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真夏の方程式 の商品レビュー

4

692件のお客様レビュー

  1. 5つ

    170

  2. 4つ

    301

  3. 3つ

    153

  4. 2つ

    10

  5. 1つ

    2

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2022/12/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あの子供嫌いな湯川さんが子供と接している… 喉の奥が締め付けられて胸が苦しくて泣いた ずっと節子が犯人だと思っていたがラストがまさかすぎた 読み続けるにつれて明かされていく事実を知って、キャラクター全員に同情してしまった 苦しすぎます

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2022/11/20

東野圭吾さんは人間関係によって生じる「摩擦」から物語をつくるのが本当にお上手。 ミステリーときくとまずトリックに意識が向いてしまいがちだけど、そもそも人が死ぬっていうことはただ事ではなく、そんな事態が発生してしまった背景にはなんらかのバックグラウンドがある。 東野圭吾さんはそ...

東野圭吾さんは人間関係によって生じる「摩擦」から物語をつくるのが本当にお上手。 ミステリーときくとまずトリックに意識が向いてしまいがちだけど、そもそも人が死ぬっていうことはただ事ではなく、そんな事態が発生してしまった背景にはなんらかのバックグラウンドがある。 東野圭吾さんはそのバックグラウンドを描くのが巧みで、殺人そのものは絶対にダメだけど、「でもこの状況なら人を殺してしまっても仕方ないよな」と思わせてしまうだけの状況をきっちりと書ききる。 「容疑者Xの献身」がそうだったように、本作でも犯人たちが起こした事件には同情の余地が多分にあって、その思いを想像するとやるせない気持ちになった。

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2022/11/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

映画視聴後に原作を読んだが、特に恭平くんが自分のしたことに気づくまでの過程、そしてその後の葛藤が映画より丁寧に描かれており、最後の駅でのシーンがより深いものになっていた。また塚原と仙波の関係などもより丁寧に描かれており、珍しく映画より原作の方が人間関係を丁寧に描いているかな、と。容疑者xからはじまり、ガリレオシリーズの長編は全員が誰かを愛していた結果の悲劇の描き方が上手い。言ってしまえば一辺倒な展開なのだがそこに毎回違った科学トリックを持ち込んでそれぞれの色が出ているのも面白い。そして珍しく今回は全て明かされた上で真犯人は捕まらない、あるいは殺人とは認められないというオチ。特に成美については裁判も全て終わっているので逮捕しようがないものではあるが、珍しいな、と。一方で捕まらないから後味が悪いかといえばそうではなく、そこに恭平くんという事件に関わってしまった少年が出てくるのもよい。またその少年と湯川の最後の駅での会話が印象深い。なによりこの会話の裏には湯川を変えた石神の件がある。だからこその同じ問題を抱えて、悩み続けよう、というセリフなのだろう。だやはり愛の深さ、その狂気と切なさに関して容疑者x以上ではないな、ということで☆3くらいで。

Posted byブクログ

2022/11/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

湯川先生と恭平の授業のシーンを読んで、湯川先生に勉強教えてもらうの楽しそう!と思った。 三宅伸子を殺害したのは、仙波ではなく成美。 成美は重治の娘ではなく、仙波と節子の娘だった。 伸子が成美にその秘密を暴露し、成美は伸子を殺害してしまう。 その罪を被ったのが仙波だった。 塚原が仙波のために動き、緑岩荘に泊まったところで、重治が恭平を花火に誘い、ロケット花火が部屋に入ると危ないからという口実で、窓や煙突を塞ぐ。 そのせいで一酸化中毒になり、塚原は死んでしまう。 そんなに割り切った話ではないと思うが、何もわからない恭平を殺人の実行犯にした重治は本当に卑劣で許せないと思ってしまった。 仙波に寄り添おうとして、身勝手に殺されてしまった塚原も不憫でしかない。 恭平が最後は思い悩んでいる感じがなかったのが救いかな。 この本でも、途中で「容疑者Xの献身」について少し触れられている。

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2022/10/29

映画でも感じたが、家族を守るためにみんな秘密を持って生きていく苦しさが感じられた。 恭平の少し冷めている性格にも関わらず、湯川に興味を示し、最後の場面では湯川を探し、言葉を交わす姿が子供らしくもありよかった。

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2022/10/20

ガリレオシリーズ6作目。今回は非常に重い! 人間的な優しさや愛情溢れる作品ではあるが兎に角重い。恭平、先は長い頑張れ!

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2022/10/16

いかんでしょ。他人に罪を被せて生きるって出来るのかなあと思ってしまった。 あと子供にあんなことさせたらダメ。背負わせ過ぎ。

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2022/10/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

東野圭吾の作品は間違い無い、と思い手に取りました。 読み終わった感想、なんでこんなに面白いストーリーが思いつくんだ…!今回もすぐに読み切ってしまった。。 物語を読み進めるに連れて、旅館の夫妻が事件に関わってること、過去の事件との関係は想像ができた。 面白いのは、その真相が紐解かれるのが、それぞれの回想シーンを通していること。 それぞれの当事者が、どんなめぐり合わせでこれらの複雑な事件に発展したのか、どんな秘めた思いが重なっているのかが伝わった。 “愛する者のためなら罪を被ることも躊躇わないーそういう「献身」が存在することを湯川は誰よりも知っている。” 紐解かれる真相に、胸が苦しくなる思いだった。 残り数ページ、もう時間がない、どうなるのかどうなるのかと、最後までハラハラし続ける。綺麗さっぱりな終焉ではないのに、胸のわだかまりはない。 どうか、ある人物のこれからの人生が良きものになるようにと、願わずにはいられなかった。

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2022/10/05

ガリレオシリーズ第6作目 最初の事故死からは予想もつかない結末で、今回も大幅に推理を裏切られました。 作者の考えたトリックや、人物相関図を見破ることはこの先ずっとできないだろうけど、あれこれ予想しながら楽しめるのがミステリーの醍醐味ですよね。 この作品を読んだ後に映画のロケ地...

ガリレオシリーズ第6作目 最初の事故死からは予想もつかない結末で、今回も大幅に推理を裏切られました。 作者の考えたトリックや、人物相関図を見破ることはこの先ずっとできないだろうけど、あれこれ予想しながら楽しめるのがミステリーの醍醐味ですよね。 この作品を読んだ後に映画のロケ地に行ってみたくなりました。 綺麗な海でダイビングしてみたいなー

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2022/10/03

夏が終わってしまったが...ギリギリ駆け込みで読了! 相変わらず東野圭吾は面白い。 恭平と湯川の絆に心打たれました。 途中で行われる実験がしっかりラストの布石になってるのも流石です。 なんとも言えない気持ちにさせたまま終わりました笑 やっぱり、愛する人への献身ってホントに切ない。...

夏が終わってしまったが...ギリギリ駆け込みで読了! 相変わらず東野圭吾は面白い。 恭平と湯川の絆に心打たれました。 途中で行われる実験がしっかりラストの布石になってるのも流石です。 なんとも言えない気持ちにさせたまま終わりました笑 やっぱり、愛する人への献身ってホントに切ない。 家族全員が秘密を持ってると言うのもかなり締め付けられた。 登場人物が多すぎて途中で折れかけたけど、話の本筋自体は読みやすく、かなりさくっと読めた。

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