ハピネス の商品レビュー
14/11/20 高層マンションに住むママ友たちのお話。 主人公が他力本願で自分の非は認めないくせに、自信はなくてオドオドしていてかなりイライラしてしまった。 ママ友って見栄の張り合いでめんどくさいなぁ、桐野夏生にしてはスッキリした話だったな。
Posted by
桐野さんは読みやすくて続きが気になって一気に読んでしまいました。が正直終わった後は、で?って感じ^^;でも他人のママ友話なんて所詮そんなものだからうまいな〜と思う。私も子育てしているので、ところどころの描写や子供への罪悪感などはあるある!って感じで楽しめました^_^主人公よりも周...
桐野さんは読みやすくて続きが気になって一気に読んでしまいました。が正直終わった後は、で?って感じ^^;でも他人のママ友話なんて所詮そんなものだからうまいな〜と思う。私も子育てしているので、ところどころの描写や子供への罪悪感などはあるある!って感じで楽しめました^_^主人公よりも周りの人たちのが魅力的。ご主人が帰ってきてからはなんかあっけなかったな…
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
タワーマンションに住むママ達と住んでいないママ達の交流に、花奈ママと美雨ママがその話の中に入りきれていない。 花奈ママの有沙、美雨ママの洋子にはそれぞれ秘密があり、 その他のママ達はその二人をタワーマンション西棟グループとは一線置いていた。 とまあ、ママ友のお話。 花奈ママの有紗の秘密とは、夫がアメリカ赴任から帰国せず、離婚したいというメールが半年前に来た事。そしてそんなになったいきさつとは、有紗には実は10歳の子供が居たから。 美雨ママの秘密は、ママ友のいぶママのご主人と付き合っているという事。 そんな状況がからみあって、最後にはいぶママといぶパパが別居状態になってしまう。 セレブで見栄を張っていたいぶママの化けの皮が剥がれるのだった。 桐野夏生の小説だから、もっとどろどろとして、読んだのを後悔するような内容のものかと思っていたけど最後は有紗よかったね。というハッピーエンドっぽくなっていった。最初は旦那がだらしないイメージだったのだけれど、アメリカから帰って来た描写には全くダメダメさがなかった。だから有沙ももう一度一からやり直そうと思ったのかな。 幸せだと感じられる生活っていいなぁ~。
Posted by
独りよがりの被害妄想突っ走り系のアリサにあまり共感できず。別れた息子に勝手に会いに行くとかもナシでしょうー。
Posted by
バベルの塔の下に 本書はタワーマンションに住む母親の姿を描く。 新しく建てられるマンションは皆揃いも揃ってのっぽなものばかり。 20階、30階が当たり前の姿になってきている。 地上から離れて高く高く上へとそびえ立つそれは、どこか旧約聖書のバベルの塔のようだ。 どの棟(塔?)の何階...
