ゼツメツ少年 の商品レビュー
読むのにとても長い時間が掛かった。いじめや居場所が話の中心で心情的に読み進めにくかった。話は筆者には珍しい体裁。
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重松さんのらしい文章世界観。大事なのは想像力です。 タケシとリュウとジュン、美由紀の物語。結果物語の冒頭恐竜の発掘の大雨で亡くなった子どもたちの話。
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いい話です。 作者の独りよがり感が無きにしも非ずでしたが、ギリギリの線でこらえていたと思います。 どれだけ今がつらくても、生きていればきっといいことあるって!
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重松清さんの『ゼツメツ少年』 酷いイジメを受けていたり、両親からの愛情を感じられずにいたりと、家や学校に居場所ない二人の少年たちと一人の少女が一緒にゼツメツしないように家出をする話と思いきや、読み進めていくうちに明らかにされていく事実に衝撃を受けました。 「想像力とは、夢です...
重松清さんの『ゼツメツ少年』 酷いイジメを受けていたり、両親からの愛情を感じられずにいたりと、家や学校に居場所ない二人の少年たちと一人の少女が一緒にゼツメツしないように家出をする話と思いきや、読み進めていくうちに明らかにされていく事実に衝撃を受けました。 「想像力とは、夢です。憧れです。未来です。そして、そして、そして、やっぱり、希望なのです」。とにかく想像力のかきたてられる感動作品でした。 読んでいて「映像にしても面白そうだな」と感じたので、てっきり映画化されているのかと思いましたが、それはまだみたいですね。ぜひともプロデュースしてみたいもんです(笑)
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重松さんの小説を外で読んだのが間違いだった。 最後の方では1ページ読み進める度に、一度本を閉じて気持ちを整えなければいけなかったぐらい。涙をこらえるのに 必死。 同じ年頃の子供がいるので感情移入も半端ない。 結構分厚い小説だったので出先でちょこちょこ読んでいたからなのか、時系列...
重松さんの小説を外で読んだのが間違いだった。 最後の方では1ページ読み進める度に、一度本を閉じて気持ちを整えなければいけなかったぐらい。涙をこらえるのに 必死。 同じ年頃の子供がいるので感情移入も半端ない。 結構分厚い小説だったので出先でちょこちょこ読んでいたからなのか、時系列があやふやな部分もあった。 もう一度読みたいかと言われると、悲しいのでノー。 だけど読んでよかった。 ストーリー的には私がのぞんだ展開ではなかったが、 ところどころの会話のやりとりはやはり重松作品。 心にジーンと残る。
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良かったです。いじめの描写とか、いじめられっ子の心境とかを読むのが嫌いなので重松さんの話は苦手なのですが、今回のはいつもと雰囲気が違いました。クラスから浮いている、もしくはいじめられているタケシとリュウとジュンは、センセイに小説の主人公として描かれることで、物語の中に入って行きます。そのセンセイも、小説家の描く物語の登場人物で…。メタフィクション。物語の中なんだから想像力があればなんでもできる、みたいなところが好きでした。レモンは、命の痕跡のようなものなのかな。
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現実と物語が侵食しあって,終わった現実がこうであったら良かったのにとという希望,信じる力で,悲しい結末が回避されるような感がある.物語の中ではよくパラレルワールドで処理されたりするが,これはそういうことではなく死者からの手紙という形を取っていて,構造が変わっていた.でもテーマは「...
現実と物語が侵食しあって,終わった現実がこうであったら良かったのにとという希望,信じる力で,悲しい結末が回避されるような感がある.物語の中ではよくパラレルワールドで処理されたりするが,これはそういうことではなく死者からの手紙という形を取っていて,構造が変わっていた.でもテーマは「いじめ」であることには変わりはないが.
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初読。図書館。通勤電車の中で涙をこらえすぎて頭が痛くなった。図書館に行くたびに重松さんの前で足がとまる。しばらく考えてやっぱりやめる。軽やかで明るい筆致なのにテーマは重い。スラスラ読めるのに読後がしんどい。気軽になんか読めない。襟を正し背筋を伸ばして読まなくては・・・。だからいつもパスしてしまう。これもやっぱりそういう本だった。目の前にある問題から目をそらすことを許さない。いじめをなくす魔法なんて見つからない。「大事なのは想像力です」それが難しいんだって。でもこの本が誰かの救いになればいいなあと願う。
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何回読んでもよくわからない本だ。ほんとにゼツメツしたのかな?ただ一つだけ納得できるのは、やめてが言えない理由かな。いじめられてる子にだってプライドがあって、負けたくないんだ。そこを曲げるとゼツメツしちゃうんだろうな。
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今読んでるこの話が本文中の「センセイ」が書いている物語なのか、それとも現実なのかよく分からなくてもやもやし続けた。最後まで読んでようやく「あぁ、なんとなく理解した気がする」というくらいだった。現実と空想が入り混じる話が苦手な私としてはあまり好きな本ではなかった。重松さんの過去の作品に出てきた登場人物がこの本の中に出てきているようなので、作者のファンの方が読めばとても懐かしいような、妙な親近感をもつのではないかなと思った。
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