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ぼくたちの家族 の商品レビュー

3.7

59件のお客様レビュー

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2022/08/27

気持ちがバラバラだった若菜家 突然母に脳の癌が見つかる 母の病を気に息子たちが奮闘するが、 父親が借金だらけなことに気づく。 母の病、父の借金… まだ大丈夫ってみんな思って お互いやりたいようにしていたが、 母の病をきっかけに家族が一つになっていく 家族って近いから甘えてしまうと...

気持ちがバラバラだった若菜家 突然母に脳の癌が見つかる 母の病を気に息子たちが奮闘するが、 父親が借金だらけなことに気づく。 母の病、父の借金… まだ大丈夫ってみんな思って お互いやりたいようにしていたが、 母の病をきっかけに家族が一つになっていく 家族って近いから甘えてしまうところあるよね でも大切だから、ここぞの時にがんばれるんだな

Posted byブクログ

2022/08/17

最後まで一気読みさせられて、清々しい爽快感を感じた。冒頭から中盤まで相次ぐ苦難に見舞われるが、一致団結というわけではないが、それぞれがそれぞれの想いを持って戦いに挑む。 家族ってこんなに簡単に、こんなに明け透けにすべてを曝け出せるものではないと思うけれど、だからこそそうできる、そ...

最後まで一気読みさせられて、清々しい爽快感を感じた。冒頭から中盤まで相次ぐ苦難に見舞われるが、一致団結というわけではないが、それぞれがそれぞれの想いを持って戦いに挑む。 家族ってこんなに簡単に、こんなに明け透けにすべてを曝け出せるものではないと思うけれど、だからこそそうできる、そう変われた彼らを羨ましいと思う。

Posted byブクログ

2022/07/29

同作者の著作を読むのは3冊目ですが、どれもぐいぐい引き込まれますね 今作は特に、1章の母がおかしくなっていく描写の怖さに釘付けに… どんよりめの前半から、爽やかな後半のギャップはなかなかで、 少々トントン拍子に上手くいきすぎじゃないか?とも思うものの、 人を美化しすぎないラストは...

同作者の著作を読むのは3冊目ですが、どれもぐいぐい引き込まれますね 今作は特に、1章の母がおかしくなっていく描写の怖さに釘付けに… どんよりめの前半から、爽やかな後半のギャップはなかなかで、 少々トントン拍子に上手くいきすぎじゃないか?とも思うものの、 人を美化しすぎないラストはほっこり とても面白かったです

Posted byブクログ

2022/07/17

家族がバラバラで兄弟の仲も決して良くはなかったが、母親の突然の病気によりみんなのベクトルの向きが一方向になった。 そして浩介も俊平もたくましくなった。 母の病気について、 やっぱりセカンドオピニオンは大事だということか?とか、 そんなこと(小説に出てくるような病気の展開の仕方)っ...

家族がバラバラで兄弟の仲も決して良くはなかったが、母親の突然の病気によりみんなのベクトルの向きが一方向になった。 そして浩介も俊平もたくましくなった。 母の病気について、 やっぱりセカンドオピニオンは大事だということか?とか、 そんなこと(小説に出てくるような病気の展開の仕方)ってあるのか?など、 病気を扱う小説に求めがちなリアリティーさってどうなんだろうと思ったが、解説を読むと作者の実体験に基づいているらしいから、まぁこういう展開でもいいのだけど・・・ 。

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2022/06/30

読みやすかった。 もう1回読んでみたい 人はいつも死と隣り合わせに生きている。 だから、生きている間ぐらいは幸せでいる。 家族との関係は避けられない運命 完璧な家族なんていない

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2022/05/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家日和、こちらの事情、と読んで、家族シリーズ第3弾、今回は短編集ではなく長編(長くもないが)小説でした。でも登場人物ごとに違った視点で物語が進んでいくので、飽きずに読めました。 物語のあらすじとしては、母親の病気をきっかけに再生していく家族の物語…そう書くとチープでありきたりな題材にも思えます。私は本を読み慣れていないので目新しく思えたのもあるかもしれませんが、そこかしこに散りばめられている仕掛けや伏線を拾い集めていく過程はとてもワクワクドキドキ、自分の家族にも重なる部分があり何度も涙してしまいました。 家族って綺麗事ではないし、外からは見えないドロドロとしたもの、鬱々としたものがあるのも事実。でも家族にしかできない、家族でしか見えないこともある。そんなことを改めて気付かされた本でした。

