ハピネス の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
セレブに憧れるママ友たちの、 どろどろの人間劇の中で、 一人の女性が、あるきっかけを経て、 すべてを受け入れる覚悟をしてすうっと 成長していく様が、見事に描かれていました。 最後までどろどろだし、これからも 波瀾万丈の予感はあるのだけど、 なぜか後味が悪くない。 桐野さんらしいリアリティが絶妙です。 そう、女性って、人生の中で こういう瞬間が確かにあります。 どろどろの泥の中から、花を咲かせる。 だからこれは、 すべての女性にエールを送るために 描かれた作品なんだと思います。 とても読み応えがありました。
Posted by