わたしをみつけて の商品レビュー
わあ、とても読みやすかった。 両親を知らずに施設で育ってきた弥生。 師長や菊地さんとの出会いで変わっていく弥生から目が離せず、気付いたらノンストップで最後まで読み切っていました。 最後の手術シーンは特によかった…!
Posted by
いい子でいることが重要で。 他人の命を預かっている場所ですら、素直に間違いを認められないなんて怖すぎやしないか。 知識の差はあるかもしれないが、医学について勉強していることに変わりないのだから少しぐらい話を聞くべきなのではないのか。
Posted by
読み始めから感動のしっぱなしです。お気に入りのセリフや言葉が宝石箱を開けるように散りばめられています。捨て子の弥生が一生懸命に生きて行く姿は、涙腺を刺激したり鳥肌がたったりと、もう読み出したら止まらない感動作です。准看護師の弥生がいずれ看護師になり結婚し、子どもができるなんて事を...
読み始めから感動のしっぱなしです。お気に入りのセリフや言葉が宝石箱を開けるように散りばめられています。捨て子の弥生が一生懸命に生きて行く姿は、涙腺を刺激したり鳥肌がたったりと、もう読み出したら止まらない感動作です。准看護師の弥生がいずれ看護師になり結婚し、子どもができるなんて事を想像してしまい、頑張れと応援している自分がいる事にふときずいてしまいました。こんなにすごい作品は、本当にないですね。この作品のつづきをぜひ書いていただきたいと思ってしまいました。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「いい子じゃないと、いけませんか」という キャッチコピーに惹かれて手に取った一冊。 いい子でいたい。 もしもいい子じゃなくなっても、 見捨てないでくれるだろうか? 主人公の気持ちがひしひしと伝わってきました。 きっと誰しもがもっているだろう 「いい人に思われたい」という気持ち。 でもその気持ちが自分を苦しめているんだなと 改めて思いました。 「いい子」ってなんだろう? そう考えさせられた一冊です!
Posted by
読みながらなぜか涙が出てきました。こんな世の中に藤堂師長さんや菊地さんみたいな人がいること。 上辺の優しさじゃない、染み入る優しさに。涙が出ました。 世の中いろんな人がいる。嫌な人もいるけど、いい人もいる。その時気づかなかったけど後から気がつくこともある。 主人公の気持ちの変化...
読みながらなぜか涙が出てきました。こんな世の中に藤堂師長さんや菊地さんみたいな人がいること。 上辺の優しさじゃない、染み入る優しさに。涙が出ました。 世の中いろんな人がいる。嫌な人もいるけど、いい人もいる。その時気づかなかったけど後から気がつくこともある。 主人公の気持ちの変化、行動の変化に心揺さぶられました。最後、菊地さんが助かったと信じたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
いい子でいたい、捨てられたくない気持ちがすごくわかる。 経験、知識を身につけて治療をしたい、そして患者だけでなくご家族のその後も善くできる人になりたい
Posted by
菊池さんはわらった。皺が無数に走る。 この皺1本が刻まれるたびに、どれくらいのひとを助けてきたんだろう。
Posted by
表題の「わたし」とは、一番はもちろん主人公を指すのでしょうが、作品内では、人知れず辛い思いを抱えている人が多く登場します。 院内の同僚から、患者さんまで。 主人公は本当の自分を認められたことがきっかけで、周りの評価を顧みずに行動できるようになります。 他社にどこまで踏み込んでい...
表題の「わたし」とは、一番はもちろん主人公を指すのでしょうが、作品内では、人知れず辛い思いを抱えている人が多く登場します。 院内の同僚から、患者さんまで。 主人公は本当の自分を認められたことがきっかけで、周りの評価を顧みずに行動できるようになります。 他社にどこまで踏み込んでいいのか、踏み込むべきか… 難しいテーマではありますが、それを今まさに迷っている人への後押しになる作品だと思いました。 孤児でなくとも、「いい子にならなきゃ」という強迫観念に押しつぶされることは往々にしてあります。誰しもあるのではないでしょうか。 そんな時、「わたしはわたし」という揺るぎない自分を持てることはとても幸せなことだと思います。 自分がそう思えるように、また周りの人にそう思ってもらえるように「素顔のあなたが好き」だと伝えたい。 本作は同じく中脇初枝作「きみはいい子」の続編になっているようで、そちらも是非読んでみたいと思います。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
両親がいない弥生は施設で育ち、人から嫌われないよう捨てられないよう常にいい子で生きている。 施設を出ると住居を確保し手に職をつける為、准看護師になった。勤め始めた病院では医者から見下され疑問を持っても口には出せない。 上司が変わり藤堂師長の元で、病院の問題や看護師の仕事について考えるようになる。 弥生は近所で出会った菊地さんに心を開いた事で長年の苦しみから解放されていく。 そして、院長の誤診を許さない師長と共に行動に出る。 一歩一歩、強くなるために。そして患者さんを心で見て看護師にしか出来ない看護をするために。 生きていくために働く、そして信じる人に出会い苦しみの中から抜け出していく、読み終わった後には充足感に浸れた一冊。
Posted by
素敵な話。 始まりは重たく、暗く、どこまでこの調子?とも思ったが、新しい藤堂看護師長が来てから全てがつながり、面白くなってくる。 看護師という仮面を被りプロの態度で看護し、患者を救い、院長に楯突いてやめさせらせられるものの、全ての看護師が意識を変えるきっかけになる。 弥生は、...
素敵な話。 始まりは重たく、暗く、どこまでこの調子?とも思ったが、新しい藤堂看護師長が来てから全てがつながり、面白くなってくる。 看護師という仮面を被りプロの態度で看護し、患者を救い、院長に楯突いてやめさせらせられるものの、全ての看護師が意識を変えるきっかけになる。 弥生は、「自分で自分を育てたのね」 「上手に自分を育てたわね」と言われるが、まだうなづかない。 親に捨てられ、3月に拾われたから弥生。 養護施設で育ち、生きるために手に職をつけて、准看護師。 神田さんは新しい彼に子どもを虐待され、その声を心配していた、ラッキーの飼い主、菊池さん。 青森から働きに出て苦労もされながら、弥生がいるから手術も受けられた、と感謝される。 人は1人では生きられない。強く感じる感動の一冊だった。
Posted by