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読書について の商品レビュー

3.9

93件のお客様レビュー

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2017/01/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『余録と補遺』から訳出された「自分の頭で考える」「著述と文体について」「読書について」の3編。読書への警句である。 自分で考えよ! 読書は何も考えられない時だけにせよ! 読書は他人の頭で考えてるだけなのだから、多読に走ると自分では全く考えられなくなってしまうぞ! 少量でも自分で考え抜いた知識は、自分で考えずに鵜呑みにした大量の知識よりずっと価値がある。 自分の精神をつちかうような重要な本は続けて二度は読むべき。何度も反芻してじっくり考えることでようやく自分の血肉になる。 読書の指針となる書に出会えた。

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2016/12/19

P-11の言葉に感動! 読書をどれだけしていても、人それぞれで何が違うのか納得しました…(^◡^)/ 「学者、物知りとは書物を読破した人のことだ。 だが思想家、天才、世界に光をもたらし、人類の進歩をうながす人とは、世界という書物を直接読破した人のことだ。」

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2016/09/17

以前に、渡部昇一氏の同書の訳本というのを 読みましたが、あまりにも訳者の文書ばかりだったので オリジナルを読みたいと思いました。 少し現在の環境とは異なる部分があるかもしれませんが 逆に現代の日本においても全うな指摘も多くみられる。 昔のデカンショと言われる一人であることを考える...

以前に、渡部昇一氏の同書の訳本というのを 読みましたが、あまりにも訳者の文書ばかりだったので オリジナルを読みたいと思いました。 少し現在の環境とは異なる部分があるかもしれませんが 逆に現代の日本においても全うな指摘も多くみられる。 昔のデカンショと言われる一人であることを考えると 痛烈なアフォリズムではありますが、非常に面白く 有用な内容であったと思います。 光文社の古典新訳文庫は非常に読みやすく、いろいろな 古典が読めてとてもいいと思います。

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2016/09/09

ニーチェ等に多大な影響を与えたドイツの哲学者による、痛快なアフォリズムの数々。 自分の頭で考えないと、血肉にはならない。 本を読むにしても、咀嚼して血肉にせねばならない。 無闇な多読は、思考力を衰えさせる。 新刊書ばかり読まずに古典を読むべし。 本書の第一部に当たる「自分の頭...

ニーチェ等に多大な影響を与えたドイツの哲学者による、痛快なアフォリズムの数々。 自分の頭で考えないと、血肉にはならない。 本を読むにしても、咀嚼して血肉にせねばならない。 無闇な多読は、思考力を衰えさせる。 新刊書ばかり読まずに古典を読むべし。 本書の第一部に当たる「自分の頭で考える」を一見すると、読書そのものを否定しているかにも読めるが、そういうわけではなく、あくまでも、無批判・無思考的な多読を戒めたものというべきだろう。 書物に対する匿名批評の無責任さを徹底的に批判する箇所は、インターネットにおける匿名文化がまさに花開いている現代社会においても強く妥当しよう。

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2016/06/03

哲学者ショーペンハウアー、噂には聞いていたがここまで辛辣で歯に衣着せぬ物言いをする人だったとはw 母国語であるドイツ語を正しく扱わない文筆家など人間のクズだ、とおっしゃっておりました。 また「読書ばかりしてると他人の言ったことを鵜呑みにして自分の頭で考えなくなるから気をつけよ」と...

哲学者ショーペンハウアー、噂には聞いていたがここまで辛辣で歯に衣着せぬ物言いをする人だったとはw 母国語であるドイツ語を正しく扱わない文筆家など人間のクズだ、とおっしゃっておりました。 また「読書ばかりしてると他人の言ったことを鵜呑みにして自分の頭で考えなくなるから気をつけよ」とも。論語でいうところの「学びて思わざれば則ち罔し」ってやつですね。肝に銘じておきます、はい。

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2015/01/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

読書好きのみなさんにとって、本書の内容は耳の 痛い話ではありませんか?なにを、どう読むか。 あるいは読まずにすませるか。読書の達人であり 一流の文章家だったショーペンハウアーが贈る知 的読書法。

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2015/01/09

読書の素晴らしさについて書かれた本かと思って読んだら大違い。自分の頭で考えることの大切さを説いた本だった。 読書とは自分でものを考えずに、他人に代わりに考えてもらうこと。本で読んだ知識を自分の血肉にするには反芻し、じっくり考えなければならない。

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2014/12/14

なんとも辛口な方だったのですね。ショーペンハウアーさんは。3章のうち2章目ドイツ語に関するものはちょっとドイツ語わからないとついていけない、正直厳しかった。でも言葉の乱れについては今も当てはまるなあと思う。1章と3章はわりとストレートでわかりやすくまた読み返してみたいです。あえて...

なんとも辛口な方だったのですね。ショーペンハウアーさんは。3章のうち2章目ドイツ語に関するものはちょっとドイツ語わからないとついていけない、正直厳しかった。でも言葉の乱れについては今も当てはまるなあと思う。1章と3章はわりとストレートでわかりやすくまた読み返してみたいです。あえて☆はつけたくない感じで。後世まで残るようないい作品を読め!というのは納得しました。

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2014/10/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東京ドームそばの、あゆみBOOKS小石川店のポップを見て、買わざるを得なくなりました。 これだから、本屋通い・巡りは、やめられません。

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2014/10/02

<自分の頭で考える><著述と文体について><読書について>の三部からなる哲学者ショーペンハウアーの新訳。「自分の頭で考えているか、そうでなければ誰の影響を受けたものなのか。自分の思考を自分で把握できているか。」というのは常に自分のテーマであるので、特に<自分の~>を読みたくて購入...

<自分の頭で考える><著述と文体について><読書について>の三部からなる哲学者ショーペンハウアーの新訳。「自分の頭で考えているか、そうでなければ誰の影響を受けたものなのか。自分の思考を自分で把握できているか。」というのは常に自分のテーマであるので、特に<自分の~>を読みたくて購入。ふせんを貼りながらじっくり読んだ。恥ずかしいことにドイツの哲学者やドイツ語について無知なので<著述~>は具体的に理解することは出来なかったけれど、迷いがある時や思考が自立できないと感じた時にはこの本に戻ってこよう。

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