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2021/03/12

みんなバラバラだと思ってた家族が母親の病気をきっかけに動き出した。 でもそれくらいの大きな事がなければ人って変わらない気がする… 息子2人のキャラが全く違って、感じ方が全く反対だけど、ちがう角度から同じことを見てるんだって思う瞬間が何度もあった。

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2021/02/27

母親の病気からバラバラだった家族が更生して行くって話ですがちょっと上手く行き過ぎってかんじですかね。 「みんないつかは、死ぬ。だからせめて生きてる間は、みんな必死に幸せでいなきゃ」ってとこで何か納得しちゃいましたが。 イノセントデイズを読んだ後だったので少し期待し過ぎました。

Posted byブクログ

2020/11/17

とても面白かった。 やや甘い感じもありましたが、構成も良かったし。序盤の緊迫感、それぞれの家族の心境、最終章の流れ。とても良かったです。 早見さんは2作目になりますが、とてもよみやすいですね。読後の印象もとてもよく、また別の作品も読みたいです。

Posted byブクログ

2020/11/04

母の病気をきっかけに家族の隠れていたものが明らかになるお話 視点が母、兄、弟、父と移りながら物語が進行する 最近物忘れが多くなった母 認知症ではないかと自分で疑うが、そうではないという思いも しかし、兄夫婦の妊娠を祝う席での言動を訝しんだ家族の勧めにより受診したところ、1週間...

母の病気をきっかけに家族の隠れていたものが明らかになるお話 視点が母、兄、弟、父と移りながら物語が進行する 最近物忘れが多くなった母 認知症ではないかと自分で疑うが、そうではないという思いも しかし、兄夫婦の妊娠を祝う席での言動を訝しんだ家族の勧めにより受診したところ、1週間が山との診断が本人ではなく家族に告げられる しっかりものと思われている兄の過去と現在の想い、へらへらとだらしのない生活をしているように見えて実はリアリストな弟、場当たり的な対応で自分で責任を持った選択ができない父 今まで表に出てこなかったそれぞれの想いに気づく 「砂上のファンファーレ」で発売したものを改題して文庫化したものらしい 砂上のファンファーレの方が物語をよく表していると思うけど、「ぼくたちの家族」も響き的にはいいんじゃないかと 一番心に響いたのは、お母さんの言葉 「幸せかどうかは、いつか死ぬときにしかわからないんだと思う」 確かになーと、今だからこそ思う 人生の中で浮き沈みってあるわけで、その時々で幸せだったとしてもそれが不幸の呼び水になってたりする場合もあるし、その逆もまたある なので、本質的な人生の最後にしか幸せの評価ってできないんだろうね 幸せな人生だったと思って死にたいけど、できるだろうか? 先日、娘と話していて「寂しくない?」って聞かれたけど 今のところは全く寂しくないし、今後もそう思わないと今は思うんだけど 20年後とかどうなってるかわからないなぁ ま、そんなに先のことを考えても無駄と言えば無駄なんだけどね そのときもまだ独り身で生きてそうな気がするんだよなー あと、家族って何なんだろうな?とも考えた 作中は親の方が借金まみれだけど、僕はこの歳になっても親に金銭的な事で迷惑をかけてるし、それ以上の迷惑をかけてきたからなぁ 何というか、申し訳ない気持ちでいっぱい そして、そんな家族とあと何回会えるんだろう?とも思った 前に読んだ小説でも似たような事考えたけど、盆と正月を合わせても3ヶ月~半年程度しか一緒に過ごさないんだよね そう考えると、家族というものが何とも言えないものに思えてくる ちなみにこの小説は最初は映画を見て知って 読書会でも紹介されたので読んでみたら、映画の結末よりも先まで描かれていてよかった ちなみに映画は 父・克明(長塚京三) 母・玲子(原田美枝子) 長男の浩介(妻夫木聡) 次男の俊平(池松壮亮) あと、俊平の元カノで市川実日子もほんのちょびっと出てる そうだ、市川実日子を見たくて映画を見たんだった 小説だと京子ちゃんと俊平の関係も詳しく書かれていて、そのエピソードも含めて俊平という人物に好感が持てるんだよな ヘラヘラしているように見えてリアリスト、そして愛嬌もあるっていいキャラしてるせ池松壮亮

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