Another エピソードS の商品レビュー

綾辻行人(著者)

2022/03/01

　同著者の『Another』の外伝。ミステリ要素を含むホラーだった『Another』本伝に対し、こちらはホラー要素はあるものの純然たるミステリで、例えば「灰色の囁き」なんてタイトルでも問題ないような作品になっている。本伝のネタバレが若干あるのと、今後書かれるであろう続編への布石らしきものがあるので、先に『Another』を読んでおくべきだろう。

2014/06/20

前作同様すっきりしない終わり方。
別にAnotherの世界ではなくても成立しそうな話ではある。

この終わり方なら続編があると思いたい。
そして、物語の根源の三年三組の謎が明らかになるような話を読みたい。
まあ、謎のままの方が色々想像できて良いのかもしれないけれども。

2014/06/20

本家Anotherのネタバレがあるので未読の方はそちらから。見崎鳴の味付けを濃くしたらいいキャラになるとは思うが、シリーズ化するわけでもないしこれで良いのかもしれない。ミステリーとしては読者参加型にしたくないのかなと感じた。読後感としては悪くない。

2014/06/17

ちょっと期待しすぎたかな？
思っていたよりも前作を引きずっていないお話でした。
鳴ちゃんが幽霊と出会って自分の死体を捜す話…だけども…って感じです。
人間の不安定さにぞくりとくる作品でした。
あとがきで、「他にもanotherの構想がある」的なお話をされていたので今後またAnotherが読めることを楽しみにしていようと思います。

2014/06/15

エピソード1を読んだのが結構前なのでちょっと記憶曖昧なまま読みましたが行間が広くて読みやすかったです。ちょっと意外な展開でしたし。まーでもまあまあかな。

2014/05/04

あの惨劇の合間に起こった、夏の事件。
アナザーの時は登場人物も多く、難解だったが今回はシンプルですぐ読めた。
殺されたはずの男性が幽霊となり、メイの前へ現れる。
その正体は驚きの人物だったー。
スピンオフとしてはなかなか良い。単体で読むと物足りないかも。

2014/04/30

Anotherに隠されたもう一つの幽霊物語・表紙のおにゃの子が再び奔走！
http://on-the-road.co/?p=952

2015/04/22

「Another」のスピンアウト的作品。
話をほとんど忘れていたけど読んでいるうちに大体思い出した。
行間の取り方や物語のつくりがものすごく綾辻節。囁きシリーズのようなひんやりした雰囲気のホラーでもあり、ミステリでもあり。さらっと読めます。が、死体発見のシーンはかなりグロい。Anotherほどのやられた感はなかったけど、十分楽しめました。ラストは続編への伏線でしょうか。Anotherをもう一度読み返したくなりました。

2014/04/08

Anotherを読んでから随分経つのでどんな話だったか細かくは覚えていなかった。

ネタバレかもしれないけれどもホラーというよりミステリー。
面白かったです。

スピンアウト的な位置づけのつもりだった（あとがき）らしいですが続編出すかもとのこと（もう情報出てたりするのかな……）で楽しみです。

僕（賢木晃也）は死んで幽霊になった。
その死体を探すため見崎鳴という少女と屋敷の周辺などを捜索するが……。

2014/04/07

本編のおまけディスクにありそうなお話。参照するデータベースがAnother本編なので、そのレベルの違いを常に感じることになってしまう。ヘンリー・ジェイムスの「ねじの回転」っぽい雰囲気はとてもイイ感じなのだけど、やっぱ軽いなぁ。