夜行観覧車 の商品レビュー

湊かなえ【著】

2013/02/23

高級住宅街で起こった妻がエリート夫を殺すという家庭内殺人。
近所に住む家庭内に問題を抱えている遠藤家や小島家。

どちらかというと真弓や淳子の視点で感情移入してしまった。
自分だったら子供に過度な期待や干渉をせずに、溢れる愛情だけを持って子育てしていけると自信を持って言い切れるのか、ちょっと不安になった。

これまでの湊かなえ作品の特徴でもある、ゾクゾクとさせるいい意味での読後感の悪さはなし。
ハッピーエンドとは言えないが、それぞれの三家族に微かな光を感じさせるラスト。
ホッとする反面、ラストのインパクトに欠けちょっと物足りない気もしてしまった。

2013/02/23

典型的な奥様像だった
口の中に土を突っ込まれるのはよしていただきたいですね。
すごくドロドロしていた印象でした

2013/02/22

ドラマで気になったので購入してみました(｡･ω･)
彩花がとにかくいい味出してますね、魅力的でした

録り貯めてたドラマも楽しみます
彩花の演技が難しそう、楽しみです(^^)

2013/02/22

湊かなえ５冊目。
寝る前に読み始めて途中で止められずに一気読みしてしまいました。
視点がどんどん変わるのはいつもどおりでした。
高級住宅地だけじゃなくてどこの家庭でも何が引き金になって壊れていくかはわからないんだろうなぁ。

ドラマは観てません。他の方のレビューを見てると面白かったみたいなので機会があれば観たいかも。

湊かなえさんの作品はいつもうわぁ～と思ってしまうのについつい買ってしまうのは文章がうまいからなんだろうなぁ。

2013/02/22

どこにでも、いる家族。

ちょっとした一言が
スイッチを押してしまう。

自分もそうなってしまうかも。。。
なんて、思わせるのが、
これまた。。。

言葉って怖いなって思う。
湊かなえさんの本は
何冊か読んだけど、
言葉を取り扱うのが上手だなって思った。

2013/02/21

結末にちょっとモヤモヤしました。高橋家の兄弟にとってはあれが最善なのかもしれませんが、本当のことを話した方が良かったのではと思います。

二次元ではシスコンブラコンが当たり前なので、高橋家みたいな普通の兄弟は新鮮ですね。比奈ちゃんはファザコンですが。

2013/02/21

ドロドロしている。それぞれの闇がチラチラ見えていき、だんだん事件が輪郭を持ってくるようになる。後半にいくにつれ読むのが止まらなくなった。
彩花ほんとやなやつ、というかだめなやつ。だけど、何にでも噛みつきたくなる気持ちはわからなくない。
それぞれの人物について、書こうと思えば深い物語ができそうな気がした。

2013/02/20

初・湊かなえ作品。
初めから最後まで、ひたすらに人間が気持ち悪い印象だった。内容は面白くてどんどん読めてしまうのだけれど、吐き気がするほどに登場する人間が気持ち悪くて、気味が悪かった。
でも、よくよく考えれば、毎日似たような風景はそこら中にあるわけで。何よりも、誰でも高橋家にも遠藤家にも、或いは小島さと子にもなりうることが一番恐ろしいと思う。
人物が一人一人しっかりしているから
視点がぐるぐるとめまぐるしく変わっていっても、それぞれ迷子になることはなかった。

2013/02/20

久々の湊かなえ。しらっと日常的なこと書いてあるけど、ずっしり来る内容やった…自分の子供も思春期になればどうなるやろか…と考えてしまった。

2013/02/19

　ドラマを見ていてその先がどうなるのか気になってたまらず、原作を読みました。
　ドラマは原作とは若干設定を変えてあり、犯人は誰か？というところで長いこと引っ張っていますが、原作はその辺がわりとあっさりしています。

　えげつなさは「告白」ほどではありません。読後感も、湊さんの作品の中では爽やかな部類に入るのではないでしょうか。

　ドラマ、原作ともに、身の丈に合った暮らしをすることがどれほど幸せなことかということを教えてくれるようです。