ハピネス の商品レビュー

桐野夏生【著】

2014/08/07

高級タワーマンションに住むママ友の話。自分だったら息苦しくなって住んでられないな。高望みせず自分は自分らしくあった生活をするのが大切。

2014/08/02

ママ友って大変だな…でも意外とハッピーエンドでほっとした。桐野夏生読むの久しぶりだったけど、これは面白かったな。

2014/07/21

面白かった！雑誌のveryに掲載されていた小説。未就園児を子どもに持つ色々な家庭が、ママ友を通じて絡んで行く。現実世界では、思うようにならないことばかりだけど、小説では自分の思うように話を作りあげていけるって小説家さんは楽しいと思う！

2014/07/15

一気読み。とりあえずハッピーエンド？でホッ♪ママ同士のドロドロぶりは角田光代の「森に眠る魚」の方が凄かったな。まぁこっちは元々「VERY」での連載だったみたいだし、あまり重い内容には出来なかったのかも。

20140715

2014/07/10

桐野夏生の新作。といってもだいぶ前だけど。予約してからだいぶ待ったな。さすが人気作家。高層タワーマンションに住むママたちのお話。というかその内の一人を中心としたお話。この○○ママって呼び方はやっぱ嫌だよな。皆の憧れ・いぶママでさえも取り繕っていたのが何とも切ない。この主人公・花菜ママが全然好きになれない。こんな人でよく離婚をされなかったもんだ。メールだけで2年半もアメリカにいた夫も夫か。子どもはかわいいもんな。前の子ども・雄大が健やかに育っているのが奇跡的。同じような状況で辛い思いをしている子もたくさんいるだろう。厚いからもっと時間かかるかと思ったけど、字が大きくて割とすぐ読めた。桐野夏生にしては毒がないし、うまく行き過ぎかなー。ちょっと期待はずれ。

2014/07/06

東京湾岸のタワーマンションに暮らす主人公とママ友達が織りなす心理劇。
分譲か賃貸か、高層か中層階か、眺めのよいタワーかそうでないかにはじまり、家族仲、旦那の職業と、交友関係の中での幸せ度数ランキングの値踏みが続き、そのピーク、クライマックスが私立幼稚園の入試前後に訪れる。
桐野夏生らしい女同士のドロドロとした心理描写に引き込まれつつ、結末はハッピーエンドで、読後感は悪くない。
しかし、たしかに存在するのだろうけど、こんなリッチでニッチな世界観にどれくらいの読者がつきあうのだろうと思って、奥付けをみたら、VERYで連載してたのね。納得というか洒落が効いてるｗ

2014/07/01

この作者にしてはドロドロしてないけど、その分下世話になってるという気もした。

タワーマンションとその近所に住む主婦たちのヒエラルキーというのはわかりやすくてよくある話。
でも、この専業主婦の主人公が自立することを通じて自分を取り戻す話が、VERY掲載ということに驚いた。読者のみなさんも、無理して素敵なママぶるのに疲れちゃったのねー、と、他人を勘ぐりたくなる。登場人物同士、読者同士で勘ぐり合う感じが下世話かな、と。
それなりに読後は爽やかだけど、どうしようもないバカバカしさは残る。美雨ママの、ヤンキーっぽい、マジで恋しちゃってます！てな雰囲気や、いぶママの没落とそれを見に行ったお友達たちとか。そんなに暇なのか…。小人閑居して不善をなすんだとしみじみ。

2014/06/15

主人公有紗はどうも好きになれない。最後にいぶママの化けの皮が剥がれるのも凄い。雑誌「Very」掲載作品と知り納得！

2014/06/13

やっぱり桐野さんは人のドロッとした感情表すのがうまいなぁ。

精神的に参ってるときにはこの人の話は読めないな。

今回の話は、都会のタワーマンションでもママ友たちの関係の話。

2014/05/30

これ本当に桐野さん？と思うくらいあっさりした展開。
ママ友との関係性や不倫騒動なんてのもあるにはあるけど、桐野さんらしいグロさやドロドロ感はほぼない。雑誌VERYに掲載していたと知って妙に納得。
セレブの象徴的タワーマンションに住んでいても分譲か賃貸かで格差がつく。夫の職業、子供の幼稚園・保育園。
私には知りえない世界だからか、なんだか面倒くさいとしか思えない。公園デビュー間近～小学生くらいの子供を持つお母さんなら共感できるのかな？
どれだけ気持ちを主人公に寄せてみても共感できる部分があんまりない。
結局、一番セレブなママ友のリーダー的だったいぶママの転落人生、夫婦関係がうまくいっていなかった有紗の盛り返しを描いた対比の結末も帳尻合わせみたいでもやっとしたものが残った。
いぶパパと洋子の関係もしかり。

【結婚は打算から始まり、見栄の衣をまとった。憧れのタワーマンションに暮らす若い母親。おしゃれなママたちのグループに入るが、隠していることがいくつもあった。 】