとの事。時間軸は全く同じ、登場人物も同じながら、周辺設定と展開を変えて。それでも十二分に面白く読ませて、読後感も良書の二冊分を上回るほどって、どれだけ凄いんだろう…。13年も前に書かれた本だけど、古さや違和感は無い...
2011年刊。一つの短い設定から、二つの物語を書き起す、という試みとの事。時間軸は全く同じ、登場人物も同じながら、周辺設定と展開を変えて。それでも十二分に面白く読ませて、読後感も良書の二冊分を上回るほどって、どれだけ凄いんだろう…。13年も前に書かれた本だけど、古さや違和感は無い。楽しませて頂きました。
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7行のあらすじから始まり、2つの物語として同じ登場人物で違った道筋の違う物語。 一作目の方が私の好みだったけど、このような作り方って面白いなと思った。 きっと作家さん達は、色々なアイデアを絞りながら1つの作品を作っていくだろうから、使いたいけど使わなかったアイデアなど同じ設定で使...
7行のあらすじから始まり、2つの物語として同じ登場人物で違った道筋の違う物語。 一作目の方が私の好みだったけど、このような作り方って面白いなと思った。 きっと作家さん達は、色々なアイデアを絞りながら1つの作品を作っていくだろうから、使いたいけど使わなかったアイデアなど同じ設定で使いたい事あるだろうな。 あの作品の違う話しとか。私は読んでみたい。
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短編パラレル小説。2篇。 同じ登場人物から生まれる異なるストーリーを楽しめました。主人公の真也は特殊な能力を持ち、相手の記憶を読み取る力があります。彼が同僚のカオルの父親と再会することから物語は始まり… 愛の描写や考察、予測など、さまざまな魅力が詰まった作品。 私的には、最初のお...
短編パラレル小説。2篇。 同じ登場人物から生まれる異なるストーリーを楽しめました。主人公の真也は特殊な能力を持ち、相手の記憶を読み取る力があります。彼が同僚のカオルの父親と再会することから物語は始まり… 愛の描写や考察、予測など、さまざまな魅力が詰まった作品。 私的には、最初のお話の父親の方が好みでした。
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有川浩らしい読後感のよさ。ビートルズの同名の曲は特に関係ない感じ。 私は圧倒的に前半(一作目)が好き。後半(パラレル)はストーリーが単純で、登場人物もみんな子供っぽさを強調しすぎていてあまり私には会わなかった。
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一つの題材で全く違った結果の2つの物語。中心となるのは手に触れた物から、それに残る記憶を読み取る能力をもった古川真也。 最初の物語では、真也とカオルの関係は単なる同僚。何故かカオルの元父親との20年振りの出会いに立ち会うことに。カオルの母親も突然参加し、違和感だらけの出会いに。母...
一つの題材で全く違った結果の2つの物語。中心となるのは手に触れた物から、それに残る記憶を読み取る能力をもった古川真也。 最初の物語では、真也とカオルの関係は単なる同僚。何故かカオルの元父親との20年振りの出会いに立ち会うことに。カオルの母親も突然参加し、違和感だらけの出会いに。母親が立ち会ったのには深い理由があり、その切ない秘密に感動させられる。 次の物語では真也とカオルは婚約者同士。20年振りに父親と会うのは同じなのだが、これがどうしようもない見栄ばっかりのフーテンの寅さんのような父親。カオルは反発し、父親は真也の家に居候。真也の能力で父親の秘密を知る。カオルと父親の関係も変化するのだが、父親の印象が悪すぎて、なかなか入り込めない。 最初の物語の方が、自分に合っていたように思う。
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よくできた1つの設定から2つの物語が繰り広げられる。 どちらもぐっとくる読了感。 図書館で借りたけれど、手元に置いておきたいと感じた1冊
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まず、ヒアカムズザサンがビートルズの楽曲名ということから知らず。これが、演劇化されていることも知らず。普通に読んでみたけど、知識不足で、よくわからず。 7行のあらすじだけから、小説と演劇で別の方向から表現しようとしたのかな。 長年会わないでいた親子の切な優しいお話です。 一作目は...
まず、ヒアカムズザサンがビートルズの楽曲名ということから知らず。これが、演劇化されていることも知らず。普通に読んでみたけど、知識不足で、よくわからず。 7行のあらすじだけから、小説と演劇で別の方向から表現しようとしたのかな。 長年会わないでいた親子の切な優しいお話です。 一作目は、有川さんの直接のストーリー。二作目は、たぶん、脚本家成川豊さんの舞台から着想したパラレル的ノベライズ。
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前回、「ラバー・ソウル」ってビートルズのナンバーだったので、次も・・・ ってな事でも無いんだけどね。 同じ主人公の設定で、2パターンが収録されていて2度楽しめる。 いつものように主人公と周りの人間が魅力的で、文章、会話もオシャレ。 泣けるような話じゃないけど、気軽に楽しめまし...
前回、「ラバー・ソウル」ってビートルズのナンバーだったので、次も・・・ ってな事でも無いんだけどね。 同じ主人公の設定で、2パターンが収録されていて2度楽しめる。 いつものように主人公と周りの人間が魅力的で、文章、会話もオシャレ。 泣けるような話じゃないけど、気軽に楽しめました。 で、なんで「ヒア・カムズ・ザ・サン」なんだっけ? ぜんぜんジョージハリスンの曲とは関係ない話だし、物語の中にも書かれていないけど。。。 ま、いいや。
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