よだかの片想い の商品レビュー

島本理生【著】

2015/05/05

切ないです。帯に「キュート」ってあったけどその心境には至らなかったです。私だったら「いつかやってくるさようならさえ、宝物だった」くらいの感想しか出てこないです。

2015/02/22

初めて読んだ島本理生さんの作品。
私の顔には生まれつきアザがある…衝撃的な始まりである。幼い頃から辛い思いをし、内向的で目立たないように生きてきたアイコがひょんなことから映画監督の飛坂と出会い、恋に落ちる。お互いに必要としながらも結ばれない恋は切ないが、アイコがこの恋を通して大人の女性に成長していく姿はとても凛々しい。またアイコの周りの人たち…お母さん、研究室の教授、ミュウ先輩、原田くん、みんな温かくてアイコの理解者であることが嬉しい。読み終わってとても清々しい気持ちだ。

2015/02/13

読んでまず、「この子は私だ」と強く思った。

「すきなひとに、自分の気持ちを解ってもらいたい」という感情は、恋愛という形だけでなく、誰もが心の底で願うこと。
傷つきながらもそこにまっすぐ向き合おうとするアイコの心の成長を描いた物語。
「私が強いって、どうして」という言葉に思わずホロリ。

コンプレックスを抱えるひとは共感できる部分がきっとあるはず。
本当に大切な１冊になりました。

2015/01/13

数時間で読めてしまった

なんとなく恋愛モノが読みたいなあ 気軽に世界に浸かりたいなあと思っている人におすすめ

自分に自信がないことと心が強いことはは真逆のものではないのかもしれない
もしくは自信がないからこそ強くなろうとするのか

2014/11/22

主人公アイコは顔に生まれつき大きなアザを持っていて、周りの視線や言葉に傷つかないように頑なに育った女の子。オシャレや恋のような女の子らしいことは自分には似合わないと避けてきていた。ある日アイコのことが本になり、映画化が決まったことをきっかけに、監督の飛坂と惹かれあうようになる。生まれてはじめての恋の喜びと痛みは、アザを通して見てきた24年間の景色を変えて、アイコを成長させるものとなる。

2014/11/09

出逢えて良かったと想える人が、貴方にも居るだろうか。
ちっぽけでも、わたしも誰かのそういう人にこの人生でなれならいい。

主人公の視点で最後まで読めたからだと思う。周りの優しさと厳しさを拾いながら。

とても良かった。

2014/10/03

ダメとわかっていても、悪いオトコに惹かれてしまうところ、すごいわかる。ちょっと恥ずかしくなるところもあるけどきっとそれが、恋なのでしょう。

2014/09/10

2014.9.4

良かった！

生まれつき顔に大きなアザのある女の子の成長話

個人的に自分が理系女子(しかも研究)だから理系背景には非常に共感して夢みて失恋して結局 類友かよ！が 現実と合ってて愕然とした…凄くリアルです

2014/07/02

この人の本好きだけど、これはかなり良い。

この作家の作品はいつも傷を抱えている人がでてきて、それが湿っぽくなりすぎるというか、やりすぎ感が出ることがあるんだけど、今回はそんなこともなく、むしろ、前向きで、強く、そんな中に弱さがあって、それを出せずにいて、でもわかって欲しい、っていうとても素敵な女の子だった。愛されることを知って、人を好きになることを知って、さらに魅力的になる女の子の話だった。

2014/05/23

野武士アイコ！かっこいいよー(T_T)1度の恋から吸収する力、伸び率がハンパないです。そうゆう出会い、例え叶わなくても大事にしたいなと思った。今までまっすぐに、真摯に生きてきたアイコだから言える言葉があって、わかる気持ちがあって。。他人と深く関わることで自分がちゃんとみえるようになるんだなー。みゅう先輩も素敵！また読み返したい。