和菓子のアンソロジー の商品レビュー
坂木司さんの「和菓子のアン」の読後感がとても良かったので、和菓子のアンソロジーということで手に取った。 ほとんどが初読の作家さんであることや、テーマが和菓子であっても日常ほのぼの系からSFまで、幅広い短編が詰めこまれていることから、とっても楽しめた。 個人的には、和菓子のアンのよ...
坂木司さんの「和菓子のアン」の読後感がとても良かったので、和菓子のアンソロジーということで手に取った。 ほとんどが初読の作家さんであることや、テーマが和菓子であっても日常ほのぼの系からSFまで、幅広い短編が詰めこまれていることから、とっても楽しめた。 個人的には、和菓子のアンのように、和菓子の蘊蓄が盛り込まれた話がもっと多いともっと楽しめたかも。
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和菓子をモチーフにした短編集。 またまたアンソロジー本を読みました。 昔は苦手だったんだけど、最近は逆に色んな作品を読めるから好きです。 テーマは和菓子だけど、10人の作家が書いただけあって時代や世界がまったく違う。 初めての作家さんもいて楽しみがまた増えました!
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坂木司さんの「他の方が書いた和菓子のお話を読んでみたい」という希望から誕生したアンソロジー本だそうです。 同じテーマでも、書く人によって色んな世界が広がるものだなぁ、と面白く思いました。 でも、和菓子は洋菓子に比べると見た目が地味だからか、話自体も落ち着いたものが多かった気が・...
坂木司さんの「他の方が書いた和菓子のお話を読んでみたい」という希望から誕生したアンソロジー本だそうです。 同じテーマでも、書く人によって色んな世界が広がるものだなぁ、と面白く思いました。 でも、和菓子は洋菓子に比べると見た目が地味だからか、話自体も落ち着いたものが多かった気が・・・。というか、「和菓子」のチョイスからして割と渋めでしたね。松露とか、黄身しぐれとか。 個人的に一番好きだったのは柴田よしきさんの『融雪』。キュンとしました。
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10/21 図書館 和菓子の登場する短編10編。 和菓子が謎を呼んだり謎をといたり人間関係をうごかした動かしたり。 ちょうど今日職場でおやつ食べながら鶴屋吉信の菓遊茶屋の話してたのでなんだかタイムリー。飴細工にどらやき、淡雪羮…お料理が出てくる話もあってもうお腹がすいて仕方がない...
10/21 図書館 和菓子の登場する短編10編。 和菓子が謎を呼んだり謎をといたり人間関係をうごかした動かしたり。 ちょうど今日職場でおやつ食べながら鶴屋吉信の菓遊茶屋の話してたのでなんだかタイムリー。飴細工にどらやき、淡雪羮…お料理が出てくる話もあってもうお腹がすいて仕方がない。 松露おいしいよ松露…食べたくなっちゃった。 実のところいままでよんだ読んだことのない作家さんがほとんどでしたが他の作品も読んでみたいと思いました。
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和菓子をテーマに、10人の作家さんによる短編集。 半数が、初読の作家さんであるが、十分に楽しませてもらった。 和菓子縛りだが、作家さんによって、個性が現れており、十人十色だと感じた。さまざまな作品が読めて、美味しい本である。 その中でも、個人的に良かった作品は、「空の春告鳥(坂木...