バベルの塔の下に 本書はタワーマンションに住む母親の姿を描く。 新しく建てられるマンションは皆揃いも揃ってのっぽなものばかり。 20階、30階が当たり前の姿になってきている。 地上から離れて高く高く上へとそびえ立つそれは、どこか旧約聖書のバベルの塔のようだ。 どの棟(塔?)の何階か、賃貸か分譲か、で、文字通り階層が構成され、そしてそれは完全に固定化されたように見える。 しかしその虚栄心で作られた塔に住む者は、いつか本当の自分と向き合う時がやってくる...... 子供を産んだ時から、○○ちゃんママとなってしまう女性たち。 有紗は「かなちゃんママ」として生きる。 アメリカに行ってしまったまま、帰って来ない夫。 彼からは離婚を迫られている。 賃貸で、しかもランクの下がる棟に住む有紗はコンプレックスの塊だ。 ママ友会をしきる美人でお金持ちですてきないぶママに、下町で育った気っ風のいい美雨ママに、それぞれ羨望をいだいている。 その憧れに自分を近づけようとするが、その憧れの自分は本当に自分が幸せになれる自分なのだろうか? 過去と向き合い清算し、現在と向き合い現状を改善する。 それはとても難しいことだ。 様々なエピソードの中で、心に残るのは、幼い頃にはなれてしまった自分の息子との対面だ。 近寄っていって抱きしめることもできただろう。 それが母親として当然だ、と思う価値観もあるだろう。 しかし、涙の対面をあえて選ばないことに有紗の母親としての強さを感じる。 DV(ドメバと言う言葉は初めてきいて、それには強い違和感があった)元夫が現在の妻の前ではよき夫であるということはうまく行き過ぎな気もしたが、既にできている家族を壊さないようにするという選択に心を動かされた。 私たちがいるランクは明日もあさっても同じとは限らない。 幸せそうに見える家族が必ずしもそうではないし、やりなおすきっかけはどこにでもある。 地に足の着いた生活......それが一番幸せに近い所にある気がしてならない。
Posted by
veryをたまにしか買っていなかったので断片的にしか読んでおらず、気になっていたので購入。 最初に期待していたような泥沼はそれほどなかったので拍子抜けした部分もありますが、それがかえって現実のママ友世界でありそうな内容で、今まさにママ友とランチ会やお茶会や役員やご近所付き合いや...
veryをたまにしか買っていなかったので断片的にしか読んでおらず、気になっていたので購入。 最初に期待していたような泥沼はそれほどなかったので拍子抜けした部分もありますが、それがかえって現実のママ友世界でありそうな内容で、今まさにママ友とランチ会やお茶会や役員やご近所付き合いやらでいろんな派閥を見ている自分としては面白く読めました。
Posted by
内容は正直うっすい、薄いけど、現在都心で未就園児を持つ身にとっては、リアリティ溢れる細かい描写にドキッとさせられっぱなし。 私は特別、桐野さんファンではないので、彼女のこれまでの系統や実力はわからないけど、調査力と観察力の鋭さは本当にすごいなぁと感心しました。 様々な感想を読み...
内容は正直うっすい、薄いけど、現在都心で未就園児を持つ身にとっては、リアリティ溢れる細かい描写にドキッとさせられっぱなし。 私は特別、桐野さんファンではないので、彼女のこれまでの系統や実力はわからないけど、調査力と観察力の鋭さは本当にすごいなぁと感心しました。 様々な感想を読みましたが、very掲載小説だということで、まさに読者層レベルに適した小説なのでは、そのレベルを感知して書ける筆力を持つ桐野さんは素晴らしいのでは、と思うのでした。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ママ友の間で起こるあれやこれや。仲が良いように見えても自然に出来るママカースト。私は子育ての経験がないので、どこまでがリアルなのか分からないけれど、サラッと読めてしまった。桐野さん独特の深みや怖さがもうちょっと欲しいかな。セレブ雑誌「VERY」に連載していたのを、加筆されて発売ということなので、かなり期待してし過ぎてしまったのかも。
Posted by
いつ泥沼になるかと恐る恐る読んでましたが、結果的に爽やかに終わってちょっと拍子抜けしました。男だからなのか、こんな上辺だけのお付き合いに何の意味があるのか理解できません。俊平のようにショックを受けたからと言って何年も子どもにあわないでいられるのも理解できず。。いろいろどうなの?と...
いつ泥沼になるかと恐る恐る読んでましたが、結果的に爽やかに終わってちょっと拍子抜けしました。男だからなのか、こんな上辺だけのお付き合いに何の意味があるのか理解できません。俊平のようにショックを受けたからと言って何年も子どもにあわないでいられるのも理解できず。。いろいろどうなの?と思いましたが、そんな中でもさらっと最後まで読めたのは面白かったのだなと。。
Posted by
最初はこのどうしようもない設定、一体どこへ運んで行くんだ?と心配したけれど、さすが桐野夏生、読めるものになるものです。 恐ろしく偏狭なママ友ワールドの中で有紗が生き延びる道を見つけられて本当によかった。 たいまさん本
Posted by