1,800円以上の注文で送料無料

明治・妖モダン の商品レビュー

3.4

89件のお客様レビュー

  1. 5つ

    6

  2. 4つ

    28

  3. 3つ

    32

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2015/10/17

明治の世になって二十年。 しかし、夜の闇は完全に消えたわけではない。そこは「江戸」の続きなのである。 明治に生きる妖怪たちのお話。 少しホラーテイストなのが珍しい。面白かったです。

Posted byブクログ

2015/08/13

畠中さんの描く妖はいつも親しみやすくて可愛いけどこのお話の妖達はちょっと怖い部分を見せながら共存しています。 『花乃が死ぬまで』の滝の約束が妖ゆえの真摯な言葉でぐっときました。

Posted byブクログ

2015/06/07

江戸→明治の激動の時代を生きる人と妖のストーリー。 誰が人で、誰が妖か混乱(笑) 結局は人が一番怖いのですけど(笑)

Posted byブクログ

2015/04/13

タイトルどうり、文明開化の後でいなくなったかと思われていた妖が登場する。5編すべて登場人物が同じなので、読みやすい。おもしろかった。

Posted byブクログ

2015/03/28

友達におすすめしてもらった本!この時代もだいすきだし、妖もだいすきなのでほんと好みだった!最初普通に謎解きっぽいな?って思ってたけど、読んでいくうちに色々明かされて、本当に不思議なおはなしでした!騙されたかんじ…!最後のはなしが良かったな

Posted byブクログ

2015/01/04

明治になり 表舞台から消えて より深く人間に混ざり込んだ妖たち 平成の現代からすると 明治も既に大昔 楽しみかたも時代物と同じだなぁ。 妖とともに時代の空気を味わう。

Posted byブクログ

2014/11/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸から明治に変わってすぐの時代を舞台にした妖(あやかし)もの小説。 「しゃばけ」シリーズに比べて雰囲気が少し暗いというかシニカルな感じがした。一作目だからか登場人物のキャラがフワフワと定まってなくて微妙なのが残念。活き活きとした人物を描くのが著者の長所だと思うので続編に期待。

Posted byブクログ

2014/10/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

畠中恵、ノンシリーズ。しゃばけシリーズよりちょっと血生臭くて、得体のしれなさが勝った作品。こーゆーのも、キライじゃないぞー。 ほんわかした作風のくせに、結構ダークな人の心の裏表とか、欲望とか犯罪とかを描くのが、この作者だ。今回はそのブラックなところがかなりにじみ出てる。連作一作ごとに、・・・こいつも、そいつも化け物かよー!となるんだけど、またこれが名前も定かでない化け物なのだ。いや私が無知なだけかもしれないけど。 ミステリとしては消化不良気味だけど、最後の書き下ろしはちょっと萌えましたね。異種恋愛譚とゆーやつ。言葉も心も通じるなら、妖も人も共存していけるんだろう。今もどっかそのへんにいたら面白いな。現代なら、妖怪アパートみたいになるかもね。

Posted byブクログ

2014/10/18

若様組シリーズの時代とノリでしゃばけの世界観、と言う印象。 派手さや賑やかさはありません。それぞれ視点の異なる短篇からなっており、かつ曖昧に言及しない部分が多い。 想像に任せると言うことなんですかね。主要面子全員を主役にするのかと思えば、そうでもなく。これ!と言う決まりのない1...

若様組シリーズの時代とノリでしゃばけの世界観、と言う印象。 派手さや賑やかさはありません。それぞれ視点の異なる短篇からなっており、かつ曖昧に言及しない部分が多い。 想像に任せると言うことなんですかね。主要面子全員を主役にするのかと思えば、そうでもなく。これ!と言う決まりのない1冊でした。 あっさり人が死ぬのは畠中さんの作品ではちょっと珍しいかも。しゃばけでも若様組でも人中心、人の視点で描かれているのに対し、こちらは妖目線、と言うことなのかも知れません。 謎が多いので、回収する続編があるような気もしますが、これはこのまま完結でもいいような。 代表作と言う印象は無い。だけど悪いと言うことではなくて、こう言う読み物もたまには良いな、と。ガッツリ読書したい時よりは、さらりと読みたいかな。

Posted byブクログ

2014/10/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

銀座の煉瓦街を舞台に~銀座煉瓦街の裏手にある牛鍋屋に集まる連中は,巡査に三味線の師匠,煙草屋。牛鍋屋の妹・みなもに横恋慕している下谷がくれたブローチの宝石は本物らしいが,下谷自体の商売は御徒町辺りの残飯売りで,煉瓦街で始めた待合には泥棒がお宝を持って集まっていた。煙草商いの赤手のついて来た女児は最初3歳ほどだったのに目を離してもう一度見ると6歳,父親だという深川の金貸しが現れた時には10になり,その金貸しの若い女房に納まった。江戸橋に浮かんだ5人殺しに犯人を妖怪だという新聞記者は,原田を誘き出して斬りつけた。代言人がサトリを探す手伝いを申し出てきたが,その代言人は財産を持たずに行く行くは代議士に成ろうとして,サトリが実在するかのように巡査を走らせていた。花乃という後家は昔の恋人・滝駿之介を探していたが,銀座の派出所にいた滝は20年前の姿の儘だった。3回の結婚で得た蓄財を狙う遠い親戚を誘き出す作戦を展開する~三味線の師匠のお高の正体はサトリという山の神,巡査の滝はカマイタチ,百木屋の妹で女学生のみなもは濡女。もう一人の巡査・原田は? 牛鍋屋の百賢は? 煙草小売業の赤手は? という訳で,もう一冊はこのシリーズがあるね

Posted byブクログ