和菓子のアンソロジー の商品レビュー

坂木司【編】

2018/05/10

どうやら和菓子には、心を和ませる懐かしさがあるらしい。
この中に出てくる泡雪かんが気になって、柴田さんの作品を探してしまった。

2018/02/11

評価3なのは…

本当に自己中的な考え方で…

それぞれの話をもっと読みた過ぎる！
続きが読んでみたい！

印象的だったのは三途の川ですねー
これなら死んでも渡るの怖くないかも(*´∀｀)

しかし、和菓子ホリックになる本です。
お気に入りの和菓子とお茶を用意して読んだ方がいいです笑

2018/02/05

それぞれの個性があって面白い。
シリーズ化してくれないだろうか、という魅力的な登場人物も多くて、坂木氏のは前作があるようなので読みたい。

坂木司　空の春告鳥
→同僚の乙メン力が凄い。仕事内容もだが、同僚に恵まれた職場っていいなぁ。。

日明恩　トマどら
→初対面では自分も苦手意識もってしまいそうだが、誠実な人なのだろう、他も読みたい。

牧野修　チチとクズの国
→暗い案件なだけにどう収拾付けるのかドキドキしながら、お父さんに期待しながら読み進めた。和菓子が食べたくなる！！

近藤史恵　迷宮の松露
→知らない和菓子だったので、機会があったら食べてみたい。

柴田よしき　融雪
→こちらも知らず。　こんなレストランが近くに欲しい。。

木地雅映子　糖質な彼女
→続きが気になる！！これで終わり？？！　若いうちはやり直しがきく、挑戦できる、と主人公のその後の進路について希望的観測をもちたくなる。

小川一水　時じくの実の宮古へ
→ファンタジー？ショートムービーにありそうな。

恒川光太郎　古入道きたりて
→ほのぼの系かと思ったら。。。時系列に悲しくなって、一番印象に残った。平凡だけれど、日常を過ごせる事について考える。

北村薫　しりとり
→謎解き。　なるほど。。。

畠中恵　甘き結婚
→主人公と奥さんのなれ初めが気になるが。。美味しい家ご飯と仲間が欲しくなる。

2018/04/27

色々な作家さんが和菓子が入るお話を書いていて楽しかった。

なかにはもう既に読んだことのあるお話もあって、それがまた嬉しかったりして。

2017.12.15 読了

2017/10/12

空の春告鳥　／　坂木司
トマどら　／　日明恩
融雪　　　／　柴田よしき
甘き織り姫　／　畠中惠

とても好きです。

2016/11/05

(2016/11/5読了)
坂木司さんの「和菓子のアン」その続編「アンと青春」を楽しく読んだので、この短編集にも興味を持った。
冒頭の坂木司さんのお話は「アンと青春」にも収録されている。
それぞれ、時代背景や舞台が違っていたり、ラブストーリーやミステリーなど作風も違う。
特に好きだったのは、近藤史恵さんと柴田よしきさんの話。柴田さんのは、その続きが読みたくなった。
最後に坂木司さんの解説が載っている。そのタイトルも素敵。
そう、坂木司さんは性別不明の覆面作家ということを今回初めて知った。これまで男性かなと思って読んでたけど、うん…名前を逆手にとっての女性なのかも。

(内容)
読書家としても知られる坂木司が、今いちばん読みたいテーマを、いちばん読みたい作家たちに「お願い」して、作った、夢のようなアンソロジー。十人の人気作家による和菓子モチーフの新作短編集。

(目次)
空の春告鳥…坂木司…飴細工の鳥
トマどら…日明恩…トマトのどら焼き
チチとクズの国…牧野修…水まんじゅう
迷宮の松露…近藤史恵…モロッコのデーツのお菓子と松露
融雪…柴田よしき…泡雪羹と牛乳羹
糖質な彼女…木地雅映子…こなし
時じくの実の宮古へ…小川一水…温暖化が進んだ未来の日本が舞台、和菓子職人の親子の旅
古入道きたりて…恒川光太郎…戦時中の友人、おはぎ
しりとり…北村薫…葛桜と黄身しぐれ
甘き織姫…畠中恵…和菓子を使ってメッセージ
塩をひとつまみ…坂木司…解説