和菓子をテーマに、10人の作家さんによる短編集。 半数が、初読の作家さんであるが、十分に楽しませてもらった。 和菓子縛りだが、作家さんによって、個性が現れており、十人十色だと感じた。さまざまな作品が読めて、美味しい本である。 その中でも、個人的に良かった作品は、「空の春告鳥(坂木司さん)」、「トマどら(日明恩さん)」、「融雪(柴田よしきさん)」、「古入道きたりて(恒川光太郎さん)」、「しりとり(北村薫さん)」である。 「空の春告鳥」は和菓子のアンの後日談ということで、杏ちゃんは前作と変わらず、向上心が強い子だと感じてしまった。乙女チックな立花さんとの絡みも変わらずいい感じである。短編であっても、日常の謎解きは真剣さもあり、ほっこりさもありと、良い意味で融合されていると感じた。 「トマどら」は和菓子と刑事ものという一見関連がなさそうな気がするものを著者はうまくマッチさせたストーリーで良かったのである。 和菓子屋の店主が刑事に自分の家族のことで相談したことから、関わりが始まるが、警察独特のしがらみがあり、うまくことが進まずにいたが、最後の方でトマどらの味どうですか?と聞かれ、一見落着したんだと感じられる。 トマどらがどういうものか食べたいなと感じた。 「融雪」は、カフェでの、料理を作る描写が美味しそうに感じて、思わず、食欲が出てきてしまう・・・と感じてしまう。 牛乳寒天や、淡雪寒天が美味しそうだと感じた。 「古入道きたりて」は、熱帯雨林を歩き、山奥を抜け、現代へとつながっていくという、世界観の大きさが良いと感じた。 おはぎの呼び名が春や秋だけでなく、夏にも別の呼び名があることを知り、なるほどなとためになった。 古入道が一人でないと、行けないことや明かりをつけていると現れないことで、秘境的な存在感だなと、興味をそそられた。 「しりとり」は和菓子と俳句があんなに合うなんて、奥が深いですなと感じたのである。 向井さんの教養の深さに感心させられ、しみじみと感じる。教養の深い人は、素敵だなと、こういう人になりたいと感じる。
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本屋アンソロジーのようなお得感はなかったな・・・。北村薫さんはさすが。黄身しぐれが食べたくなったので買いに行くー。
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「和菓子」のアンソロジーだけど、和菓子は主役じゃなくて、小道具かな。そう、エッセイ集じゃなくて、小説だもの・・・。 作品は、それぞれ誰かの人生の1ページを切り出してて、それぞれの味わいがあって・・・。 だから、好みは分かれるんだろうけど、「魂はあんこ、三途の川は葛そっくりで、水饅...
「和菓子」のアンソロジーだけど、和菓子は主役じゃなくて、小道具かな。そう、エッセイ集じゃなくて、小説だもの・・・。 作品は、それぞれ誰かの人生の1ページを切り出してて、それぞれの味わいがあって・・・。 だから、好みは分かれるんだろうけど、「魂はあんこ、三途の川は葛そっくりで、水饅頭みたい」ってのには、笑ってしまった。
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元々の「和菓子のアン」がけっこう気に入っていたので後日譚も楽しみだし、和菓子をテーマに他の作家も書いてくれるとなると楽しみで、アンソロジーらしくどれも作家の個性が出ていて良かった。一番気に入った作品は「しりとり」だけど、一番食べたい気にさせてくれたのは「トマドラ」です
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和菓子のアンの続きが読みたくて、借りた。 やっぱりアンちゃんにほっこりする。 ぜひ続編を書いて欲しい!! 他の作家ははじめて読む人が多かった。 バラエティに富んでいるので好きな話しと嫌いな話しがあって、和菓子は甘い話しが好きだなぁと思った。 でも、読んでから数週間経った今、ほと...
和菓子のアンの続きが読みたくて、借りた。 やっぱりアンちゃんにほっこりする。 ぜひ続編を書いて欲しい!! 他の作家ははじめて読む人が多かった。 バラエティに富んでいるので好きな話しと嫌いな話しがあって、和菓子は甘い話しが好きだなぁと思った。 でも、読んでから数週間経った今、ほとんどの話しを忘れているのは、その程度だったてってこと? 覚えているのは、「トマどら」日明恩と「融雪」柴田よしき。 一番食べてみたいと思ったのは「トマどら」。それ以外のどら焼きも美味しそう。 「融雪」は和菓子というよりはペンションのカフェメニューが美味しそうだったな。 (図書館)
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和菓子のアンの続編が読みたくて。 アンちゃんと立花さんの組み合わせ、ほっこりします(*^^*) 他の話も面白かった♪ 和菓子食べたくなりました(笑)
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