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ヒア・カムズ・ザ・サン の商品レビュー

3.5

267件のお客様レビュー

  1. 5つ

    27

  2. 4つ

    87

  3. 3つ

    104

  4. 2つ

    17

  5. 1つ

    3

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2013/12/21

ある家族の軌跡をたどる物語ですが、内容はパラレルワールドになっているため、物語は二つ存在します。 主人公の古川真也はある特別な能力を持っています。その能力とは、自分が触れた品物や場所からそれに関係する人の記憶や感情が分かってしまうというもの。かつて、その能力を使いトラウマになって...

ある家族の軌跡をたどる物語ですが、内容はパラレルワールドになっているため、物語は二つ存在します。 主人公の古川真也はある特別な能力を持っています。その能力とは、自分が触れた品物や場所からそれに関係する人の記憶や感情が分かってしまうというもの。かつて、その能力を使いトラウマになってしまった彼は、控えめな存在感を主張しない性格の青年となっていました。そんな彼とは正反対のがむしゃらな行動がまぶしい同僚のカオルは、家族関係に複雑な事情を抱えていました。カオルの家族関係をめぐって物語がそれぞれのパターンで進行していき、真也はカオルに近い存在として時に秘めた能力を発揮しながらカオルの精神的な支えになり、家族の再生を見守ります。 読み終わったあとに、どちらの物語が良かったと思うかと聞かれたら、前半のお話と答えます。理由はカオルの家族のたどる運命の違いではなく、真也とカオルの関係が現在進行形の方がすてきに見えたからでした。

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2013/12/22

短編並みの短さ。しかし、その中にはミステリなどでは表現しにくい1つのしっかりとしたストーリーが描かれている。 20年ぶりに再会した親子の感動の話?それとも親友の話?夫婦の話?どれも半分正解で、半分は不正解だ。 読んだものにしかわからない、登場人物のそれぞれの純粋な思いがにじみ出て...

短編並みの短さ。しかし、その中にはミステリなどでは表現しにくい1つのしっかりとしたストーリーが描かれている。 20年ぶりに再会した親子の感動の話?それとも親友の話?夫婦の話?どれも半分正解で、半分は不正解だ。 読んだものにしかわからない、登場人物のそれぞれの純粋な思いがにじみ出ている作品です。 パラレル 素直になれないときは誰にでもる。特に重要な場面であればあるほど、人は素直になれないものだ。それを解きほぐすのは最後は自分自身の強い決意なのではないだろうか。

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2013/12/17

有川作品にしては珍しく記憶にあまり残らない作品だった。 読んでいるときはそれなりにページをめくる手が止まらなかったけど。。。

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2013/12/16

んー…どうだろう?設定から二つの話を作るのは凄い事だと思うけれど、設定が活ききってない気がする。素晴らしい父親と情けない父親、正反対の人物像を描いているけれど両極端過ぎてどちらも何だか落ち着かない感じ。

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2013/12/13

一つの題材で、二つの物語。 1つ目がキレイすぎて、2つ目への感情移入がしづらかった。 でも読み終わると、2つ目の方がほんわかいい。 その理由は、前者はHALを救い、後者はカオルを救った違いだと思う。

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2013/12/17

感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201312/article_4.html

Posted byブクログ

2013/12/12

涙がとまりませんでした。一つのあらすじのもと、二つ描かれた物語。どちらも娘の父への強い想い、父の娘への壊れそうなほどの愛情、そしてその娘を見守る主人公の優しさと葛藤。大好きな作品になりました!

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2013/12/11

皆さんはどちらがお好き? 個人的にはパラレルより無印が好き。パラレルも問題なく面白いんだけど、あの父親は、読んでて痛々しくて、ちょっと気持ち的にしんどかった(苦笑) 無印はやりきれないところもあったけど良かったねぇ。後半主人公の印象が薄かったのもやりきれないか? 舞台の方も見てみ...

皆さんはどちらがお好き? 個人的にはパラレルより無印が好き。パラレルも問題なく面白いんだけど、あの父親は、読んでて痛々しくて、ちょっと気持ち的にしんどかった(苦笑) 無印はやりきれないところもあったけど良かったねぇ。後半主人公の印象が薄かったのもやりきれないか? 舞台の方も見てみたかったなあ。

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2013/12/11

真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。 彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。 強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。 ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。 カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。 父は、ハリウッド...

真也は30歳。出版社で編集の仕事をしている。 彼は幼い頃から、品物や場所に残された、人間の記憶が見えた。 強い記憶は鮮やかに。何年経っても、鮮やかに。 ある日、真也は会社の同僚のカオルとともに成田空港へ行く。 カオルの父が、アメリカから20年ぶりに帰国したのだ。 父は、ハリウッドで映画の仕事をしていると言う。 しかし、真也の目には、全く違う景色が見えた・・・。 この7行のあらすじが全く違う二つの物語となる。 「ヒア・カムズ・ザ・ザン」と「ヒア・カムズ・ザ・サン Parallel」 一粒で二度おいしい・・・、いや、ちょっと違うか~(笑)。 私にはカオルと父の関係がすとんと入ってこなかったなぁ・・・ 真也の能力(?)も、もう少し見せてほしかった・・・

Posted byブクログ

2013/12/07

物に触れると、その持ち主の想いが見えてしまうという主人公を書いた、ショートストーリー集。 特に感想はありません(笑) 面白かったです。

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