夜行観覧車 の商品レビュー

湊かなえ【著】

2013/03/01

高級住宅街の話。うん、コワイ。ホントにあり得そうだから余計に。やだな、こんな所住めない。でも、引っ越す時って実際どんな所なのか分からないよね。

どんでん返しがあるのかと思ったけど・・・なぁーんだ、、、って終わり。ちょっと残念。ドラマと所々違うからドラマはドラマで楽しみ( ´ ▽ ` )ﾉ

2013/02/26

ドラマを観ていて、無性に先の展開が気になり購入。

高級住宅地「ひばりヶ丘」で起きた殺人事件。そこに住む三つの家族の視点から、真相が明かされていく。

湊さんの小説にしては、さっぱりした印象。家族にしか解らない問題、悩みなど考えさせられたが、衝撃度は弱め。魅力的な人物がいない為、感情移入出来ずちょっと残念。

ドラマは後半にさしかかり、原作とは少し違った筋立てで、こちらはなかなか見応えあり♪

2013/02/26

最近立て続けに家族の物語を読んでいるけれど、湊かなえは人物描写が非常にうまい。
一人ひとりが実在する個人のように綿密に描かれているため、時に共感し時に反発する心が生まれる。
思い掛けない展開などはなかったけれど、読み物としては満足。

2013/02/26

高級住宅街を舞台にした三家族の物語。
医者である夫が妻に殺さるという事件が発端だけれど、
結局何を言いたいのかわからない、中途半端な話だった。
イヤミスというか、劣化版真梨幸子という印象。

お得意のどんでん返しもなく、キャラクタも意外性がない、最後まで子供は子供、イヤなババアはイヤなババア。
安い２時間ドラマのようだ。

2013/02/25

この本を母から借りた時、
「人の心って分からないなあって。
　自分がこう思ってしたことでも
　全然違って解釈されたりするんだな。」
との感想。
読むにつれ私も同じことを思った。

感心するのは心理描写の精緻さ。
登場人物は「ひばりヶ丘」の住人ではあるものの、皆様々に違う人々。
その一人一人の心、思考をこんなにも事細かに書けるものか、
と驚嘆した。
物語を書いているのは湊かなえという人ひとりなのに。
傍から見たら意味不明の言動、「どんな神経してるんだ？」って人物も、心理描写によってなんだか納得できてしまう。
共感こそしなくても。

結局のところ他人の気持ちは分からない。
この人のことはよく知っている、と思っても
自分の解釈の結果だ。

所詮人の心は分からない。それは悲観論では決してない。
「わたしが見たその人」と「その人自身」は比較できない別次元のものであり、
他人の全てを分かろうなんて根本から無理な話なのだ。

だからこそ「この人がわからない」というのは「その人を愛さない」理由には決してなり得ない。
「家族である」、「近くにいる」・・・
人を大切にする動機はそういった単純な事実だけで良いのだと思う。

2013/02/24

作者は「家族」ってものになんか恨みでもあるのか？
と、後半までは思わせられるような、そして
家族なんてろくなもんじゃないと気分が悪くなるような
ものがたりだった。

結局は救われるところはあるものの
最後は家族とは家族でいるしかなく
どうしようもない。

そして、世の中はどこか壊れている
歪んだ人間ばかりだとでも言いたかったのかと
思うような結末だった。

ただ、文章力なのか読みやすく
最後まで一気に読めてしまった。
だからまあ、おもしろいっちゃあおもしろいけれど。

一人暮らしの私には登場人物の誰にも
共感できるものはない。
別世界の作り話、ただそれだけのような気もする。

2013/02/24

ドラマが気になって買ってみたけど、ドラマとは全く別物みたい。
子供に過度な期待を寄せちゃうのはわかるかもしれない。
けど、諦められたらそれはそれで悲しいな。

2013/02/24

非日常な事件が、登場人物の感情や感覚からそんなに遠くない現実に感じられた。
ある意味重い内容だけど読みごこちは重くない。
ネガティブな感情が心の中に入ってくるのではなく肌の撫でていくような、そんな感じ？

2013/02/23

遠藤家の話はちょっと生々しくて気味悪かった。

後味は…とても悪いけど。。。
でも、現実だったらたぶんこういうふうになるんだろうなと思う。
ハッピーエンドなのかどうなのか…

あえてもろにハッピーエンドにしないのが湊さんらしい。
人間関係がとてもリアルに書かれていて
一気に読んでしまう。

このあと、どうなるのかが知りたい。
ドラマとは全然構成が違うのも見所。

2013/02/23

やや消化不良だった。ドラマはきちんと見てないが、随分と原作とは異なるよう。時系列が多少前後して、それぞれの人物の視点で書かれている。事件そのものに余り謎が無いからか？期待して読み進めた割には予想外の展開は無かった。