神様のカルテ(2) の商品レビュー
静かに、そして淡々と進んで行くのに、最後の方は怒濤のように泣かされる。この本に出てくる人たちは、どうしてこんなにも温かいのだろう。
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きれいに出来上がった感動物語.たくさんのドラマがある.ライバルの存在価値を再確認させられた.最近,こういう言わば暑苦しいライバル関係が妙に恋しかったりする.あとハルさんステキすぎます.
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待ってました、文庫化。 続編の映画化も決定したそうで、こちらも楽しみ。 帯に書いていたのはこの台詞。 『医師の話ではない。人間の話をしているのだ』 これこそが2巻のテーマといえる。 一止の親友であり、恋敵でもあった進藤が本庄病院へやってくる。 かつて「医学部の良心」と呼ばれて...
待ってました、文庫化。 続編の映画化も決定したそうで、こちらも楽しみ。 帯に書いていたのはこの台詞。 『医師の話ではない。人間の話をしているのだ』 これこそが2巻のテーマといえる。 一止の親友であり、恋敵でもあった進藤が本庄病院へやってくる。 かつて「医学部の良心」と呼ばれていたほどの男であり、一止の助けとなると思いきや・・・。 2巻ではこの進藤をメインに話がすすむ。 24時間365日働いている一止とって、彼との再会は良いきっかけとなったのかもしれない。 そして、今回もハルさんは素敵。彼女のような奥さんになってみたい。 宮崎あおいさんはイメージピッタリだと思うので、続編も期待だ。
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感動しましたー! 医師としてではなく、人としての話。 大切な人を思うおもいやり ただ純粋に相手に与える優しさ これらがたくさん出てくるお話でした。 イチさんとハルの会話が素敵過ぎて、何度読み返しても同じところで涙が出てきます。胸の奥底に響く素敵な言葉たち。出会えてよか...
感動しましたー! 医師としてではなく、人としての話。 大切な人を思うおもいやり ただ純粋に相手に与える優しさ これらがたくさん出てくるお話でした。 イチさんとハルの会話が素敵過ぎて、何度読み返しても同じところで涙が出てきます。胸の奥底に響く素敵な言葉たち。出会えてよかった。 ハルの言葉 苦しいお酒はイチさんの分まで飲みます。おいしいお酒は、イチさんと一緒に飲みます こんな言葉を大切な人からかけられたら、泣いてしまう。ただただ泣いてしまう。イチさんみたいに上手く返せないのが、今の自分の器の狭さ。イチさんとハルの関係になれるように頑張ります。
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栗原一止は、松本にある本庄病院で、不眠不休の診療を続ける内科医である。そんなある日、大学の同級生だった進藤が東京の大病院からやって来る・・・。 医療とは、命とは、人間とは・・・、引き込まれるストーリーと、心に響く登場人物のセリフが素晴らしい。美ヶ原と御嶽山に、ぜひ行ってみたくなっ...
栗原一止は、松本にある本庄病院で、不眠不休の診療を続ける内科医である。そんなある日、大学の同級生だった進藤が東京の大病院からやって来る・・・。 医療とは、命とは、人間とは・・・、引き込まれるストーリーと、心に響く登場人物のセリフが素晴らしい。美ヶ原と御嶽山に、ぜひ行ってみたくなった。
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内科医という医者の立場で描かれていることがポイントだと思った。外科医のように、「手術して治します」とカッコ良く現れて病気を一刀両断出来ないこと。治せないけど、寄り添っていこうとする気持ちに感動した。 主人公も間違えることのない完璧な人間じゃなく、どんな事件もスパッと解決できるような人間でもない。 でも前に進もうとする力を周囲の人にもらったり、与えたりしている。 ハルのような奥さん、古狐先生の奥さんのようになりたいなと思った。
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単行本でも読んだが、文庫が出たので再読。信州は松本の美しい自然描写と、対照的に描かれる地方医療の厳しい現実。どの医師も、それぞれに己の信念を胸に秘めてままならない現実を闘っている。どちらも譲れない思い同士がぶつかる時、なんともいえないやり切れなさを感じる。病魔はそんな医師達を嘲笑...
単行本でも読んだが、文庫が出たので再読。信州は松本の美しい自然描写と、対照的に描かれる地方医療の厳しい現実。どの医師も、それぞれに己の信念を胸に秘めてままならない現実を闘っている。どちらも譲れない思い同士がぶつかる時、なんともいえないやり切れなさを感じる。病魔はそんな医師達を嘲笑うかのように道半ばの命を奪っていく。手の施しようがない患者を前にした時、医師ではなく人として何ができるか。綺麗事かも知れないけれど、誰もがギリギリの労働環境下で、いやだからこそ、そのことを考え実行した栗原一止医師に胸を打たれる。
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彼女が送ってくれた前作の映画を見ました。感動したので、2作目は本を読んで感動したい。 つまらないくらいのダジャレ系みたいな内容もありおもしろく読んでいます。 よかったです。私も身近な人の死を何度もあり、それを重ね合わせて読んでいました。
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文庫が出るのを待ってた! 夏目漱石を敬愛してやまない信州の内科医。 病院と家族や人とのつながりを描いた物語。 また、医療現場に於ける描写も現場の現状が素直にさらけ出されていると思う。 前作「神様のカルテ」を読んでしばらく立つけども、今回もおなじみのキャラがあらわれてするすると...
文庫が出るのを待ってた! 夏目漱石を敬愛してやまない信州の内科医。 病院と家族や人とのつながりを描いた物語。 また、医療現場に於ける描写も現場の現状が素直にさらけ出されていると思う。 前作「神様のカルテ」を読んでしばらく立つけども、今回もおなじみのキャラがあらわれてするするとページを進めることができた。 主人公一止(いちと)のテンポの良いやり取りに思わず吹き出してしまうところも多数! 心打たれるところも多数! 惹き付けるだけ惹き付けて、涙の箇所もある(´Д⊂ヽ! また読後の爽快感も前作に負けず劣らずの良作! いまは「神様のカルテ3」が単行本で出ているんだけども、はたして文庫の出版まで待てるだろうか・・・ ---------------- 【内容紹介(amazonより)】 医師の話ではない。人間の話をしているのだ。 栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。写真家である妻・ハルの献身的な支えもあり、多忙な日々を乗り切っている一止に、母校の医局からの誘いがかかる。今の病院で一人でも多くの患者と向き合うか、母校の大学病院で最先端の医療を学ぶか。一止が選択したのは、本庄病院での続投だった(『神様のカルテ』)。 新年度、内科病棟に一止の旧友・進藤辰也が東京の病院から新任の医師としてやってくる。かつて進藤は“医学部の良心”と呼ばれていた。しかし、彼の医師としての行動は周囲を困惑させるものだった。そして、さらに大きな試練が一止たちを待ち受けていた――。 ----------------
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人生は戦いですね。 でも救いがあるから頑張れる。 トヨさんマゴさんの件は涙が止まりませんでした。 最後も号泣。 人が死ぬということはそれで何かが片付くということではない。新たな何かが始まるということですらない。大切な絆がひとつ、失われるということである。そのぽっかりと空いた空虚は何物によっても埋められない。(p354,l12)
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