2016/10/18

「空の春告鳥」　坂木司（さかきつかさ）飴細工の鳥
「トマどら」　　日明恩（たちもりめぐみ）どら焼き
「チチとクズの国」　牧野修（まきのおさむ）葛餅
「迷宮の松露」　　　近藤史恵（こんどうふみえ）松露
「融雪」　　　　柴田よしき（しばたよしき）淡雪羹
「糖質な彼女」　木地雅映子（きじかえこ）こなし、練りきり、和菓子作り
「時じくの実の宮古へ」　小川一水（おがわいっすい）肩さがり、岬じるし、緑のどくろ、沢辺のうろこ、拭い白花、おみそれ、竹流し、草餅、汁粉、寒天、遠山餅(餡をキウイフルーツ)
「古入道きたりて」　恒川光太郎（つねかわこうたろう）夏、夜船、春、牡丹餅、秋、おはぎ
「しりとり」　北村薫（きたむらかおる）葛ざくら、黄身しぐれ
「甘き織姫」　畠中恵（はたけなかめぐみ）上生菓子七品、すすき、女郎花、蓮、萩、桔梗、撫子、菊。麦縄菓子、時雨羮、上菓子=(橘、朝顔)

2016/07/22

和菓子のアンの続編を含む、和菓子に関する短編集。

「空の春告鳥」（坂木司）
和菓子豆知識は、やっぱり秀逸。
駅弁に和菓子、コンビニのあんまんに、中華街の点心、カフェのクレープと、どれもおいしそう♡
「見かけばかりで甘みのない、飴細工の鳥」とは、人形浄瑠璃「女殺油地獄」（近松門左衛門）の中のセリフ。
芯の通った、奥深くてかっこいいセリフですが、和菓子のアンが絡むと、どうしても飴細工に惹かれてしまう……！ああ、飴細工食べたい。

「トマどら」（日明恩）
イチゴやミカンの入った果物どら焼き、それのミニトマト版のトマどらがおいしそう！食べてみたい！
どら焼き食べる描写が、本当においしそうです。

「チチとクズの国」（牧野修）
水まんじゅうの魂、なんてユニーク！そしてきんつばと水まんじゅう食べたくなる。

「迷宮の松露」（近藤史恵）
モロッコ行きたくなる。モロッコ料理食べたい。
あと、モロッコのお菓子に似ているという和菓子「松露」も食べてみたい。

「融雪」（柴田よしき）
ヒロインの奈穂がやっているオーガニックカフェの料理が、本当においしそう！
有機野菜を仕入れているカフェとか、野菜メインの料理とか、大好きなので。
オーガニックカフェに行きたくなります。
南さんの農場にも行ってみたい。そこの牛乳とかチーズ食べたい。
淡雪羹を食べた美砂さんが「男前な味」と表現したのも、なんか好きです。

「糖質な彼女」（木地雅映子）
たまどん、たまどん、っていうおかあさんがツボｗ
ちょいオタクっぽい引きこもり少年がなんかかわいい。
カウンセリングの先生との低レベルな諍いも微笑ましい。

「時じくの実の宮古へ」（小川一水）
日本がジャングル化した近未来、工次とお父さんの創作和菓子対決。
キウイフルーツの遠山餅……

「古入道きたりて」（恒川光太郎）
ややホラー風。
老婆がふるまう夕食（イワナの塩焼き、白米、山菜、漬物、大根の煮物）がおいしそう。
あと、おはぎ食べたくなる。作中では「夜船」と呼んでいましたが。

「しりとり」（北村薫）
夫婦のあたたかいやりとりに心和みます。
旦那さまのぶっきらぼうな愛のセリフにきゅん♡
黄身しぐれ、食べてみたくなりました！

「甘き織姫」（畠中恵）
百絵さんの串揚げおいしそう。料理上手の美人妻、いいなあ。
奇しくも、和菓子知識の豊富な、意中の人の名前がタチバナ（橘）さん…。
最初の話のタチバナ（立花）さんも和菓子詳しいし、意図的なものを感じずにいられませんでした。

こうして振り返ってみると、ほとんど、食べ物しか記憶に残ってないですね……。
あっ、これ食べたい、これも食べたい、っていう……。

2016/03/01

果物どら焼きが食べたい。トマどらはどうなのか…。

北村薫さんの「しりとり」が素晴らしかった。
小川さんと恒川さんはやっぱり好みだなあと実感。
牧野さんは読んだことなかったので他も読んでいきたい。

2015/11/14

「和菓子」がテーマのアンソロジー。だいたいが知ってる作家さんでほぼハズレなし。「トマどら」「迷宮の松露」「融雪」が特によかったな〜。