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図書館の魔女(上) の商品レビュー

4

102件のお客様レビュー

  1. 5つ

    33

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    4

  5. 1つ

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2024/02/27

とある訓練を受けたキリヒト。図書館の魔女と言われているマツリカに仕えるため、山を降りて高い塔の図書館へ。 マツリカと地下水路を探険したり、それを使って街中へ抜け出してみたり。 声が出ないマツリカから特殊な手話を教わり、2人だけで会話を始めたり。 半分以上すぎた辺りから、本編...

とある訓練を受けたキリヒト。図書館の魔女と言われているマツリカに仕えるため、山を降りて高い塔の図書館へ。 マツリカと地下水路を探険したり、それを使って街中へ抜け出してみたり。 声が出ないマツリカから特殊な手話を教わり、2人だけで会話を始めたり。 半分以上すぎた辺りから、本編に入っていくような感じで。そこまで行き着くまでが長い。 下巻も読むか迷うところです。

Posted byブクログ

2023/11/27

上巻を読み終わった感想としては 長い。わかってたけど本当に長い、これに尽きます 上巻残り1/3くらいからようやくちょっと面白くなってきました 魔女、って書いてあったから魔法でも使えるのかと思っていたらそこは違いました

Posted byブクログ

2023/09/17

メフィスト賞受賞作品やから面白いと思って図書館から借りた本。 めっちゃ分厚いし、全然読み進まなくて読み終わらず返した。 二度目の貸出でやっと読み終わった。 後半はいい意味であまり理解せず雰囲気で読んだからスピードアップしたし、それでも楽しかった。 みんな頭が良くて議論がどんどん進...

メフィスト賞受賞作品やから面白いと思って図書館から借りた本。 めっちゃ分厚いし、全然読み進まなくて読み終わらず返した。 二度目の貸出でやっと読み終わった。 後半はいい意味であまり理解せず雰囲気で読んだからスピードアップしたし、それでも楽しかった。 みんな頭が良くて議論がどんどん進んでいくけど、最後に実は自分も分かってなかった事件が発生してストーリーが思ってなかった感じに。 これがメフィスト賞なんやなぁと思わせてくれて、後半も楽しみ。

Posted byブクログ

2023/08/29

最初は導入のための人物説明や言葉の説明が難しくなかなか進まなかったが後半に入るとあらすじが見えてきて面白くなった。マツリカとキリヒトの主従関係にありながら惹かれ合う様子のいじらしさに感動。中身の濃厚さと人物や出来事に対する緻密さを感じる小説。次巻が愉しみ。

Posted byブクログ

2023/08/12

単なるファンタジー、アクションエンターテイメントで終わらない、物語の広さ・深さ・駆け引き、そして収斂。とてつもない小説ですね。もっと早く知りたかった!

Posted byブクログ

2023/05/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

とりあえず、好き。わざと難解な漢字が多用されてるのがちょっと読みづらいけど雰囲気ある。 キリヒト、マツリカ様、ハルカゼ、キリンの4人のバランスがすごく好き。マツリカ様みたいな不遜な頭いい登場人物がどストレート。キリヒトとマツリカ様の不安定な感性やら成長具合やら、その中で強くなる絆にもギュンギュンくる。政に幼い人物が多大な影響を与えるストーリー自体はあるものだと思うけど、その重要人物が発声できず手話で会話っていうのも面白い。 キリヒトとマツリカ様が仲良くなるきっかけの謎解きも、その後事態が急変していく中で違和感が明かされるのも惹き込まれてぐいぐい読める。

Posted byブクログ

2023/03/08

寝る前に読み始めたが、まあ進まない進まない(笑) これ最後まで読み進められるだろうか…初めて途中で読むのをやめてしまうかもしれない……と頭を過ったが、進みが遅いのを諦めて毎夜数ページを捲る毎に、まるで毎夜この世界を訪れている気持ちに浸って行った。 読み進めるのが難しかった理由。...

寝る前に読み始めたが、まあ進まない進まない(笑) これ最後まで読み進められるだろうか…初めて途中で読むのをやめてしまうかもしれない……と頭を過ったが、進みが遅いのを諦めて毎夜数ページを捲る毎に、まるで毎夜この世界を訪れている気持ちに浸って行った。 読み進めるのが難しかった理由。 言葉の言い回しが難しい。 言葉自体が難しい。 建物や上下水道の作りなどの説明が細か過ぎ、長過ぎて逆に伝わらない。 政治・軍事・勢力争いが絡む。 マツリカの言い方が全て持って回った言い方。 こんなに難しいのに私は逆にちゃんと理解しているのだろうか(笑) 初めのページにでもまとめてイメージイラストを載せてくれるだけで随分親切な一冊になったと思う。 上巻の後半でようやくキリヒトの素性が明らかになってきた。 下巻でどう動いて行くのか今はもう毎夜が楽しみになっている。 (タイトルに「魔女」とあるが特別な魔法を使ういわゆる魔女ではない)

Posted byブクログ

2023/03/07

ファンタジーでタイトルに「魔女」とあるも魔法を使うわけではない。高い塔(図書館)の魔女と呼ばれてはいるが、様々な書物を通して得た知識・優れた洞察力でこの先起こり得る事象を人の何歩も先を予測できる。魔物のような異形の者もちょっとだけ出てくるが、やはり魔力云々はなく、攻撃してくるのは...

