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夜行観覧車 の商品レビュー

3.4

788件のお客様レビュー

  1. 5つ

    63

  2. 4つ

    279

  3. 3つ

    300

  4. 2つ

    70

  5. 1つ

    7

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2023/09/09

色々な目線で1つの事件を見ていくから、視点によって捉え方や考えることは異なるのが顕著に描かれてて面白かった。

Posted byブクログ

2023/09/07

一つの物事に対する見方は人によって全然違う、語る人によって全く違うニュアンスになるということをあらためて感じる作品。 それぞれが尖りすぎてるけど、そういうものか、とも思う。 途中で気が付いたけど、このお話、昔読んだことあったな笑

Posted byブクログ

2023/08/24

おばはんの頑固な正義は、時には善となり、時に悪となる。最初は嫌な奴だと思っていた、正義のおばはんがいい活躍していて感動した。 どんなに外見が良くても、幸せとは限らないことに気付かされた。その人には、その人の悩みがあって、それは家族でさえ分からない。他人事では無いようで、引き込ま...

おばはんの頑固な正義は、時には善となり、時に悪となる。最初は嫌な奴だと思っていた、正義のおばはんがいい活躍していて感動した。 どんなに外見が良くても、幸せとは限らないことに気付かされた。その人には、その人の悩みがあって、それは家族でさえ分からない。他人事では無いようで、引き込まれるストーリーだった。 そして、次は、、、

Posted byブクログ

2023/08/17

いつもみたいなどんでん返しやイヤミスはないけど、やっぱり湊かなえ作品はどれもあたりだなと感じた作品でした。 高級住宅街で起きる殺人事件をもとに、当事者の家族と向かいに住む2家族、合計3家族の視点からなるストーリーです。 読み終えて感じたのは、タイトルの秀逸さ。 観覧車とは言い...

いつもみたいなどんでん返しやイヤミスはないけど、やっぱり湊かなえ作品はどれもあたりだなと感じた作品でした。 高級住宅街で起きる殺人事件をもとに、当事者の家族と向かいに住む2家族、合計3家族の視点からなるストーリーです。 読み終えて感じたのは、タイトルの秀逸さ。 観覧車とは言い得て妙だと思いました。 上にあるあの台車はいつかは下になり、下にある台車はいつかは自分の上になる。 自分自身の台車の立ち位置も明確ではないけれど、初めから最後まで降りることはできず、そこに乗りつづけるしかないものの、まわった後に見える世界はまた少し違う。 まさに本作にぴったりのタイトルだと思いました。 登場人物に腹が立つこともありますが、そこまで読者を引き込んで描かれるストーリーは圧巻。なんともすっきりしない結末をすっきりとまとめあげる湊かなえさんらしさが出ている、とても素敵な作品だと思いました。 珍しくハートフルエンドですしね! 毎度思うことですが、登場人物の言葉ひとつひとつが正確にマッチしすぎて、湊かなえの中にはいくつ人格があるんだ?と思います笑 本当に面白いし、私も湊かなえさんのような文才が欲しい…

Posted byブクログ

2023/08/16

「告白」や「リバース」のような衝撃は無いものの最後まで惹き込まれるままに読めた。終始モヤモヤするけど、考えさせられる小説。犯人探しというより、登場人物の心情をメインに書かれている。湊かなえさんは、やっぱり人間の嫌な部分を書くのが上手い… ギリギリで踏ん張っているうちに、ある小さ...

「告白」や「リバース」のような衝撃は無いものの最後まで惹き込まれるままに読めた。終始モヤモヤするけど、考えさせられる小説。犯人探しというより、登場人物の心情をメインに書かれている。湊かなえさんは、やっぱり人間の嫌な部分を書くのが上手い… ギリギリで踏ん張っているうちに、ある小さなきっかけで転がり落ちてしまう。誰にでも、どの家族にも、起こりうる可能性があることにゾッとした。 ニュースを見て、自分が加害者や加害者の家族になることを考えたこともなかったけど、自分がその立場になったことを想像して、発言や行動を気をつけようと思った。 彩花の癇癪と良幸の彼女にイライラした。 というか、登場人物全員どこかしら歪んでる。 歪んだ形の家族でも、家族であり続けるし、生きていけるんだな〜と思った。

Posted byブクログ

2023/08/15

夜行観覧車、回り続ける観覧車に乗っていたのは高橋家 乗ってきたのは遠藤家 上から見下ろしていたとしても、必ずいつかは見下ろされることになる

Posted byブクログ

2023/08/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

観覧車は時間が進むと、先に乗った方が後ろに乗った方よりも高さが下になる。 そして同じ道を通り、同じ場所に帰る事になる。 遠藤家は、高橋家よりも後から家が建ったので、観覧車でいうと、髙橋家より後に乗り込んだ人達。 最初は、遠藤家が高橋家より見下されるポジションになっているが、殺害事件をきっかけに立場は逆になる。 まるで、観覧車に先に乗った人達が後半見下ろせる位置にいるように。 そして、遠藤家も高橋家と同じ道を行くかのように、あわや殺人事件になるような事が起きる。 そして、行き着く先は両家とも同じく、これからも同じ場所で住んでいくしかないという結果に行き着く。 物語が大きく進むのも夜なので、まさに『夜行観覧車』だなと感じました。 さと子も、両家の有様を見て下に感じた自尊心からか、私と息子夫婦が一緒に暮らしたらそんな事にはならないと思ってるんだろうなと思いました。 観覧車を外側からしか見たことがない人のように。

Posted byブクログ

2023/08/02

なんとまあ気持ちい収束の仕方でしょうか。誰も幸せではないかもしれない。誰も普通ではないかもしれない。でも、ある意味気持ちよく終われるのはさすが。

Posted byブクログ

2023/08/02

坂の上の高級住宅地 お医者様 有名私立中学校 イケメン お嬢様 これらのワードに憧れない人はいるのかしら? 私も真弓と同じ。なんとかハイクラスの仲間入りしたくて見栄を張るタイプ。 

Posted byブクログ

2023/07/26

よくわからんかった。 結局殺害動機はなんだ? 歪みながらも何だかんだ家族は続くというとがメッセージと解釈

Posted byブクログ