1,800円以上の注文で送料無料

折れた竜骨(下) の商品レビュー

4.2

159件のお客様レビュー

  1. 5つ

    51

  2. 4つ

    68

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    1

  5. 1つ

    2

レビューを投稿

2020/08/19

12世紀のイングランド界隈という設定は、馴染みがなく、入り込めるかどうか危ぶまれたが、読み始めるとまったく気にならなかったのが不思議。むしろ事象と論理が雑味なく提示されていて爽快であった。また絵巻のように次々と繰り広げられていく舞台となった小島での数々のシーンが、休みなく提示され...

12世紀のイングランド界隈という設定は、馴染みがなく、入り込めるかどうか危ぶまれたが、読み始めるとまったく気にならなかったのが不思議。むしろ事象と論理が雑味なく提示されていて爽快であった。また絵巻のように次々と繰り広げられていく舞台となった小島での数々のシーンが、休みなく提示されていくスピードに酔う。

Posted byブクログ

2020/04/13

面白かった。 修道士カドフェルのシリーズが好きなので、世界観も入りやすかった。 本格ではなく、作者の頭の中で決められたルールを探る感じで楽しめました。

Posted byブクログ

2020/02/24

特殊な設定のミステリーがこんなに面白いとは。 ミステリーに現実感が無ければ何でもありになってもおかしくない。 不老不死の種族、魔法使い、魔術師、魔力に呪い、だけどミステリー。 解決編の説得力に納得。 途中で真犯人が分かったとしても、最後まで目の離せない話。 面白かった。

Posted byブクログ

2020/01/07

ファンタジーなのに、魔術に甘えることなくちゃんと本格ミステリになっている!むしろ魔術をスパイスにして、より本格度合いを上げている。 密室あり、アリバイあり、意外な犯人あり、そしてなにより読者への挑戦あり。 初めからいる人物が犯人という原則も満たしている!

Posted byブクログ

2019/11/10

ミステリーでありながらファンタージーアクションの要素も組んでいる。 最後の場面の話はネタバレになるので置いておいて、傭兵達がヴァイキング達を退けようと、其々が必死に戦うところが私にとっての最高の場面でした。 中世のヨーロッパにファンタージーの要素を加えミステリーで割ったのが本...

ミステリーでありながらファンタージーアクションの要素も組んでいる。 最後の場面の話はネタバレになるので置いておいて、傭兵達がヴァイキング達を退けようと、其々が必死に戦うところが私にとっての最高の場面でした。 中世のヨーロッパにファンタージーの要素を加えミステリーで割ったのが本作品です。 現時点で出てはいないようですが続編希望です!

Posted byブクログ

2019/09/04

ファルクの捜査は続き、ついにデーン人の急襲が。兄アダムの兵が来ない中、傭兵達による戦いが始まる。ミステリーというより、一気にファンタジーの世界へ。でも、実はこの戦いの中に領主殺害の犯人特定のためのヒントが隠されていた。宴の最中に行われたファルクによる謎解き。意外な犯人…とまではい...

ファルクの捜査は続き、ついにデーン人の急襲が。兄アダムの兵が来ない中、傭兵達による戦いが始まる。ミステリーというより、一気にファンタジーの世界へ。でも、実はこの戦いの中に領主殺害の犯人特定のためのヒントが隠されていた。宴の最中に行われたファルクによる謎解き。意外な犯人…とまではいかないが、明かされた真相は苦々しい余韻を残す。新領主アダムによる新しい時代はいかにも頼りなげで、このタイトル「折れた竜骨」はズッシリと重く感じた。

Posted byブクログ

2019/06/17

完全なる本格ミステリ。すごい、羨ましい、こんなの書けて。登場人物一人一人にも味があり、もっと楽しめる要素盛りだくさん。シリーズ化ないかな。ただ一つは「忘れ川の雫」かな。これだけ少しご都合主義?負け惜しみです、はい。

Posted byブクログ

2019/05/19

米澤穂信さんの作品すべてに言えることですが、読み終わった後に込み上がる諸々の感情ぜんぶひっくるめて大きなため息をひとつついてしまう、この読了感はファンタジーものでも健在でした。

Posted byブクログ

2019/02/25

15 怒涛の下巻! 面白すぎてあっっという間に読み終わっちゃった。 ページをめくる手が止まらないの。 こんなに小説って面白かったっけ? 今まで余分なこと考えて没頭することが少なかった気がするけど、これははまった。 終わっちゃうの悲しい。 2019.02.25

Posted byブクログ

2018/12/09

ファンタジーでミステリー。素晴らしい作品だった。魔法やら呪いやら領主の娘やら騎士と従士やらがでてきて、しかも理性からの論理で謎を解く。

Posted byブクログ