神様のカルテ(2) の商品レビュー
信州という地名が出ているだけに、現実の反映がどれほどされているのかリアリティバランスがひっかかってしまうが、多かれ少なかれ救急医療体制はこの現状なのだろう。その中でも人の死を流れ作業のように扱わない一止たちの姿勢は胸を打った。
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仕事に追われ家庭を疎かにしてしまう事、仕事に対する姿勢に悩む若手医師達。 地方医療の弊害により大切な命を失った事により、自分達の手で一つでも多くの命を守る事を信念にする熟練医師達。 地方医療に携わる医師達の信念を感じる作品だった。
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神様のカルテ1より、なんか泣けた。 カルテ1はずいぶん前に読んで、内容も忘れかけていたが、カルテ2を読んでいくうちに、どんどん走馬灯のように思い出され、どっぷり栗原一止の世界に。信州の地方医療の大変さ、それは医師だけではなく、患者も等しく、また患者の家族の思いも改めて感じる本であ...
神様のカルテ1より、なんか泣けた。 カルテ1はずいぶん前に読んで、内容も忘れかけていたが、カルテ2を読んでいくうちに、どんどん走馬灯のように思い出され、どっぷり栗原一止の世界に。信州の地方医療の大変さ、それは医師だけではなく、患者も等しく、また患者の家族の思いも改めて感じる本であった。 カルテ1より、カルテ2の栗原先生はより人間臭くなり、一回り大人になったなと上から目線で思いました! ただムカつくのは、榛名が出来過ぎた奥様でリアル感に欠けることかな!
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読書完了日2013年03月13日。 ☆的には4.5ぐらいだけど、繰り上げて☆5にしてもいいなと思えるぐらいには面白かったし人にお勧めできる話だ。
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映画のDVDを気まぐれに借りて観たので続編の本書を購入。さすが本屋大賞をとったシリーズだけあって面白い。過酷な医療の現場と相対するような登場人物たち。人間として医療に向き合う登場人物に胸打たれる。3巻も読みたい。
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若輩者の私がまだ掴みかねている物事の本質を心地よく突いてくる、そんなお話でした。 大事なことを大事だと知っている、簡単なようで難しく、それを口にだすのは更に容易なことではありません。 前作に引き続き文庫版が出るのを待っての購入になりましたが、やはり購入して良かったです。
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人の生死にどう向き合っていくか。 そんな重めのテーマをはらみつつも、前作同様、人情味のある登場人物たちのおかげですごく優しいお話になっています。 働くことの意味ややりがいなんかについても考えさせられました。 登場人物全員が温かく、悪者がいない作品っていいなと思います。
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重すぎる医療現場の問題を問うているのに、 なぜきちんと読めるのか不思議。 主人公達のキャラと日本酒のおかげか?
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
365日24時間眠らない病院で働く栗原一止。 今回は学生時代の旧友が転勤してくる所から始まる。 成績優秀だった進藤だが、結婚し、子供が生まれ、 同じ医師として働く妻の職場復帰から歯車がずれてくる。 医師だって同じ人間で家庭があるということは当然だが、 患者の中には家庭を犠牲にしても自分たちを看るべきだと言う人も多い。 進藤は一人娘を守るため、故郷であり、友もいる病院へ戻ってきた。 すこしづつほどけていく心が良いですね。 そんな中、恩師古狐先生が病に倒れてしまう。 いろんな人のいろんな想いが本当に感動しました。 しかし、細君の明るさと逞しさには心奪われます。
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あらすじにすると数行で終わってしまいそうな静かな物語。でも、情景が細やかに描かれていて感動の渦に引き込んでくれます。 そして何よりも、登場人物がみな素晴らしい。 この本に対する皆さんの評価の高さをみると、現代の社会も捨てたもんじゃないなと思います。 3巻もすぐに文庫になってほしい...
あらすじにすると数行で終わってしまいそうな静かな物語。でも、情景が細やかに描かれていて感動の渦に引き込んでくれます。 そして何よりも、登場人物がみな素晴らしい。 この本に対する皆さんの評価の高さをみると、現代の社会も捨てたもんじゃないなと思います。 3巻もすぐに文庫になってほしい。
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