ペットのアンソロジー の商品レビュー

近藤史恵【編】

2015/09/06

ワンコにゃんこから、爬虫類まで
ほっこりなごむものからぞぞぞと
背筋が寒くなるものまで。

バラエティ豊かですべての作品楽しむことができた。

2015/07/20

could you have animal mystery? i watched Grey Parrot movie on youtube, too!

2014/11/25

ペットをモチーフにした、短編集。一口にペットの話といっても、お涙頂戴系ばかりでなく、ほっこり系から、ミステリー調、刑事ものなど、話題性に富んでいて飽きさせることなく読み進められて良かったのである。どの作家さんの話からもペットに対する愛情がこもったものばかりで良かった。
まえがきの部分で、ペットは人間のエゴに振り回されるしかない生き物で、飼い主にとってはかけがえのない家族のような存在ということ、あとがきで生き物と暮らすのは大変なこと、環境が整わないと人間、ペット双方が不幸になるということ、が深く胸に響いた。
昨今、子犬が大量に棄てられる事件が頻発していることもあり、ペットと人間の共存について考えさせられる。
その中で、柄刀一さんの話で、みゃーのように最後に幸せに看取られるのが一番、双方にとって幸せだと感じた。この話は、最後に感動してしまった。
我孫子武丸さんの話は、現実にも起きそうな事件で、内心ヒヤヒヤしてしまった。最後は、きちんと面倒を見てくれるということで一安心したと感じた。
大倉崇裕さんの話で、薄と須藤のコンビがいい。ヨウムという鳥を知り、実際に見てみたいなと思った。薄の動物に対する知識の深さに感銘。
汀こるものさんの話は、犬や猫が多い中、爬虫類の話だったのが新鮮味を感じた。爬虫類を溺愛している夫を支える妻が献身さを感じる。
最後の近藤史恵さんの話でほっこりした。
自分はペットを飼っていないが、飼っている気分で読むことができた。

2014/11/18

ペットモチーフの短編集ですが、ほのぼのとしたお話は意外にも少なかったです。でも、だからこそ「ペット」という存在について改めて考えされることが多くて。自分の行いや考え方について反省し、「私はどうなんだろう。やっぱり身勝手なのかな」と悩んだりもしました。
近藤史恵さんのまえがきの、「人の側にいて、人のエゴに振り回されるしかない生き物。でも、飼い主にとってはかけがえのない家族で、宝物。普通で不自然、幸福で不幸せ。」という文章も胸に刺さりましたねぇ･･･。

全てを読んだ後、この世界でペットとして飼われているできるだけ多くの生き物が、柄刀 一さんの『ネコの時間』に出てくるみゃーのように、幸せな最期を迎えられるといいなと思いました。

2014/07/26

いろんな作家のペットをモチーフにした
小説だったけど、みなそれぞれ描き方が違い読んでいてあきなかった。なぜか涙がとまらなかったのは猫の時間？だった。タイトルあってるかな？酔って感想書いてるから自信ないけど。
やっぱ自分の体験と重ねてしまい感情が高ぶるんだろな。いい本でした。

2014/10/15

ペットもの短編集。笑いあり、なみだあり、最後の近藤さんの作品でほっこり終わるのがよかった。

汀こるもの氏のパッチワーク・ジャングルが爬虫類系なのに意外と好みでした。
でもやっぱ犬をひどい目に遭わせる作品はやだなぁー( ´△` )
アンソロは作品によって合う合わないがあって時には辛かったりするけど、ペットものを書いてる作家さんの発見になったので今回はよかったです。

そういえぼ、キアズマ読まなきゃ！

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読書家としても知られる近藤史恵が、今いちばん読みたいテーマを、いちばん読みたい作家たちに「お願い」して作った、夢のようなアンソロジー。十人の人気作家によるペットモチーフの新作短編集。

2014/05/22

動物もの全10編。内訳は犬４、猫３、その他３(鳥１)
動物愛好家なら是非読んでみて欲しい。知らない作家の魅力を発掘するチャンスかもしれないから。

１０作中、９作が好みなので当たりだった。
爬虫類狂いの夫がツボに入ったので、目下の目標は魚薀蓄シリーズ全巻読破かな。

2014/05/08

こるものさん目当てで。こるものさんの書かれる、強い女性が好き。男性とは違って、強さを誇張するのではなく、芯のところでしっかりとしている感じの。強さあってこその包容力みたいな。

2014/02/23

リクエストシリーズ（？）「ペット」がテーマ。結構ミステリーっぽい話しが多かったような（満足です）。「ネコの時間」には泣いてしまった…。一話がちょっと物足りない？くらいの長さなのもよかった。☆☆☆

2013/11/30

作家リクエストによる和菓子編・本屋編に続いてのペットのアンソロジー。
他の2冊もバラエティに富んだ内容で読み応えがあったけれど
このペット編は動物好き必読!
常にネコがいる家で育ったわたしは「ネコの時間」にはたまらず号泣。

このシリーズはどれもおすすめ。
お好みの作家を探すにもこの手のアンソロジーはいい。
なんだか贅沢な気分にさせてくれる１冊でした。