ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー
手に触れたものに残る記憶が見えてしまう青年 7行の短い「あらすじ」が元となる2つの物語 どちらも思いのこもった作品で甲乙つけがたく好き 全く違う2つの話に仕上がっていて、さすが! どちらも「家族」の想いにあふれています
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「ヒア・カムズ・ザ・サン」と「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」どちらも素晴らしかった。手に触れた物に残る記憶が見えてしまう真也。そんな特殊能力があっても無くても他人の気持ちを慮るのは難しい。
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特殊能力があるというのは、ちょっと無理があるけど、父親のエピソードは心が締め付けられるところがあった
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ぶっ飛んでる父親が肝なんだけど、激しさと駄目っぷりの差が大きく、主人公の性格は似ているんだけど、全く別の2作品になっている。 前半が好き。ホロリときた。
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いろんな登場人物がいて最初は困惑しました。 最後に見えない優しさがわかってきて、感銘深い本でした。
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同じ登場人物で違う設定の物語。私としては最初の方の物語が好きでした。ほっこりします。 親について考える機会となったのも良かった。 本当に素晴らしい作品だと思います。
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一つのあらすじを元に書かれた「ヒア・カムズ・ザ・サン」と「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」が収録されています。同じあらすじでありながらストーリーは違っていて、別物として楽しめます。肉付け次第でここまで印象が変わるものなのかと、改めて小説の奥深さを感じました。 ど...
一つのあらすじを元に書かれた「ヒア・カムズ・ザ・サン」と「ヒア・カムズ・ザ・サンParallel」が収録されています。同じあらすじでありながらストーリーは違っていて、別物として楽しめます。肉付け次第でここまで印象が変わるものなのかと、改めて小説の奥深さを感じました。 どちらの話も「家族」がテーマになっていて、有川作品にしては恋愛要素がかなり少ないです。Parallelの方がまだ少し甘めかな。無印の方はほんの少しミステリ要素があります。 ところどころに有川節というか、スパーン!と言ってほしいことを言ってくれるシーンがあって、相変わらず読んでいて気持ちいい。Parallelには嘘つきで見栄っ張りでどうしようもない父親が出てくるのですが、作中の「親を諦める」という言葉にとても納得しました。親も一人の人間で、間違うし卑しいものだということを認めて諦める、ということ。解説でも触れられていましたし、きっと多くの人が身に覚えのある感情ではないでしょうか。でもそういう感情を言葉で表現するのは意外と難しかったりするので、いつもシンプルかつ勢いある表現で言い当てる有川さんはすごいなと思います。 全体的にはParallelの方が好みでしたが、登場人物としては無印の榊さんが好きです。いい人なのに控えめで、自分の気持ちより相手のことを優先してばかりで、「早く幸せになっちゃえよ!」と言いたくなりました。
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同じ設定で(しかも同じ書き手なのに)ここまで違う物語が描けるんですね。。 しかもどっちも泣ける。 しかし、この人の物語は他の作者さんと比べて 読んでて特別感があるのはなんでやろうと常々思っていたけど 解説読んで納得しました。台詞なんですよね。
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前半は好きな作品だった。愛に溢れていた。主人公が謙虚で、相手のいいなと思うことを素直に口にしてて、いいなと思った。後半の話は父親の嘘が哀れで、大人なんだからやめてよ...と思ってしまう悲しさが全体的にあった。
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七行のあらすじから始まる二つのストーリー。手に触れた物に残る記憶が見える能力を持つ真也は、同僚のカオルの父親の真実を知ってしまう。 どちらのストーリーもちょっと切なくて、でも優しさと希望にあふれる物語だ。血の繋がりっていうのは、計り知れないもの。親子愛とは、歪なかたちであっても分...
七行のあらすじから始まる二つのストーリー。手に触れた物に残る記憶が見える能力を持つ真也は、同僚のカオルの父親の真実を知ってしまう。 どちらのストーリーもちょっと切なくて、でも優しさと希望にあふれる物語だ。血の繋がりっていうのは、計り知れないもの。親子愛とは、歪なかたちであっても分かり合えるのか否か。簡単そうで深くて難しい。
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