Another エピソードS の商品レビュー

綾辻行人(著者)

2015/09/08

「アナザー」読んだのがすごく前なので、どんな話かすっかり忘れつつあったけど、読んでいくうちにちょっとずつ思い出せたかな。ホラー要素とミステリ要素がかるーく混ざり合ってるので苦なく読めた。

2015/07/24

両親とともに別荘にやって来た見崎鳴は、自らの死体を探す幽霊と出逢うのだった。あの夏の、語られていなかった物語。
アナザーの続編はいかにも「綾辻行人」という要素で溢れていました。キャラクター、ストーリー、そして仕掛けに至るまで。それはアナザーで新たに開拓した読者層に対して、綾辻行人節を思う存分堪能してもらう狙いもあったのではないかという程に濃厚でした。
そのため、根幹となる仕掛けは、恐らくこういう方向のものだろうと早くに気付いたのですが、それが作品の魅力を損なうことにはなりませんでした。それよりも「新本格」にワクワクしていた、あの頃の気持ちが戻ってきたような楽しい読書時間でした。

2015/06/17

another本編には勝らなかったな。期待してた程ではなかった。でもこの作品のキャラは好きだからまた次回も書いてほしい。

2015/04/08

Anotherのスピンオフというか続編？細かいAnotherの内容をすっかり忘れてしまったのだけど、読み進めるうちに思い出し、Anotherの世界にも行け二度楽しめた気がする。
とはいっても、やっぱり本作にはかなわないなーというのが正直な感想。
ラストはぞくりしたけど。

2015/03/06

色んな意味を含むSのエピソード。
こちらはホラーテイストよりミステリ寄り。
恒一くんの活躍と、件の〈現象〉との繋がりがもう少しあってほしかったな！

そしてあのラスト、もう、これは、確実に、新たなる〈災厄〉の幕開けですよね…

2015/02/22

本編とはまた違う、落ち着いた雰囲気のホラーミステリでしたね。
幽霊の視点に違和感がなくて面白かったです。ホラー映画や小説の幽霊に当てはめて想像してみたり。

2015/01/23

続編ではなく外伝。前作よりもミステリー色は強めに感じました。個人的にはこっちの方が読み物としては好きです。

2015/01/20

名作アナザーの番外編で少し期待していたのだが、まぁ特に評判になっていなかった為、やはりそれほどでもなかった。見崎鳴が夜見北中の3年3組事件解決の糸口となるかもしれない、ある卒業生を訪れたところ彼はもう死んでいて、代わりに彼の幽霊と出会う。
なぜ幽霊となってしまったのか。それはどうも葬儀が行われず、死体がどこにあるのかもわからない状況であるためのようなのだが･･･。実は幽霊というのは小学生の従兄弟が彼の幽霊だと自分で思い込んでいたことなのだが、なかなか突飛過ぎてどうなのかと感じた。

2015/01/19

夏の避暑地での出来事。
トトロみたいな日本の田舎ではなく、南仏でひと夏の経験するだけの映画風のからっとした情景が浮かんだ。
映像として思い浮かべながら読んでいくと受ける衝撃も、映像化されたとしてそれを見たのでは得られないんだろうな。

2015/01/18

見崎鳴が夏休みに別荘で過ごした時に出会った、サカキさんとのお話です。皆さんが書かれているように本編と比べるとホラー要素はないですが、気になってあっという間に読めます。でも、さすが綾辻先生！結末には、あ～なるほどなと思わせらました。感嘆。