折れた竜骨(下) の商品レビュー
一気読み。おもしろい。 師弟愛が切ない。下巻もうちょっとボリュームあってもよかった感。ファンタジーパートを深く掘り下げないところが、ミステリー小説としては正解なのでしょうか。 最後終わり間際でさらに面白さひと加速が素晴らしかった。 タイトルの意味がもうちょい一ひねり欲しいと...
一気読み。おもしろい。 師弟愛が切ない。下巻もうちょっとボリュームあってもよかった感。ファンタジーパートを深く掘り下げないところが、ミステリー小説としては正解なのでしょうか。 最後終わり間際でさらに面白さひと加速が素晴らしかった。 タイトルの意味がもうちょい一ひねり欲しいと言うか、よくわからなかったというか、深い意味を読み取れなかった… 続きがあれば必ず読む。あとアダムこのやろう。
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上巻の伏線がするするっと回収されていくので、上巻を片手に読み終えました。デーン人おそろしや…… 再会は願うけども、船はもう燃えないといいなあと思います。いずれ燃えるんだろうけど……師弟愛をありがとうございました。
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ミステリーの結末のキレは かつての米澤穂信作品ほどではないような。 ファンタジーとしても中身は薄いかな。 ある程度は先が読めてしまうのは この人の作品に慣れすぎたからでしょうか。 でも…先が読めないほどの 緻密な構成と仕掛けの謎解きが この人の魅力なんだけどな。 ひとまずは...
ミステリーの結末のキレは かつての米澤穂信作品ほどではないような。 ファンタジーとしても中身は薄いかな。 ある程度は先が読めてしまうのは この人の作品に慣れすぎたからでしょうか。 でも…先が読めないほどの 緻密な構成と仕掛けの謎解きが この人の魅力なんだけどな。 ひとまずは「冬期限定」が待ち遠しいな。
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呪われたデーン人との戦いは、すっごくドキドキしたし 傭兵と雇い主との難しい関係もリアルだったし 時期領主でアミーナの兄、アダムの腑抜けなくせに 姑息なところには怒りさえ感じたし、色んな感情を 総動員して楽しめました。 なにより、ファルクと二コラの関係が、薬屋探偵を連想しちゃって...
呪われたデーン人との戦いは、すっごくドキドキしたし 傭兵と雇い主との難しい関係もリアルだったし 時期領主でアミーナの兄、アダムの腑抜けなくせに 姑息なところには怒りさえ感じたし、色んな感情を 総動員して楽しめました。 なにより、ファルクと二コラの関係が、薬屋探偵を連想しちゃって 思いっきり和ませていただきました。 だって少年二コラは赤毛で、まるでリベザルみたいで ファルクのことを師匠って呼んでるし・・・ 小さな騎士にやられっぱなしでした。
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いやお見事。 非常にシンプルでわかりやすい、でも大きな穴は感じさせない消去法推理で、エンタテイメントとして高品質。 最後のどんでん返し自体はそれほど奇抜なものではないけれど、うまく伏線を回収し、収束していく筆者の手腕には舌を巻くしかない。 難を言えば、タイトルに意味が無かったっ...
いやお見事。 非常にシンプルでわかりやすい、でも大きな穴は感じさせない消去法推理で、エンタテイメントとして高品質。 最後のどんでん返し自体はそれほど奇抜なものではないけれど、うまく伏線を回収し、収束していく筆者の手腕には舌を巻くしかない。 難を言えば、タイトルに意味が無かったってのがなあ。 たとえば『星を継ぐもの』みたいな、読了後にうおおおっと思わせるタイトルであって欲しかった。
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ファンタジーでもあって、ミステリーでもあって。どちらも好きな私には最高の本でした。読んでいてどんどん先が気になって読み始めたらすぐ読めました。いつも通り犯人は誰かとかあまり気にせず読みましたが笑 最後の展開には驚きました。
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そうであって欲しくなかったけれど、病院兄弟団と暗殺騎士の関係を説明されては、妙に納得した幕引きだった。墓石の名前を変えられる日が早くきてほしい。 内容的には☆5でも良いんだけど、この結末は一番望んでなかったので☆1つ減らしで。 ニコラとアミーナの成長に焦点を当てれば、悲しくも強い...
そうであって欲しくなかったけれど、病院兄弟団と暗殺騎士の関係を説明されては、妙に納得した幕引きだった。墓石の名前を変えられる日が早くきてほしい。 内容的には☆5でも良いんだけど、この結末は一番望んでなかったので☆1つ減らしで。 ニコラとアミーナの成長に焦点を当てれば、悲しくも強い物語だったのかなと。
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ファンタジーということで、アクロバティックな何でもありの解決かと思ったら、ある一定のルールに則って、納得のいく解決となっていました。 ストーリーもしっかりとしており、読み物としても秀逸。伏線がすべて回収されているのも好感度大ですね。
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『ボトルネック』に続き、米澤作品二作目。まさかの犯人(走狗)でした... その後の展開が悲し過ぎましたが、とても楽しめました^^ この世界観を創り上げた作者に乾杯!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ソロン島の受難、解説編。 証拠収集と聞き込みが淡々と進められた印象の上巻から、暗殺騎士の襲撃、呪われたデーン人の襲来と立て続けにハラハラする展開で息つく暇なし。暗殺事件の解明どころじゃない!かと思いきや壮絶な戦闘中にも論理的ヒントが散りばめられていたことに感服。エンマのかっこよさが異常。そして東北の騎士ファルク、その顎の傷について思い当たったときの動悸激しかったなぁ。そうか、そうきちゃったか、まぁそうだよね、、という、、 解説編は儀式と称した関係者の前で。ファルクが選んだ幕引と、厚い信頼を受け止めた従士ニコラの立ち回りが泣ける。 エンマの正体と不死の捕虜が待ち望んでいた存在、呪われたデーン人の起源、暗殺騎士の行方まで、謎はひとつ残らず拾われて、領主の娘アミーナは一人の信頼できる騎士を得て、大満足の悲しく強い物語。
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