ファンタジーでタイトルに「魔女」とあるも魔法を使うわけではない。高い塔(図書館)の魔女と呼ばれてはいるが、様々な書物を通して得た知識・優れた洞察力でこの先起こり得る事象を人の何歩も先を予測できる。魔物のような異形の者もちょっとだけ出てくるが、やはり魔力云々はなく、攻撃してくるのは並外れた腕力だったり催眠術だったり薬物だったり。唯一魔法っぽいのは「高い塔」が常に同じ方向の一方通行なのになぜか自分が行きたい方向に行ける、という設定くらいか。レビューに「独特の世界観」というフレーズが散見されるが、確かに作者独自色が濃い世界。ミツクビとかは明らかに中華っぽく、キリヒトがいた里は和風っぽいが、完全にそうとも言い切れず、慣れてくるまで少々時間を要した。良いのか悪いのかは別として登場人物の描写がかなーーーり詳しい。この辺は好みが分かれるところで、「指輪物語」の一巻目が苦手な人は同じく飽きてしまうかもしれない。その割には年齢はハッキリさせていない人物が多く、マツリカなどは「少女のように見える」としながらかなりの酒豪でよくワインを飲んでいる。異世界なので未成年でも別に飲酒はご自由に、と思うが、本当にしょっちゅう飲んでいるので、少女に見えるだけなのか、それとも本当に少女なのか、というのが最後までよくわからなかった。そして物語はファンタジーに分類されているものの、かなり政治の駆け引き要素の割合が多い。この辺りもがっつりファンタジーを読みたい人にはどうかという感じ。ラストはちょっとだけほんわかしたが、個人的には少しで良いから後日談まで欲しかったのと、マツリカとキリヒトの関係性がもうちょっとだけ進展しても良かったのでは…と思う。続編で「〜烏の伝言」なるものがあるが、そちらにキリヒトとマツリカはほとんど出て来ず、世界は一緒だが全く別な国の人たちの話だとのこと…。キリヒトとマツリカの続話が読みたいのだが、もしやこれで完結ってことなのかな?

Posted byブクログ

2022/07/16

何を読まされているのだろう?ファンタジー?歴史書? 作り込まれた世界観、設定から上橋さんのファンタジーを想定して読み始めたら、本題に行くまでの説明の長いこと。多島列島ときたらとゲド戦記。マツリカとキリヒトをテナーとゲドに重ねてみたが厚みが薄く。派閥対立や付随する歴史説明の様は司馬...

何を読まされているのだろう?ファンタジー?歴史書? 作り込まれた世界観、設定から上橋さんのファンタジーを想定して読み始めたら、本題に行くまでの説明の長いこと。多島列島ときたらとゲド戦記。マツリカとキリヒトをテナーとゲドに重ねてみたが厚みが薄く。派閥対立や付随する歴史説明の様は司馬先生の歴史小説を読むが如く。 面白い部分も確かにある。が、やや冗長である。 キリヒトがキリヒトたる所以のエピソードに辿り着いたものの、そこからは斜め読みのすっ飛ばし。下巻へ行くにはすこし時間がかかるかもしれない。

Posted byブクログ

2022/07/12

上橋菜穂子さんのようなファンタジー冒険譚を期待して読み始めた。王都の図書館の塔に召し抱えられる少年キリヒトが主人公で、ラピュタのパズーのイメージを重ねて読んでいたのだけど、102ページ目で断念することになった。 理由は、例えば図書館の様子や、人物紹介の描写、登場する小物に至るま...

上橋菜穂子さんのようなファンタジー冒険譚を期待して読み始めた。王都の図書館の塔に召し抱えられる少年キリヒトが主人公で、ラピュタのパズーのイメージを重ねて読んでいたのだけど、102ページ目で断念することになった。 理由は、例えば図書館の様子や、人物紹介の描写、登場する小物に至るまで、ありとあらゆる描写が細かすぎて冗長に感じ、自分の読書リズムと合わなかった。 図書館の天井がどんな素材で、どういう造りになっていて、どんな灯りが設置されていてどれぐらいの明るさなのか・・・みたいな描写があらゆる箇所で長々と続くのでストーリーが全然進まないように感じてしまった。 私の日頃の読書スタイルがそういう細部描写にあまり注意を払わない読み方であるため、先日読んだ「獣の奏者」であれば100頁目にもなれば物語は大きく進展していたことを考えると、本書は自分には合わないのかなと判断した。

Posted byブクログ