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真夏の方程式 の商品レビュー

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691件のお客様レビュー

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2013/05/18

よく考えられた物語だなあと感心する。しかも読み手がさらにいろいろと思いを巡らす余地がちりばめられている。 しかし、誰かが誰かのために自分を犠牲にするパターンでは容疑者Xの献身の方が読後の味わいは深かったな。

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2013/05/18

切ない。『容疑者Xの献身』と同じく、身を挺して愛する者を守り抜く男がまた一人。その男を唯一理解し助けようとする元刑事の行動が更なる悲劇を生む。絡み合った人間模様を物理学をもって解き明かすガリレオはつくづく稀有な存在だと思う。真夏の美しい玻璃ヶ浦の海を舞台に、偏屈な少年にハカセと呼...

切ない。『容疑者Xの献身』と同じく、身を挺して愛する者を守り抜く男がまた一人。その男を唯一理解し助けようとする元刑事の行動が更なる悲劇を生む。絡み合った人間模様を物理学をもって解き明かすガリレオはつくづく稀有な存在だと思う。真夏の美しい玻璃ヶ浦の海を舞台に、偏屈な少年にハカセと呼ばれながら、ペットボトルロケットの実験で科学の面白さを教える姿が印象的。東京組の草薙と内海の足を棒にした捜査ぶりも見事だった。暴くだけをよしとせず、将来ある若者に真実を託した、一幅の絵のような物語であった。 p204 ーー科学者が行き詰まる時、その原因は研究自体にではなく、環境や人間関係といった研究とは関係のないことにある場合が殆どなんだ」

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2013/05/18

焦る必要はない。 悩むことに価値がある。 答えを出すためには自分自身の成長が求められる。 己の中にも深き刻み込んでおきたい。

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2013/05/17

『ガリレオ』シリーズの長編。 トリックにやや疑問が残ったのが残念だったが、全体的には楽しく読んだ。 このモヤモヤ系のラストはダメって人もいそうだな~。

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2013/05/16

ガリレオシリーズの長編は、「献身」がテーマだと思う。『容疑者Xの〜』は其の名の通り、『聖女の救済』は逆説的な意味での献身だった。 今回もそう。様々な人のそれぞれの献身。ガリレオ先生の献身の物語でもある。 結末は感動的ではあるものの、モヤモヤ感は少なくない。ただ、読者にもきっと勇気...

ガリレオシリーズの長編は、「献身」がテーマだと思う。『容疑者Xの〜』は其の名の通り、『聖女の救済』は逆説的な意味での献身だった。 今回もそう。様々な人のそれぞれの献身。ガリレオ先生の献身の物語でもある。 結末は感動的ではあるものの、モヤモヤ感は少なくない。ただ、読者にもきっと勇気を与えてくれる締めくくり方だと思う。

Posted byブクログ

2013/05/16

知り合いに借りたので献身以来のガリレオシリーズ。 私の記憶で湯川先生は小説内じゃイケメンではなかったような…?気のせい? それと、気が付いたら内海薫が居たのに驚き。 小説版は初期のままいって欲しかったから少し残念。まあ、こっちの方が売れるんだろうし今まで読んでなかったから何も言え...

知り合いに借りたので献身以来のガリレオシリーズ。 私の記憶で湯川先生は小説内じゃイケメンではなかったような…?気のせい? それと、気が付いたら内海薫が居たのに驚き。 小説版は初期のままいって欲しかったから少し残念。まあ、こっちの方が売れるんだろうし今まで読んでなかったから何も言えないでしょう。言ったけど。 小説自体については、腑に落ちない点が多過ぎたからか感情移入が中途半端に終わった。 食べ物を美味しく見せたいのか?という描写がやたら気になった。 でも話のテンポの良さは流石というか、気が付いたら夢中になって読んでいた。 ただやっぱり塚原殺人の動機がイマイチ腑に落ちないのと、献身にはかなり感情を揺さぶられて衝撃だった記憶があってそれを今回も期待していたので、本作の個人的な評価は今ひとつ! 恭平のラストも、「えっそんな一言で納得しちゃうの?!」と思った。私が捻くれてるから?笑

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2013/05/16

面白かったです。 ほとんど一気に読めちゃうくらい、続きが気になって仕方なかった。 けど、何か、もう少しズシッと心に残るものが欲しかったかな。

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2013/05/16

湯川先生の意外な一面が見られる作品。 それぞれの登場人物の守りたいものは何なのか。「容疑者Xの献身」にも通ずるようなテーマで、映画の公開も楽しみ。

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2013/05/16
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※このレビューにはネタバレを含みます

誰かのために身代わりになる、という点では「容疑者Xの献身」に似てるかなあ。でも面白く読めました。 湯川と恭平君のやりとりが良かった。理科の実験のシーン、こんな先生だったらあたしも理科が好きになれたかなあ?ちょっと羨ましい。

Posted byブクログ

2017/04/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

海底の調査の依頼があって玻璃ヶ浦に「湯川学」現る! 止まった緑岩荘の経営者さんたちに「川畑成実」がいて、 親戚の子「柄崎恭平」も夏休みを利用して泊まっていた! まぁ、 事件が起きて解決するんですよ「湯川学」さんが! いつもも通り! でも、 今回の犯人が利用したものが酷い! そう、 「柄崎恭平」を使ったんですよ。 子供を使って犯罪をするなんて悪どすぎる! しかも、 親戚の子やで! 記憶違いしてたのは、 「恭平」がもっとバカだったイメージだったんですが、 もう、 ちょっと賢い子やったな。 これ、 気が付くの意外早いんじゃないの? 殺人の片棒を担いだってきがついちゃうよ、すぐに。 容疑者Xの献身の犯人にはなってもいいかな? って、 思えるほどかっこよかったんです! 聖女の救済の犯人にはなれるかな?なれないかな? でも、 きっと動き始めたら僕は完遂できる! やれるね! と、 思うけど今回の真夏の方程式の犯人のかっこの悪さってありゃしない!

Posted byブクログ