いちばん長い夜に の商品レビュー
人には言えない過去を持つ二人の女性。そんな二人が日常というかけがえのないものを取り戻していく。 罪悪感を常に持ちながらもお互い支え合って前向きに生きようとする姿は良いと思いました。震災のこともあり身近に感じられた作品でした。
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時間をかけて自分の生き方を見つけ、幸せを掴んでいく姿にパワーもらった。きれいごとばかりではない現実に何度もくじけそうになりながらも頑張る姿には、なかなかきついけれど応援したくなった。素敵な本に出会えました
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思ってもみなかった試練が、突然やってくる。そしてまた、想像だにしない事態が、思いもよらない出会いを生む。人生の不思議さ。これは小説だけど、現実の身の回りにも起こっている。だから、自分も負けられない。読み終えて、そう思いました。
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久しぶりに乃南アサさんの作品を手に取って ああ 思い出した 芭子と綾香の2人日々を臨場感いっぱいに描いてる。 ところが ある時点から物語が急変 あれ?と思って読み直してみた。 緻密な乃南アサさんらしからぬ物語の繋がりだと感じた。 あとは 読んでみてのお楽しみ ちょっとウルウルとく...
久しぶりに乃南アサさんの作品を手に取って ああ 思い出した 芭子と綾香の2人日々を臨場感いっぱいに描いてる。 ところが ある時点から物語が急変 あれ?と思って読み直してみた。 緻密な乃南アサさんらしからぬ物語の繋がりだと感じた。 あとは 読んでみてのお楽しみ ちょっとウルウルとくる物語 次作 どうなるかなぁ
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前科持ちの刑務所仲間の芭子と綾香の物語。 シリーズ3作品目とは知らずに1冊目として読んだ。前の作品は知らないけど、問題なく読めた。 最初の2章くらいは本当に日常という感じだったけど、3.11を境に大きく物語が動く。
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芭子と綾香シリーズ 第3弾 完結編 刑務所で知り合った二人が、出所して下町で暮らしていく物語。 ・犬も歩けば ・銀杏日和 ・その日にかぎって ・いちばん長い夜 ・その扉を開けて ・こころの振子 ・あとがき 出所して慎ましく、まじめに生きてきた芭子と綾香だっ...
芭子と綾香シリーズ 第3弾 完結編 刑務所で知り合った二人が、出所して下町で暮らしていく物語。 ・犬も歩けば ・銀杏日和 ・その日にかぎって ・いちばん長い夜 ・その扉を開けて ・こころの振子 ・あとがき 出所して慎ましく、まじめに生きてきた芭子と綾香だったが、2011年3月の東日本大震災を機に転機が訪れる。 芭子は愛する人ができ、綾香は多くの人の死に触れ、自分の犯した罪を振り返る。 絶えることなく続くと思われた二人の生活に新たな出発の時が迫る。 なぜに震災の話がと思いましたが、あとがきにあるように乃南さんの実体験が盛り込まれていることで納得しました。 どうしても書き示しておきたかったお気持ちが感じられます。 震災がなければこのシリーズも大きく変わっていたかもしれないですね。 まだまだ読んでいたかったです。
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読了日2013/06 NHKでTVドラマ化された「いつか陽のあたる場所で」の最終章。 東日本大震災に巻き込まれ、2人は別々の道を歩むことになるけど、最後はハッピーエンドでよかった。 私の中での乃南アサさんのイメージは「凍える牙」のハードボイルドな感じだったけど、 この芭子と綾...
読了日2013/06 NHKでTVドラマ化された「いつか陽のあたる場所で」の最終章。 東日本大震災に巻き込まれ、2人は別々の道を歩むことになるけど、最後はハッピーエンドでよかった。 私の中での乃南アサさんのイメージは「凍える牙」のハードボイルドな感じだったけど、 この芭子と綾香のシリーズはほっこりした暖かい文章。 前作「すれ違う背中を」も読んでみよ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この二人の物語に東日本大震災を絡めるのって、なんとも違和感がある。前科があり、それによる後悔と怯えを払拭しようと支えあう二人の女性。性格が違うからこそ、互いを思いやり、認め合える関係がある。決して大きな夢を抱かなくても、将来自分たちの店を持とうと、今を懸命に生きる。きっと実現するからと応援していたら、いきなり被災と復興支援ってあまりにリアルな展開に。あとがきを読んで、著者の体験談に軌道修正したことを知り納得。でもなんか、当初の予定通り地道な更生物語で貫いて欲しかった。
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前科者だから…普通の幸せを諦めてひっそり暮らす2人の友情やお互いへの思いやりがせつない。 東日本大震災、あの1日で運命が変わってしまった人がたくさんいる。。
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